2012/04/30
先日もイヤホンを買った話を書きましたが、さらにもう1個購入しました.
ソニー・ミュージック・コミュニケーションズ製の「MDR-EX800ST」です.
製造はソニーなのでしょうけど、ソニー製ではないのは、これが業務用の製品だからです.
RICOH GR DIGITAL III
外箱です.表側には「MDR-EX800ST」としか書いてない真っ白な箱に入ってます.いかにも業務用って感じです.
こんな製品ですが、ヨドバシカメラで購入しました.
RICOH GR DIGITAL III
裏面にはさらっと「業務用だから保証期間ナシね」と書いてます.
RICOH GR DIGITAL III
パッケージの中身.紙を折りたたんだだけの簡素な説明書と、本体、サイズ違い(S/M/L)のイヤーピース、そしてケース.ソニーの高級イヤホンはやたらと手の込んだパッケージや大量のイヤーピース、本革製ケースなど装備てんこもりですが、これはシンプルそのものです.
RICOH GR DIGITAL III
イヤホンはこんな形状.同様の形状をした製品にMDR-EX600とMDR-EX1000がありますが、若干デザインが異なります.
ちなみにEX600はタイ製、EX800STとEX1000は日本製です.
RICOH GR DIGITAL III
右は赤、左は青、とはっきり色を変えてあります.EX600やEX1000にはここまではっきりとした色使いの違いはなかったような.この辺もプロユースのゆえんでしょうか.ただし、触っただけでわかるような突起のたぐいはないようです.【訂正】左側上部に突起があるので左右の判別が可能です.
RICOH GR DIGITAL III
こうしてケーブルの交換ができるようになっています.
ケーブル自体はEX600やEX1000と互換性がありますが、取り付け部分が金属製なのはEX800ST用のみです.
ケーブル長は1.6mなので胸ポケットにiPhoneを入れた状態では、ケーブルをもてあまします.EX1000用の0.6mケーブルが使えるのですが、音質が変わってしまうなんていう話もあるようで微妙なところです.
肝心の音質について.
当初、Mサイズのイヤーピースを使って聴いていましたが、どうもこもりがちでキレがありません.こんなもんかなーと思っていたんですが、Sサイズに交換したところ期待通りの音が出るようになりました.自分は他のイヤホンではMサイズを使っており、Sサイズでは外れてしまうのですが、EX800STの場合は耳に引っかけて後ろにケーブルを流す構造なので、外れることはありません.
先日購入したJVCのHA-FX3Xは鼓膜を揺らすほどの低音重視で迫力のある音をしていましたが、EX800STに関してはプロユースの製品らしく誇張の少ない、クリアな音をしています.っていうか、対極にあるような製品なのでこの両者を比較すること自体、間違っているかと思いますが.
音質はさすがですね.安いイヤホンでは埋もれて聞こえないような音がしっかり聞こえます.
得意/不得意なジャンルというのはなさそうで、解像度が高いのでクラシックのピチカートのような奏法も一人一人の奏でる音までしっかり聞き取れます.解像度が高い故にモニター系のイヤホン/ヘッドホンは聴き疲れするという話もあるようですが、自分は気にならないですね.
遮音性はイマイチ.遮音性を高めたスポンジを組み込んだタイプのイヤーピースがソニーから出ているのでそちらを注文したのですが、相当な品薄のようでいつ入荷するかすらわからない状況のようです.騒がしいところなんかで聴くには、HA-FX3Xのほうがよいかも.
そこそこお値段のはる製品ですが、それ相応のクオリティはあると思います.
2012/04/29
昨日のナックルサポートは通販で購入してディーラーに持ち込んで取り付けをしてもらったのですが、そのときいっしょにアンテナも購入しました.
RICOH GR DIGITAL III
これが標準のアンテナ.ちょっと長すぎるような気がして、以前から気になっていました.
RICOH GR DIGITAL III
これが交換後のアンテナ.とくに購入先のところには説明はありませんでしたが、ネットから集めた情報によると、どうやらホンダS2000のアンテナのようです.
流用品ということもあって、交換したところにわずかに段差ができて台座のシルバーが見えていますが、これはこれで悪くない感じです.
ラジオの入り具合については、自宅近辺では違いはわかりませんでした.たとえば箱根や御殿場あたりまで行ったときに東京のFM局が入るかどうかとかそういうシビアな条件ではもしかしたら違いが出てくるのかもしれませんが、まだ試していないのでわかりません.
2012/04/28
昨日書いた「ロードスター的幸福論」のボディ剛性の話とリンクしたネタなのですが、足回りの補強としてニーレックスの「プロスペック・ナックルサポート」を取り付けました.
