2013/06/30
ここ数年の恒例行事である、銚子旅行に行ってきました.
いつもは東京駅から特急「しおさい」に乗って出かけるのですが、今回は変化付けてみようということで早めに出発して成田空港で飛行機の見物をすることにしました.
SONY DSC-RX1
成田に行くのであれば、JRの「成田エクスプレス」か京成の「スカイライナー」になりますが、今回は安くて速いと評判のスカイライナーを選択.デメリットは出発が上野で途中は日暮里にしか停車しないため、自分のような山手線より西側に住んでいるものには乗車までの時間がかかることでしょう.今回のような海外旅行ではなくスーツケースもないような身軽な状況であれば上野まで移動するのも楽でよいですが、スーツケース持って乗り換えてを考えると新宿から乗れる成田エクスプレスをつい選んでしまいます.
SONY DSC-RX1
私鉄としては最高速らしい160km/hものスピードを誇るスカイライナーはさすがに速く、上野から45分で成田空港に到着しました.
どこの展望デッキから見ればよいのかもわからず、とりあえず案内図で目に入ったところに移動.
思ってた以上に離着陸が多くて驚きでした.「flightradar24」のiOSアプリを起動しながら見ていると、つぎに着陸する飛行機がどこからきたどの航空会社かもわかって楽しいです.
写真を撮るのであれば望遠レンズは必須ですね.今回はRX1と予備にGRという、広角だけの構成だったので離陸する飛行機の撮影は絶望的でした…
SONY DSC-RX1
京成で成田まで戻り、そこでJR成田線に乗り換えて銚子に向かいました.
約1年ぶりに訪れた銚子電鉄.汚れもあってか車両の傷みを感じました.
SONY DSC-RX1
SONY DSC-RX1
1日乗車券を購入し、観音駅で下車.少し歩くとすぐに漁港に到着するので、その近くに数件ある魚料理の店に入ります.
今回いただいたのは、いわしやタイ、マグロなどをヅケにした「づけちらし」とイワシのなめろう.サービスでイワシのつみれ汁も出てきました.
今の時期の銚子は「入梅イワシ」といって、イワシの旬だそうです.どれも美味しかったです.
SONY DSC-RX1
再び観音駅へ.駅ではもうひまわりが咲いていました.
SONY DSC-RX1
SONY DSC-RX1
一駅、銚子駅寄りに戻って仲ノ町駅に.銚子電鉄の本社がある駅でありますが、それよりも特徴的なのは駅の周囲がすべてヤマサ醤油の醤油工場に取り囲まれていること.
醤油工場は見学もできるそうですが、今回は工場に入ってすぐのところにある売店で「しょうゆソフトクリーム」をいただきました.みたらし団子を思わせる、ほんのりと甘みのきいたソフトクリームは最初に食べたときは「???」と思いましたが、なぜかこのようにリピートしています.
SONY DSC-RX1
仲ノ町駅には車両基地もあり、銀座線と丸ノ内線塗装になっている車両がありました.実際のこの車両、以前は営団地下鉄で銀座線や丸ノ内線として使われていたものなのです.
SONY DSC-RX1
再び銚子電鉄に乗って犬吠駅へ.
ここからしばらく歩いたところにある「犬吠埼ホテル」へ.ここで日帰り温泉に浸かりました.海沿いにある露天風呂なので、眺めがとにかく素晴らしいです.写真は露天風呂のあるフロアより上から撮影したものですが、こうした光景が一望できるのです.
SONY DSC-RX1
犬吠駅に戻ってぬれ煎餅などを購入.駅構内で実演販売をしていたり、他にも現地のお土産などが並んでいるのです.
そしてさらにもう一駅進んで、終着駅の外川駅に.前回訪れたときにはなかった、古いスクーター「ラビット」が置かれていました.古びた駅舎に馴染みます.
SONY DSC-RX1
今回気になったのは、全体的に観光客が少なかったこと.梅雨であり、まだ夏休みでもないせいか人が少ないのです.
外川から銚子まで乗ったこの電車も寂しい感じでした.
SONY DSC-RX1
夕食に銚子駅から5分ほど歩いたところにある「大久保」で「伊達巻つき上にぎり」をいただきました.
寿司の鮮度の良さはもちろんですが、やはり特筆すべきはこの伊達巻.こってりと濃厚で甘く、ほとんどプリン.
銚子で伊達巻というと、こうしたものになるそうで地域性を感じます.
SONY DSC-RX1
帰りはいつものように特急「しおさい」で.最終のしおさいだけ東京行きではなく新宿行きなので便利なのです.
しかし、しおさいの車内も乗客が非常に少なく、5両編成のうち指定席は1両しかなく、その1両も数えるほどしか乗客がいませんでした.梅雨なのでこんなものなのでしょうか?
2013/06/27
ソニーのレンズ固定式フルフレームデジカメDSC-RX1の新型としてDSC-RX1Rが発表されました.
違いはたったの1点だけ、ローパスフィルタがなくなったことです.
