2016/09/26
映画『ハドソン川の奇跡』を見てきました.
実際に2009年に発生したUSエアウェイズ1549便不時着水事故をもとに作られた映画であり、できるだけ現実に近づけて作られたそうです.
離陸から間もない時間帯にバードストライク(飛行機に鳥が衝突すること)により両エンジンが破損してしまい、動かなくなってから着水までわずか3分ほどの出来事であり、これをどのようにして映画としてみせるのかが興味深いところであったのですが、不時着水するまでの機長や副機長、クルーの奮闘、着水後のフェリーによる救援、そして事故が起きたことによる機長や家族に対する環境の変化、NTSB(国家運輸安全委員会)による追求など、心理的な描写を中心によく描かれていました.
IMAX上映で観たこともあって、飛行機のエンジン音や着水時の衝撃音などは大迫力で、なおかつコクピットからの映像などで若干の酔いを感じてしまうほどに引き込まれてしまいました.
いつもは刺激の強い、過激な映像の映画ばかりを見ているので、映画を見た後の車の運転が乱暴になりがちだったりするのですが、今回ばかりは丁寧に、安全運転に心がげようという気分にさせられました.
2016/09/25
FUJIFILM X70
昨日はいとこの結婚式で東京と浜松の往復でした.走行距離にして約500kmほどあるのですが、それに加えて結婚式では撮影担当であったため、疲労が翌日に残ってしまう感じでした.
今朝は8時過ぎに起きたものの、朝風呂に入ってさっぱりとしたところでさらに睡魔が襲ってきて気がつけば13時.朝からなにも食べてないのと美味しいコーヒーが飲みたくて、堀口珈琲まで出かけてきました.
FUJIFILM X100T
まずは朝食というか昼食として「生ハムとセミドライトマトのアメリカンサンドイッチ」、それに黒糖ラテを.
堀口珈琲の食事メニューは3種類程度しかないのですが、どれを食べても美味しいのです.生ハムの塩気とセミドライトマト(セミドライなのでトマトの水分が感じられるのに旨みが濃縮されている)の酸味、そしてドレッシング(ソース)が絶妙.
黒糖ラテは初めて注文しましたが、黒糖のシャリシャリとした食感が面白く、また黒糖とコーヒーともよくあっています.
FUJIFILM X100T
ASTIA 1/60秒 F2.8 ISO800
食後にこの期間限定のぶどうのショートケーキを.クリームにもぶどうが使われており、旬のぶどうのおいしさを堪能できました.
FUJIFILM X100T
ASTIA 1/60秒 F2.0 ISO500
ところで、食事を楽しみながらTwitterを見ていたら、海外の販売店でX100Tが販売終了になったというニュースが流れてきました.X100シリーズは自分が使っているX100Tで3代目(X100TのTはThirdの意味)で、だいたい2年おきくらいに新型が出ており、時期的にはそろそろではあります.ただし、今年は熊本の震災で画像センサーの工場が被災して各メーカーともカメラの出荷が遅れている面もあって、X100シリーズの後継機も販売は2017年にずれ込むのではという観測がなされていました.なのでX100Tの販売終了のニュースはちょっと早くないかなという気もします.
X100からX100SではセンサーとAFが強化され、X100Tでは光学ファインダで電子ファインダのアシストが装備されるなど、着実に機能が充実してきている反面、レンズは初代から同じ23mm F2が使用されています.このレンズ、絞り開放での近接撮影で収差が強く出て、よくいえばほわっとした柔らかな画質、悪くいえばピントがあってるのかがわかりづらいボケた画質になるのが特徴です.このレンズが果たして次の世代のX100(X100Fでしょうか?)にも受け継がれるのか、興味深いところです.
2016/09/23
サービス開始と同時に加入し、毎日のように利用しているApple Music.サービス開始当初はクレジットカード払いで月額980円でした.
ところが、数日前に街中を歩いていたらコンビニのガラス面に大きく「Apple Musicギフトカードで年間9,800円」と表示されていました.
Apple Musicに年払いなんてあったかな、しかも年間9,800円だと2ヶ月分、つまり1,960円も得だし…… と思って調べてみたところ、「【裏技】Apple Musicを10か月分の料金で1年間利用する方法(2か月タダ)」なんて記事が.プリペイド式のApple Music用ギフトカードを購入することで年間払いにできて割安になるというのです.
さらに調べたところ、コードの書かれた物理的なカードを買ってこなくても、オンライン(Apple Musicギフトカードのページ)で自分から自分宛にプレゼントする形で加入手続きが取れることがわかりました.
さっそく試してみたところ、簡単に年契約が完了しました.さらに嬉しいことに1年経過後も自動更新で9,800円で年契約されます.毎年ギフトカードを自分から自分宛にプレゼントする必要はないのです.
