2019/09/17

金沢・能登旅行(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:16

 金沢と能登旅行、つづきです.

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 能登の入口あたりの羽咋市に「千里浜なぎさドライブウェイ」という道路?があります.日本で唯一、世界でも3ヶ国にしかないといわれている、波打ち際を走れる場所です.以前から金沢や能登に車で旅行に行ってみたい、そしてそのときは必ずここを走ってみたいというのが願望だったのですが、ようやく走ることができました.

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 天気にも恵まれ、風もそれほど強くなく、絶好のコンディションです.夏場は混雑するようですが、9月の平日ということもあって、めいめいが適度に間隔をあけて好きな場所に停められる余裕がありました.
 なぜここだけが車が通行できるのかというと(観光バスも走れるそうです)、他の場所に比べて砂が細かくて目が詰まっているので硬いからだそうです.波打ち際を靴で歩くと海水がじんわりと砂からにじみ出てくるだけで足跡もつかないんですよね.車で走ってみても、硬い路面を走っている感覚がありました.

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 当然のごとく屋根を開けて走りましたが、とても気持ちがいいです.
 ……が、やはり気になるのが海水や潮風の影響.そして砂.近くにある「道の駅 のと千里浜」には無料で使える下回り洗浄用のシャワー施設がありましたので、使わせていただきました.ただ、車体の途中までシャワーの水がかかって車体の汚れが目立ってしまったので、さらにその近所にあるガソリンスタンドで洗車機に入れて、マットも洗浄しました.さらにさらに、シフトブーツのあたりに砂が残っていたので、帰宅後に掃除機で念入りに掃除しました.

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 「道の駅 のと千里浜」で下回りを洗わせてもらったついでにお昼をいただきました.
 ここの道の駅はそこそこ規模が大きく、お土産だけでなくお弁当やパン屋、レストランも併設されています.
 食後にいただいたジェラート.「能登の塩」と「お米」を選んだら抹茶を一口だけおまけしてもらえました.甘さが控えめなところに旨みのある塩味と、本当にお米の入ったジェラートがとても美味しかったです.

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 さらに能登半島のかなり奥まで進み、輪島の市街地を抜けた先の「白米(しろよね)千枚田」まできました.

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 千枚田といってもほとんどは千枚もないのですが、ここは本当に千枚(正確には1,004枚)もの田んぼがあります.

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 訪れたときはちょうど収穫の時期で、田植えの時期などに比べると畦道が見づらいものの、海に面した斜面に稲穂が揺れる様子は美しいものでした.

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 千枚田を維持するためにスポンサー制度を採用しており、なかにはこのような方々も.あとで知ったのですが、永井豪は輪島の出身だったのですね.

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 白米千枚田近くの駐車場には道の駅があり、「輪島サイダー 里山」なるものが売られていたので飲んでみました.
 煮切り酒(アルコールを飛ばしたお酒)が使われており、ほのかに米の雰囲気を感じます.

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 この日の宿泊は和倉温泉に.加賀屋に代表されるような巨大なホテルのような宿が多いのですが、そのなかでクラシックな趣の渡月庵に宿をとりました.

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 大正4年の築だそうで、歴史のある作りです.部屋の中は写真は撮っていませんが、欄間なども手の込んだ細工でした.
 ただし、歴史的な建造物ということもあって改築が難しいらしく、部屋にはお風呂やトイレはありません(洗面台はありました).

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 夜になってから外から撮影した全景.趣があっていいですね.
 ただ、周囲が大型の宿泊施設が多いからか、そうした宿に泊まっている方々が物珍しさからか写真を撮っていかれるので、障子を開け放ったままにしておくと部屋の中が見えてしまうのが難点ではありました.

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 和倉温泉は名前は聞いたことありますが(昔から特急の停車駅ですし)、訪れたのはこれが初めてです.
 温泉街にありがちではありますが、各温泉宿が食べ物からお土産売り場まで網羅してしまっているので、飲食店や店舗がそれほどないので散策してもそれほど見るところがないのが残念ではあります.
 なんかモニュメントというかオブジェのようなものがあったので、なにかと思って近づいたら……

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 温泉卵を作るスペースでした.
 温泉卵ができるのを見つめているのは白鷺ですが、白鷺といえば思い出すのが道後温泉.道後温泉本館の屋根にも白鷺がいますね.自分が宿泊した渡月庵の屋根にもいました.「白鷺が温泉を見つける」という、白鷺伝説的なものが遠く離れた場所で存在しているのもなんか不思議な感じではあります.

