2011/07/30
会社で使用しているMacBook Pro 13インチ(Late 2010)が起動しなくなりました.Mac OSのDVD-ROMから起動してディスクユーティリティで修復をかけてみたものの、修復できないエラーがあると表示されたのでHDを交換することにしました.
もともと入っていたのは日立(HGST)製の320GB.手元のストックを見たらちょうど同じ製品があったのでこれを使うことにしました.が、HD交換してDVD-ROMから立ち上げたところ、妙に起動が遅いのです.しかも最初の言語選択画面での反応も遅く、クリックしてから数分待たされます.極めつけはHDを認識しません.ディスクユーティリティで初期化をかけようにもリストに表示されないので手のうちようがありません.HDを取り出してUSB外付けケースに入れて自分のMacBookにつなぐともちろん認識されますし、ディスクユーティリティで初期化もできます.しかしもう一度試してもダメ.壊れたHDを入れてみるとDVD-ROMから普通に立ち上げることができます.DVD-ROM側のなにかが影響しているのかと思い、MacBook Pro付属のDVD-ROM以外にも市販のSnowLeopard、そしてLionでも試してみましたがやっぱりダメ.交換したHDに原因があるのかもとWesternDigitalの320GBでも試しましたがこれもダメ.
「システム情報」をチェックすると、「シリアルATA」のところでチップが正常に認識されていないのが確認できました.この辺になんらかの原因があるようです.
まる一日かけてあれこれと試してみましたが、結局お手上げでアップルストア渋谷に持ち込む羽目に.なんだか負けた気分で悔しいです.代理で持ち込んでもらいましたが、ジーニアスバーの対応はとりあえずHDを交換してみるとのことでした.
【補足】
修理から帰ってきました.HD本体と、HDとロジックボードをつなぐケーブルを交換したそうです.ケーブルの不良でHDの認識不良が起きるのは理解できますが、上記のような症状につながるのはちょっと不思議な気もします.まあ直ったようなのでよしとしましょう.
2011/07/28
会社からの帰り、バスの中でTwitterを見て知りました.まだ40歳だそうです.早すぎです.悲しいです.
自分がレイハラカミを知ったのはiTSで販売されているのを試聴してからなので、初期からのファンではありません.試聴したときの奇妙な感覚は未だに忘れられません.足下が急にふっとなくなるような不安定感、ゆらぎ、それでいて不思議な安らぎ.いつのまにかすべてのアルバムを購入していました.
矢野顕子はレイハラカミの音楽を「世界遺産級」と評しましたが、そこに疑う余地はありません.唯一無二の音楽であり、かわりになるような音楽はありません.
心よりご冥福をお祈りいたします.
2011/07/26
RICOH GR DIGITAL III
7月2日に注文をして絶賛納車待ちのロードスターについてのもろもろ.
納車予定日について.
昨日ディーラーの営業担当に尋ねたところ、ラインに乗るのが8月3日、できあがって納車前点検などを経て、実際に納車されるのはやはりお盆明けになると思われる、とのことでした.先日、早くも送られてきたローン確認の手紙には「納車予定:7月」と書かれていて、もしかして早まる?なんて期待していたのですが、ぬか喜びでした.
オプションについて.
メーカーオプション.レザーシートパッケージなるものをつけました.正直なところ、レザーシートにさしたる思い入れはないのですが、これを選ばないと幌がクロス(布)にならないのです.クロス幌は以前にNAロードスターに乗っていたときからの憧れだったのでここは譲れません.レザーシートパッケージには他にシートヒーター(これはちょっと嬉しい)とか合皮のドアパッドなどがつきます.
オーディオ.ロードスターは標準ではスピーカーが4個ついているだけで、2DINスペースのコンソールにはなにもついていません.なのでなにも注文しないとフタすらなく、がらんどうで中の配線が見えているような状態で納車されます.試乗車もなにもついていなく、ナビの画面を印刷した紙でふさがれていました.試乗車なのにこのケチりかたはないだろうとさすがに思いましたが.
マツダ的にはカーナビをつけるか、ボーズのオーディオユニットをつけて7スピーカーにステップアップ的なところをオススメしているようですが、RX-8のボーズで音の悪さにうんざりしたのでボーズはパス.ナビも高いうえにどれも一長一短なので見送り.結果、4スピーカーのままディーラーオプションのクラリオンのフルマトリクス液晶モニタ付きのユニット+iPod接続ケーブルを選択.が、困ったことにこのクラリオンのオーディオ、仕様がまったくわからないのです.ショップオプションのオーディオなんて、通常であれば同等品が店頭売り商品として用意されているものですが、該当する製品もなくまったくの不明.わかるのはCD/FM/AM対応で30W×4でiPod対応、オプションでバックカメラがつけられることくらい.カタログとか説明書を営業担当に催促したのですが、どうやらない模様.
その他.フォグランプはデザイン上ないとおかしいので装着.最初からつけておけよ、とも思うのですがライトの色やベゼルの色が選べるので、選択の余地を残すためにオプション扱いになっているのかも.お飾り系アイテムとして、サイドウィンカーランプにクロームのリング、給油口にクロームのキャップ.あとは基本のフロアマット、そしてETC.
希望ナンバーについて.あれこれと悩みましたが、結局1701に.いつも通勤でお世話になっている井の頭線の車両番号からいただきました.というのはもちろんウソで、こちらからいただきました.コアなファンではないですが結構好きなのですよ.
2011/07/25
昨日でアナログテレビ放送が終了しました.