ローパスフィルタを外すのは昨今のデジカメでは一種のブームとなっており、ニコンのD800/D800EやペンタックスのK-5 II/K-5 IIsのようにローパスフィルタの有無で2種類の製品を出すメーカーもあります.手持ちのデジカメでは、先日購入したGRがローパスフィルタレスです.
デジカメにローパスフィルタが使われている理由について素人なりに簡単にまとめると次のようになります.
デジカメにはCCDやCMOSなどと呼ばれる、画像を記録するためのイメージセンサーが搭載されています.一般的なイメージセンサーは「ベイヤー配列」と呼ばれる独特のパターンで赤緑青の3原色の各色をそれぞれ検知する素子が敷き詰められています.そのベイヤー配列独特の並び方の関係でモアレ(意図しない縞模様)や偽色(本来とは異なる色)が発生します.そこでモアレや偽色を防ぐためにセンサーの前にフィルタをつけて微妙に画像をぼかす必要が出てきます.その役目をするのがローパスフィルタです.
ローパスフィルタがないことでくっきりとした画像を得ることができると話題になったのは、やはりシグマからFoveonイメージセンサーを搭載した一連の製品が登場したからでしょう.Foveonイメージセンサーは「ベイヤー配列」とはまったく異なり、赤緑青の素子が1枚ずつ合計3枚重なっている構造のため原理的にモアレや偽色が発生しません.なのでローパスフィルタの必要性がないのです.
Foveonの登場により、「ローパスフィルタ=画質を悪化させる」というイメージが徐々に形成されて、その結果としてローパスフィルタのない製品を求める声が大きくなってきたというわけです.
が、わざわざ必要性のないパーツを取り付けるほどカメラメーカーも馬鹿ではありません.ローパスフィルタを外すことによる弊害も当然ながらあります.上でも書いたように、モアレや偽色が発生しやすくなるのです.具体的にいえば、規則正しい縞模様のあるビルの外壁を撮ればモアレの発生する可能性は高いですし、自分の体験したところでは白色LEDをつかった列車の行き先表示板を撮ったときに虹色になったりもしました.
しかしながら毎回発生するものでもなく、被写体によっても発生頻度も違うなど、非常に悩ましい存在であったりします.
ここでDSC-RX1に話を戻すと、RX1にはローパスフィルタは搭載されているものの「多点分離光学ローパスフィルター」と呼ばれる「放送用ハイエンド業務用カメラなどにも搭載されている」製品が使用されており、画質の低下を極力防ぐような構造になっています.実際に撮ってみてもRX1の画像は非常に先鋭で自分なんかは十分な満足感を得ていました.
なのですが、こうしてローパスフィルタレスの製品、DSC-RX1Rが登場したというのは、市場からの要望が大きかったのか、それとも最初から2種類で展開したかったのだけど様子見をしていたかのどちらかでしょう.発表会の記事によると「オールマイティな存在はあくまでもDSC-RX1であり、DSC-RX1が販売の中心になると想像している」とのことで、やはり「多点分離光学ローパスフィルター」には自信を持っているようです.
ちなみにRX1Rの末尾の「R」はResolution、つまり解像度を意味するそうです.
ではどれほど違うのでしょうか.さっそく海外のサイトで比較している記事がこちらにあったので見てみました.リンク先のページではRAWで撮影した画像を比較していますが、わずかにRX1Rのほうがシャープに見えますが、その反面モアレや偽色が気になります.ただ、テストチャートなどで等倍にしてじっと見て少しの差なので、普通に撮影していてどれほど違いがあるのだろうかという気がしますね.
RX1Rの登場後もRX1は併売されるそうです.このあたりはD800/D800EやK-5 II/K-5 IIsのようにローパスフィルタの有無で選択できるようにするという方針のようです.
解像度はほんのわずかに低下するけどモアレや偽色の出にくいRX1、解像度を極限まで求める代わりにモアレや偽色の出るリスクの高くなったRX1Rという感じでしょうか.
ちなみにメーカーとして想定している販売価格は同じですが、現状は8,000円ほどRX1Rのほうが高いようです.発売から日数がたってくるにつれてだんだんと同じような値段にこなれてくるのかもしれません.
ローパスフィルタってカメラのパーツのなかでも高コストなパーツだと言われているので、それがないにもかかわらず同じないしは高価格で売られるというのはメーカーにしてみれば利益率が高そうです.
2013/06/26
d47食堂で北海道定食をいただいてきました.
RICOH GR
季節によって魚の種類が変わりますが、いまは鯖の干物です.
RICOH GR
注文したときに「15分ほど焼くのに時間がかかりますがよいですか?」と尋ねられました.あらかじめ焼いてあるものを温めて出すわけではないので、むしろ大歓迎です.
やってきた鯖はボリュームたっぷり.しかも脂がのっていて美味でした.
つけあわせはいもだんごの小鉢.もちもちです.
RICOH GR
デザートにはわらび餅.きなこと抹茶が1個ずつ.ひんやりとしていて中にはあんこが.