 翌日は輪島の朝市を見物し、再び金沢駅に戻ってお土産などを買ったのちに帰宅しました.

 走行距離は1,500km弱.往復の高速道路は退屈でしたが、能登は千里浜なぎさドライブウェイはもちろんのこと、一般道路も気持ちよくドライブできるいい道路でした.

2019/09/16

金沢・能登旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:13

 遅い夏休みを利用して金沢と能登に旅行に出かけてきました.車を使った旅行では基本的に一人旅なのですが、今回は母親も同行です.
 東京から金沢まで車で向かうには、関越道を使うルートと中央道を使うルートがあります.不思議なことにどっちを選んでも約500kmとほぼ同じです.今回は実家のある静岡を回ったので、そのどちらでもない新東名を使ったルートを選びましたが、それとて550km程度です.北陸は遠いイメージがありましたけど、思ったほど遠くないですね.数年前に新幹線も開通しましたし、行きやすい場所になった印象があります.

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 初日は15時くらいに金沢に到着したので、ホテルにチェックインしたのちに近所の喫茶店でコーヒーを飲み、夕飯をいただきに金沢駅に向かいました.鼓門は相変わらず存在感があります.

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 会社で「金沢でおすすめの食事処」を尋ねたところ、一押しといわれたのが回転寿司店の「もりもり寿司」.回転寿司とはいえ、レーンに回っているものは少なく、基本的には注文していただくスタイル.太平洋側に暮らしている身からすると、見慣れない寿司ネタが多くてあれこれと食べたくなります.写真は「店長おすすめの5貫寿司」.もちろんのどぐろ入り.他にもメギスやホタルイカ、ガスエビなどをいただきました.どれも美味しかったのですが、ホタルイカが自分はお気に入りでした.

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 翌日はバスの一日乗車券を使って移動の足としました.金沢の主だった観光地は比較的コンパクトにまとまっているのと、茶屋街などは駐車場にそれほど余裕がないこと、それに加えてバス網が充実しているのでバス移動が便利なのです.
 が、ここで一つ問題が.宿泊先に選んだホテルが武蔵ヶ辻というアクセスのいい場所で、しかもすぐそばで一日乗車券も売っていることまで調べていたのですが、売り場がデパートの中で10時まで購入できなかったのです.
 なので朝は10時までに近江町市場を一回りし、尾山神社まで歩いてきました.

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 御朱印をいただきました.昨年秋の旅行以来御朱印をいただいていなかったので、令和になって初めての御朱印となります.

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 バスの一日乗車券も手に入ったので、ひがし茶屋街に.昼間は観光客も多く、賑わっています.

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 森八の喫茶店で一休み.ほうじ茶に生菓子をいただきました.翌日が中秋の名月ということもあってか、出てきたお茶菓子はうさぎでした.そういえば前回、同じような時期に訪れたときにはすすきを型押ししたお菓子でした.

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 つづいて道路と川を渡った反対側にある、主計町(かずえまち)茶屋街に.こちらは観光客向けの店もほとんどなく、昼は落ち着いた雰囲気です.

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 昼食は近江町市場内の店で海鮮丼を.もっとボリュームたっぷりの海鮮丼もあるのですが、ここはやや控えめに.とはいえ、十分な量で美味しくいただきました.

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 食後に市場内の店で「じろ飴のソフトクリーム」をいただきました.「じろ飴」というのは、麦や米を原料とした、砂糖を使わない水あめ状のものです.水あめよりも甘みがあっさりとしています.また、ソフトクリームも甘酒味で、じろ飴ともよくあっていました.