とはいってもさしたる感慨はないですね.アナログ放送が終了しても地デジで普通に見られるし、そもそも最近はテレビ(地上波)を見る機会が激減しているし.
・・・とか思いつつも最期を見届けるかと思って、自宅で唯一残っているアナログチューナー搭載機であるところのDVDレコーダの電源を入れたところ、「アナログ」の文字も出ず、警告表示もなくSD画質とはいえ普通に見れてしまいました.チャンネルを変えているうちに気付いたのが「デジアナ変換」のテロップ.自宅はCATV経由で放送を見ているので2015年3月末までは従来のテレビでもテレビ放送が見られるのでした.
ここ数日は駆け込み需要で家電量販店にTVを買いに来る人が多く、アンテナの設置工事が予約待ちみたいな状況になっているそうです.こうした人たちのなかにも実はCATV契約で急がなくても普通に見られる家も実はあったりしたのではないかという気がします.
2011/07/23
Mac OS X Lionをインストールしてから3日が経過しました.
仕事で実際に使いながらカスタマイズを施し、あれこれと試してみた感想です.
【メリット】
1. 再起動後も動作環境が自動復帰
Macを起動したら必ず使うような定番アプリがいくつかありますが、そうしたものが起動後にすぐに使える状態になるのは便利です.ただし、それらの状況を保存/読込するためか終了や起動に時間がかかるようになったのはマイナス.
2. LaunchPad
今までランチャーアプリを使用していましたが、指4本をすっと内側に寄せるだけでアプリケーションの一覧が出てくるのは便利です.この辺はiOSからのアイディアを流用したようで、フォルダにまとめることもできますが(ただし1階層のみ)、画面の広さと起動の使い勝手を考慮したらフォルダにまとめないほうがいいように感じました.
3. スクロールバーの消滅
ウィンドウの右端に表示されていたスクロールバーが必要なときのみ表示され、普段は消えるようになりました.スクロールバーには表示している書類のおおまかなボリュームをチェックできるという機能性もありますが、なくなることですっきりしました.もちろん設定で常に表示させることもできます.
【デメリット】
1. SpacesとExposeがMissionControlに統合
SnowLeopardでは、VMWare FusionでWindows XPを動かす場合のみSpacesを使って別スクリーンでフルスクリーン化して使っていました.VMWare Fusionはスクリーン2で起動という指定もできて便利だったのですが、Lionではそのような指定はできないようで、起動後にMissionControlの画面を出して割り振る必要性があります.
2. ウィンドウボタンの小型化
Finderや各アプリケーションの左上にあるクローズや最大化などのボタンが小さくなりました.慣れのせいもあるのでしょうが、マウスカーソルを若干合わせづらくなりました.また、Safariのタブのクローズボタンも同様に小さくなったのか、今までの間隔でカーソルを持って行って閉じようとしてもうまく閉じれないことが多々あります.
3. フルスクリーン
MailやSafari、iTunesなどApple純正のソフトが対応していますが、フルスクリーン化してしまうとメニューバーすら表示されず、使いづらいです.新しい技術は一通り試してみるほうですが、この機能は早々に使うのをやめました.
4. PowerPCアプリの非サポート
主要アプリはIntel CPU対応になりましたが、個人が作って提供してくれているようなユーティリティでIntel化されていないようなものがあって、動かなくて困るものがありました.SnowLeopardのときまではRosettaというシミュレータでPowerPCアプリをサポートしていたので、同様のことがLionでもできるはずなのですが、すでにIntel化されてから年数もたっているのでそろそろいいだろ的なAppleの判断でしょうか.
【どちらともいえないもの】
1. スクロール方向の反転
Lionでいちばん話題になったものですね.WebやTwitterのタイムラインをスクロールさせて感覚を徐々に慣らしましたが、まだちょっと間違えます.iPadで間違えることなどはもちろんありませんが、トラックパッドだと躊躇するのも不思議な感じです.
2. 操作系の変化
今までも二本指で画面スクロールや三本指でブラウザ画面の前後移動などが用意されていましたが、今回はさらに多種多様のジェスチャーが用意されています.標準ではなぜか三本指でのブラウザ画面の移動ができなくなっており困りましたが、カスタマイズでできるように設定し直しました.マウスでは対応の難しいジェスチャー機能がこれだけ増えているということは、そのうち全面的にトラックパッドに移行くらいのことをしてきそうです.
3. 自動保存機能とバージョン管理機能
Office2011をはじめ、普段使っているソフトのほとんどが対応していないので待ちの状態です.バージョン管理機能についてはTimeMachineで常にバックアップされていることが必須のようなので、手動で外付けHDをつないでバックアップしている自分の場合には恩恵にあずかれないようです.
4. Mail
数日前にSnowLeopardのMailでデータが消えた件を書きましたが、Lionになってデータの保存方法が変わりました.保存場所自体はユーザフォルダのライブラリなのですが、ライブラリフォルダ自体が不可視属性になり、メールデータも細かくフォルダ分けされています.
5. Safari
今は時間がないけど、あとでこのページを読むようにクリッピングしておきたい、という機能が付加されました.iOS5でも実装され、同期できるようになるとのことなので、そうなるとかなり重宝しそうです.
前評判では今回のアップデートは微妙じゃないのか的なこともいわれていたのですが、一長一短ですね.すでにMac OS X自体の完成度が高いので、細かな付加価値で魅力を出さざるを得ない段階に来ているのかもしれません.