ごちそうさまでした.
2013/06/22
今年、凄まじい勢いで感染者が広がっている風疹.
NHKの「ストップ風疹」によると、6月9日の時点で今年の感染者が1万人を超え、例年の4倍の感染者が出ています.
今年の風疹感染が非常に多いことはかなり前からネット上などでは話題となっており、自分も4月頃に会社に対して注意喚起と会社負担で予防接種を受けるようにするべきだという提案をしたのですが受け入れられませんでした.それがようやく感染者の急拡大とともに話題が広がってきたのか、会社負担で接種できる旨の通達が出たのです.
言い出しっぺとしてさっそく駅前の小児科医院で接種してきました.
風疹は成人が感染しても発疹や熱が出る程度で死に至るような大きな病気ではありません.しかし、妊婦に感染した場合には高確率で生まれてくる子供が「先天性風疹症候群」という病気に感染し、目や耳、心臓などに障害が発生します.また、妊娠後にワクチンの接種はできないため、周囲の人たちが対策を取る必要があります.
通勤電車でも妊婦である旨のタグをつけた方には毎日のように会いますし、空気感染する病気である以上は誰もが感染源となり得るのです.
また、風疹は予防接種をすることで高確率で防げる病気でありますが、
・1962年4月2日から1979年年4月1日生まれの男性
・1979年4月2日から1987年10月1日生まれの男女
は予防接種がされておらず、また
・1987年10月2日から1990年4月1日生まれの男女
も全員が接種したわけではないので、これらの年代の該当する人は要注意です.
今回接種したのはMRワクチンと呼ばれる、麻疹(はしか)・風疹混合ワクチンです.風疹単体のワクチンもあり、病院によっては片方しか取り扱ってなかったり、価格もまちまちだったりと、混乱の要因となっています.
こうした混乱を生んでいるのは、国の政策が後手後手で追いついていないためです.つい最近も感染者の急拡大によって夏にはワクチンが足りなくなるかも、なんていう発表をしていたあたりからもそれがうかがえます.
電話で接種したい旨を伝えて予約を取り、無事に接種完了しました.
接種を受けることで、7-12日後に38度前後の発熱や発疹が出ることはあるがすぐに下がり、とくに生活する上で制限は必要ないとのことでした.
Apple iPhone 5(トリミング)
自分の接種した小児科医院は風疹対策にも力を入れているところで、ビルの壁面にはこんな垂れ幕がかかっていました.
「もやしもん」の作者である石川雅之さんが啓蒙のために描かれたものです(オリジナルはこちら).
2013/06/21
ここしばらくはみっちりとコンピュータの前に向かって細かな作業をすることが多く、MacBookのトラックパッドを酷使する日々が続いています.
自分は中指でトラックパッドを操作するのですが、1日中作業を続けるとさすがに指先が痛くなってきます.それが何日も続くとコンピュータに向かってないときでも指先から痛みが取れません.
これはマズい、ということでロジクールのトラックボールを購入しました.
なぜマウスではなくトラックボールなのかというと、手首の負担が少ないということの他に以前からトラックボールを使っていて使い慣れているという理由があります.
RICOH GR
購入したのはロジクールのWireless Trackball M570.
トラックボールと一言でいっても、いくつかの種類があります.これは親指でボールを動かすタイプですが、中央にボールを配して手のひらなどで動かすものもあります.この製品を選んだのは、ロジクールの旧型の同様の形をしているものを予備も含めて3個持っていてかなり長いこと使っていたので、この形がいちばん馴染むからです.
USBに差し込む小型のレシーバがセットになっており、使わないときなどはこのレシーバをトラックボール本体の電池収納部にしまっておくこともできます.
電源は単三電池1本.カタログ上は最大18ヶ月使用可能と長寿命をうたっていますが、自分のように1日に8時間以上使っているとそこまではもたないでしょう.
RICOH GR
言うまでもないことですが、右手で操作することを前提に設計されています.
ボタンは5個.メインボタン(人差し指)、ホイール(中指)、右ボタン(薬指)、そしてメインボタンの左に縦に2つWebの進む/戻るボタンがあります.
実際に使ってみた印象.
自分としては使い慣れた形状なのですが、Mac OS X用のソフトの出来がイマイチなのが難点です.
Windows用だともっと細かな設定を行うソフトが用意されているのですが、Mac向けはマウスカーソルの加速度やデフォルトボタンに自動移動といったことすらできないので、細かくセッティングを詰めていくことができません.
また、ワイアレスなのでレシーバをUSBポートに挿して使うのですが、トラックボールをコンピュータの右側に置いて、左側のUSBポートにレシーバを挿すとカーソルの動きがぎこちなくなります.USBハブを挟むとまったく反応しなくなったり、カーソルが飛びまくって使い物にならなくなったりもしました.ワイアレスは便利のように見えますが、トラックボールは定位置で使うためケーブルがそれほど邪魔になるわけでもないのでケーブルがあってもいいような気もします.バッテリの心配もいりませんし.