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 兼六園や金沢城公園など定番の観光地を巡り、いったんホテルで一休みしたのちに再びひがし茶屋街に.
 まだ18時半くらいの様子ですが、昼間の観光客で賑わっていた様子は微塵もなく、茶屋街本来の落ち着いた雰囲気です.

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 ひがし茶屋街入り口にある洋食店「レストラン自由軒」です.1909年の創業というので、100年以上の歴史のある店です.

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 いただいたのは「ランチ」.「ランチ」という名前ですが、終日注文できます.
 ハンバーグにポークソテー、エビフライ(ベシャメルソースつき)、そしてクリームコロッケ.さしづめ、大人のお子様ランチといった風情でしょうか.サラダと味噌汁(この辺が洋食店らしいところでもあります)もついてボリュームある一品でした.他にも気になったメニューがいくつかあったのですが、カウンターで多くのお客がオムライスを注文していたので、次回訪れた際にはオムライスを食べてみようと思いました.

 つづきます.

2019/08/03

銚子旅行

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:07

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 今年も銚子旅行に出かけてきました.記録に残っている限りでも8年連続8回目です.実際にはもう数回は行っていそうですが.

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 前回の伊勢旅行まではGPSロガーはHOLUXのM-241を使っていたのですが、GPSのロールオーバー問題があって日付が正常に記録できなくなるという問題が発生するそうなので、新たなGPSロガーを導入しました.GARMINのeTrex 20xです.

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 銚子駅からは銚子電鉄に乗り換えます.
 ここ数年は「狐廻手形デラックス」という、特典のついた一日乗車券を購入していたのですが、発売終了になってしまいました.通常の一日乗車券である「狐廻手形」と周辺のバスにも乗車できる「銚子1日旅人パス」が販売されているので、今回はバスにも乗ってみようということで「銚子1日旅人パス」を購入しました.

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 乗った列車は「大正ロマン列車」としてレトロな仕上げになっていました.

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 仲ノ町駅で下車して、ヤマサ醤油の工場に.ここでしょうゆソフトクリームをいただくのも、例年のことです.
 しょうゆソフトクリームを売っているところに、しょうゆの味見コーナーがあって色々な種類のしょうゆを味見できます.同じヤマサのしょうゆでも製品によってずいぶんと味が違うものだと感じました.また、そのしょうゆをしょうゆソフトクリームに垂らすとさらに味わい深くなります.
 味見をしたしょうゆのなかでも美味しく感じた、旨み成分が通常のしょうゆの1.5倍以上というソヤノワールを併設の売店で購入しました.昨年まで売られていた、ジョエル・ロブションのしょうゆとたれが売られていなかったので尋ねたら、昨年ジョエル・ロブションが亡くなったので契約が切れて販売終了になったとのことでした.昨年のうちに買っておけばよかったです.

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 しょうゆ工場を出て線路沿いを歩いていたら、さっき乗った列車が銚子駅方向に戻ってきました.

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 お昼は銚子漁港の近くにある「丼屋 七兵衛」に.7月ごろのイワシは「入梅イワシ」といって脂がのって美味しいのです.この時期に毎年銚子に出かけるのも、これが目当てです.
 鯖寿司と、アジのなめろう、それにマイワシの漬け丼です.例年であればイワシのコース料理をいただくのですが、結構量が多いのと、アラカルトで他のものも食べてみたいということで今年は単品で注文しました.

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 バスに乗って銚子ポートタワーに行きました.
 「銚子1日旅人パス」を使うと観光用の周遊バスにも乗れるのですが、スマホのナビアプリでバス停の場所に向かったところバスが来ないどころかバス停すらありません.どうしたものかと調べてみたら、なんと4月で周遊バス自体が廃止されてしまっていました.ちょっとづつ銚子という街が廃れていっているのがこういうところからも感じられて寂しい限りです.なので、別のバス停に向かい、1時間に1本しかない路線バスで銚子ポートタワーに行くことに.

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 ポートタワーからは周辺の港はもちろん、犬吠埼も見渡せます.犬吠埼と反対側には利根川が.利根川の先は茨城県です.

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 バスで銚子駅に戻り、再び銚子電鉄に乗って犬吠駅で下車しました.
 おやつとしてたい焼きをいただきました.たい焼き売り場へと導く道路のたい焼きの絵が味わい深いです.