RICOH GR DIGITAL III
ステンレス製のそれほど大きくないパーツです.コの字型をしたパーツで力を入れるとたわみます.ネットでは高い評判を得ている製品でディーラーのサービスマンもオススメの製品なのですが、現物を見て「コレでそんなに変わるものかな・・・」と正直いって半信半疑でした.
Apple iPhone 4S
いつものようにディーラーで取り付けてもらいました.作業スペースは珍しくもロードスターが3台も並んでいました.
で、感想ですが.
ディーラーを出て加速したときにまず安定性を感じました.信号待ちで停車してギアをニュートラルに入れた状態でシフトノブの振動が減りました.軽快さはそのままに不快な振動がカットされた感覚です.なるほど、高い評価を得ているのも納得です.素晴らしい.
あんな小さなパーツでここまでの違いが!と驚きの逸品ですが、それもそのはず、以前にマツダでスポーツカーのテストドライバーをしていた小田さんという方が開発に協力しているのだとか.
ニーレックスにはボディ剛性をあげるための下回りに取り付ける補強パーツがいくつか出ています.そちらも気になってきました.
【補足】
首都高を走ってみたのですが、道路のつなぎ目などで振動がきてハンドルのブレに繋がっていたのが抑えられて、上手にいなしている感じがしました.運転の楽しさは変わらないまま、疲労感が減る感じです.
2012/04/27
Apple iPhone 4S
貴島孝雄さんの『ロードスター的幸福論』という本を読みました.
貴島さんは二代目と三代目のロードスターの主査(開発の責任者)を務めた方であり、初代ロードスターにもシャシーの設計に携わるなど、ロードスターの開発の重責を担ってきた方です.
今はマツダを定年退職し、大学で教鞭に立つ貴島さんがロードスターを中心に今までを振り返ったのがこの本です.
マツダは規模的にはさして大きくない自動車メーカーですが、RX-7からRX-8に続くロータリースポーツカー、そしてロードスターというライトウェイトスポーツカーという2台のスポーツカーがあります.この規模の会社でなぜこういう売れ筋でもないマニアックな車が2台もあるのか(まあ、RX-8はもうすぐ販売終了してしまいますが・・・)不思議だったのですが、
・スポーツカーを作りたいという開発スタッフが少なからずいたこと
・それを上長を含む会社が残業や休日出勤ならばと認めたこと
・一般的な乗用車としての設計からはずれたようなこと(製造面で手間やコストがかかるようなものであっても)ある程度は通せる環境があること
というようなことから作り出せたそうです.この貴島さんにしても、本業は商用車の開発で、その傍らでロードスターに携わるという、トヨタなどでは絶対にあり得ないような兼務をしていたそうです.
こうしたマニアックなスポーツカーを作るような環境って、規模の大きな自動車メーカーになるにつれてどんどん厳しくなってくるのではないでしょうか.スポーティーなイメージで売って大きくなったのに、今では売れ筋のミニバンとかコンパクトカーばかり作っているメーカーとかもありますが、社内スタッフ的にはスポーツカーを作りたくてもマーケティングや経営側が首を縦に振らないとかあるのではないのかなと思います.
ところで、主査を務めた貴島さんが語るロードスターの内容から、どこに重点を置いて開発したか、逆にコストなどの理由で手をかけられなかった箇所がなんとなく見えてきたような感じがしました.
たとえばサスペンション.初代からロードスターはフロントに「ダブルウィッシュボーン」という複雑な形状をしたサスペンションを採用してきました.本来ならばコスト的に役員の許可がおりないようなものであるにも関わらず強引に通してしまうなど、深くこだわったものであることがわかります.ダンパーもビルシュタインの採用にあたっては社内基準を無視してまでこだわったとあります.
逆に「主査としてコスト面に気を遣うことの例」として、ボディ剛性をあげているのが気になりました.たしかに剛性の弱さを気になることはあるので、これから手を入れて行くにあたって大きな参考になると感じました.
こうして手塩にかけて育てたロードスターですが、貴島さんも二代目、そして現行の三代目を購入されたそうです.自動車雑誌かなにかで目にしたのですが、主査だからといって自分の手がけた車を買う人は決して多くはないのだとか.そういう点からしても、いかに愛着をもっているかがわかります.
最後に余談ですが、自分の乗っているロードスター、三代目、NC型のマイナーチェンジモデルなので「NC2」なんて勝手に呼んでいたのですが、実際にNC2というのが正しいようです.
2012/04/25
本日で年齢の十の位の数値が変わって不惑、つまり40歳になりました.
40歳なんて遠い先の話だと思っていたんですが.
ヌルい生活を送ってきたせいか、イマイチそうした実感はわきませんね.
不惑なんていう年齢になっても、相変わらず迷いまくりです.心の迷いもさることながら、物欲はいつまでたっても収まりませんね.でも、そこが収まるようになったらダメなんじゃないかっていう気もなんとなくあるので、これはこれでよいのでしょう(ということにしておいてください).