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 犬吠埼に向かって歩いていると、長いこと廃墟だった温泉旅館に足場が組まれて工事がされていました.遠目に見た感じでは外壁を綺麗にしているように見えたのですが、どこかが買い取って新装オープンするのでしょうか.景観的にはとてもいいところにあるので、ちょっと興味あります.

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 犬吠埼の灯台の手前に数軒の食堂や土産物店がありますが、そのうちの一軒がリニューアルされて若者向けのカフェ兼休憩所になっていたので入ってみました.
 売店でサイダーを買って一休み.ぼんやりと海を眺めながらサイダーを飲むのも悪くないですね.

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 再び犬吠駅に戻って終点の外川駅に向かい、そこから歩いて数分のところにある「治ろうや鮨処」に.
 なんといっても目をひくのは一番上にある伊達巻.ほぼプリンです.
 どのネタも美味しいのですが、ここの売りであるキンメの炙り鮨が美味しいですね.

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 外川駅に戻ってきました.木造の古さを感じる駅舎です

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 最初に乗ったのと同じ「大正ロマン列車」がやってきました.
 ちょうどこの日は沿線の神社で夏祭りがあって、車窓から夜店の並ぶ様子を見ることができました.なんていうか、普段乗っている列車とは違う車両でそのような光景を見ると、異世界にきたような錯覚を感じます.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF23mm F2 R WR

 銚子駅に戻ってきたら、すでに帰りの東京行きの特急列車が入線していました.
 来年もまた訪れたいものです.

 eTrex 20xのGPSログ.おおむね正確に受信できていますが、なぜか銚子電鉄に乗ったときの片道分のGPSログが取れていなくデータが飛んでいます.

2019/07/15

伊勢旅行と名古屋のホテル(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 14:53

 伊勢旅行2日目、というかメインの日です.
 やはり東京を朝早く出るのと違い、名古屋に泊まると朝ゆっくりできるのはいいですね.8時くらいにチェックアウトし、キャリーケースをコインロッカーに入れて身軽になったところで朝食を食べに向かいます.
 実は前日、19時ごろの新幹線に乗って飲食店の開いている時間に名古屋に着く予定が、荒天の影響で線路に竹が倒れ込んだとかで30分ほど遅延してしまい、せっかくの名古屋めしを食べそびれてしまったのです(探せばまああったんでしょうけど).

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 朝食はメイチカのコンパルで.

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 名物はエビフライサンドなのですが、甘めのものが食べたいなと思って小倉トーストを.

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 近鉄で伊勢に向かいます.行きは伊勢志摩ライナーで.310円の追加で2+1のデラックスシートが選べるのはいいですね.

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 宇治山田駅で下車.外宮に参拝しに行くのであれば伊勢市駅のほうがちょっとだけ近いのですが、駅自体が登録有形文化財に指定されていて風格があるので、こちらを選んでしまいます.

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 まずは歩いて外宮へ.外宮→内宮と参拝するのが正しい参拝方法なのですが、いつ来ても外宮のほうが人が少なく感じられるのはやはり内宮だけ参拝する人が多いのでしょうか.

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 式年遷宮のため、右隣に正宮と同じ面積の土地が広がっています.次の式年遷宮は2033年なのでたぶん参拝できると思いますが、その次はどうでしょうか.

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 外宮でいただいた、開運鈴守.勾玉の形をしています.
 ちなみに内宮の開運鈴守は巾着型です.

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 続いてバスで内宮へ.距離にして4kmほど離れているうえにアップダウンもありますので徒歩はお勧めしません.

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 五十鈴川のほとり.かつてはここで手や口を清めて参拝していたそうですが、いまは手水舎が整備されています.とはいえ、ここで川の水に手をつけてから参拝するのがいつものことなのですが.

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 金曜ということもあってか、今まで(だいたい土曜が多いです)に比べて参拝者が少なく感じられます.多少の順番待ちはあったものの、すぐに参拝できました.

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 参拝も終わり、昼時にもなったのでおかげ横丁へ.参拝している間はなんとか天気がもってくれたのですが、だんだんと崩れてきて傘をさす必要が出てきてしまいました.なのでレンズも防塵防滴構造のXF23mm F2 R WRに.

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 昼食は前回も訪れた「ゑびや」に.
 伊勢、というか三重は美味しいものの多い地域で、ここでは松阪牛もアワビも手こね寿しも食べることができます.しかもそれぞれに伊勢うどんも追加できるので迷ってしまいましたが、今回は地魚の手こね寿しに伊勢うどんを追加で.美味しゅうございました.
 前回訪問から3年間のあいだにリニューアルされたらしく、ぴかぴかの店内にiPadを使った発注システム、QRコードでのアンケートシステム、ICカード決済対応になっていました.しかも雨の日は1割引というサービスもされており、老舗の飲食店ながら攻め込んだ経営をしている感じがします.

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 伊勢に行ったら忘れてはならないのが赤福.そしてこの時期は限定の赤福氷は外せません.
 いまどきのふんわりとしたかき氷ではなく、オールドスタイルのザクザクとしたかき氷の中に赤福のモチとあんこが入っていて、至福です.

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 再び宇治山田駅に戻り、帰りは「しまかぜ」で名古屋に戻りました.

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 先頭車4列目という、出発1週間くらい前にしてはいい席が取れたので前面展望も楽しむことができました.
 本来なら、名古屋で夕飯を食べて帰るつもりだったのですが、お昼の手こね寿しや伊勢うどん、それに赤福氷(意外とモチが入っていて腹にたまるのです)が残っていて余裕もなかったので、予定を早めて新幹線を乗変して帰りました.

 参拝もさることながら、食べ物ももっと楽しみたいので、次回は周辺の観光も含めたスケジュールを立ててみようかなと思いました.

2019/07/14

伊勢旅行と名古屋のホテル(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:59

 3年ぶりに伊勢参りに行ってきました.3年ぶりとはいえ、ここ10年で5回と考えるとまあまあの頻度ですね.
 今回は木曜の夜、会社を出てから新幹線で名古屋に向かい、名古屋で1泊してから翌日伊勢に向かうという計画を立てました.早朝の新幹線で行けば宿泊せずに同じような行程を組めるのですが、あんまり朝慌ただしいのもつらいなと思いましたので.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 ASPHERICAL II

 以前から名古屋に行ったら泊まりたかったのがこのホテル.チサンイン名古屋です.1973年開業とのことなので、自分と同じくらいの年齢を重ねています.

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 このホテルが特徴的なのは、円筒形をしているということ.まるでバームクーヘンを細かく切ったかのように部屋が割り振られています.中央側にはエレベータや2つの螺旋階段、それから狭めの部屋(8平方メートルだとか)が.

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 エレベータを出るとこのような光景が.円筒形なのでぐるぐるぐるぐるといつまで歩き続けても同じ光景が続きます.

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 気になったので他のフロアも行ってみましたが、扉の色が違う以外はまったく同じですね.

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 2つある螺旋階段.どのような意向なのかわかりませんが、回転方向が違います.

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 見上げてみたり.

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 見下ろしてみたり.ふだん、螺旋階段とは疎遠な生活をしていますので、非日常感がありますね.

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 肝心の室内ですが、前述のようにバームクーヘンを小さく切ったような形状なので部屋の奥に行くほど広がっているという、これまた変わった形状をしており、そのためか大半のホテルの部屋では入ってすぐのところにあるバスルームがいちばん奥にあります(この写真のベッドの奥がバスルーム).よくいえば必要十分、悪くいえばもうちょっと広いといいのにって思える面積です.
 一番閉口したのがバスタブの小ささ.半分くらい湯を張った状態で入ったら7-8割くらいまで満たされる、といえばイメージがつかめるでしょうか.
 あと、建物が古いせいか、廊下の声が筒抜けでしたので、イヤホンとか持参していったほうがいいかも.
 名古屋駅の新幹線口から歩いてすぐで、平日とはいえ7,000円を切るお値段なので、泊まれれば十分という向きには歓迎されそうではあります.
 つづきます.