2016/09/22
iPhone SEをiOS 10にアップデートしたところ、「ヘルスケア」アプリの内容が以前にもまして詳細に記録が取れるようになりました.それに触発されて、体重等の管理をiPhoneでしたくなって新たな体組成計を購入しました.
FUJIFILM X70
今まで使っていた体組成計、オムロン HBF-354-W.2004年にamazonで購入しました.かれこれ12年も使っていたのも驚きではありますが、それ以上にamazonで買い物をしていたのがいつの間にか10年以上経過していたのも驚きです(最初の購入は2003年).
FUJIFILM X70
今となっては少なくなった、両手両足で計測タイプの体組成計なのですが、経年劣化で本体と手で持つ部分をつなぐカールコードの皮膜が破けてしまい、内部のケーブルがむき出しになってしまっています.単三電池4本を使いますが、ほぼ毎日使って電池の交換は一度だけという省電力.しかしながら、その1回が2011年の震災直後に起きて、単三電池の入手に苦労した覚えがあります.
FUJIFILM X70
今回購入したのはタニタのRD-900.スマートフォン対応機種はiPhoneのみ.iPhone/アンドロイド両対応としてRD-902が出ていますが、自分はiPhone対応のみで十分なので価格の安いRD-900を選びました.
ちなみに、オムロンからタニタに変えたのは、タニタの製品はデータをiOS 10の「ヘルスケア」アプリに自動転送できる(体重、体脂肪のみ自動、BMIは手動)が、オムロンの製品はiOS 10の「ヘルスケア」に転送できるかどうかが調べてもわからなかった、という理由です.
FUJIFILM X70
製品の入ったダンボールのふたを開けるとこのようなメッセージが.
Appleの製品に代表されるような海外の少しこじゃれた製品にはパッケージにメッセージ性を込めたものが見られますが、その流儀にならった感じでしょうか.
FUJIFILM X70
12年使い続けた体組成計と比べてずいぶんと洗練されたデザインです.薄く仕上げられており天板はガラスの一枚板のフルフラットです.ガラスを使っているせいか、見た目のわりにはずしっとくる重さです.
電源は単三電池4本.iPhoneとの接続はBluetoothで、専用アプリ「ヘルスプラネット」を使って通信を行います.アプリ上で必要項目を入力しておき、体組成計の「○」ボタンを3秒長押しして画面の指示通りに体組成を計測すれば設定完了です.逆に、iPhoneがない場合は本体の少ないボタンで設定をしなくてはならないので使い勝手は悪そうです.
計測方法は簡単で、まずは前述のiOSアプリ「ヘルスプラネット」を起動し、「データを入力」をタップ.すぐに体組成計の電源が入り、iPhoneの画面に「体組成計に乗ってください」と表示されたら乗り、数秒で計測完了.
「ヘルスプラネット」の設定で「ヘルスケア」とデータ連動するようにすることで、自動的に体重と体脂肪が「ヘルスケア」でも表示されるようになります.BMIについては自動では表示されないのですが、BMIのデータを手動で追加する画面を開くと、すでに数値が入力されているのでそのままボタンを押すだけで完了します.自動登録されないのはおそらく、BMIは身長と体重から産出される数値なので身長が同時に記録されていないためなのではないかと思われます.健康に気を使う人でもあんまり身長は毎日測らないと思うので、この辺は柔軟に対応していただいてもいいんじゃないかと思いますが.
今までの体組成計でも記録は残していたのですが、ただ記録していただけで推移をグラフにしてチェックしたりするわけでもなく、あんまり意味のないものでした.こうして数値をチェックし推移をグラフで確認できるようになると、多少は健康管理にも気を使うようになるかもしれません(願望).
2016/09/20
映画『エクス・マキナ』を観に行ってきました.
海外での公開は2015年1月からなのですが、なぜか日本ではなかなか公開されず、そのうち存在を忘れてしまっていました.しかし、今朝電車に乗っていて下高井戸駅のホームにある「下高井戸シネマ」の広告欄に「エクス・マキナ」のポスターが貼ってあったのを見て、さっそく観に行ったというわけです.あとで調べたら6月から各地の映画館で公開が始まっていたようです.チェックが甘いですね.
世界最大の検索サイト会社に勤務する主人公、ケイレブ.社内の抽選に当選し、社長であるネイサンの別荘に1週間滞在する権利を得る.しかし、そこは単なる別荘ではなく、研究施設でありAIの研究が行われており、女性型ロボット、エヴァが開発されていた.ケイレブにはエヴァが人間と同様の知能や感情を有するかのテストが任され…… というのが大まかなあらすじ.
舞台が自然に囲まれた別荘であり、別荘での登場人数(ロボット含む)はわずか4人.エンディングのスタッフロールを見てもキャストに名前が挙がっているのは10人だけと、ここまで登場人物の少ない映画は初めて見ました.
別荘はカード認証システムによって立ち入りが厳重に管理されており、人数の少なさも相まって密室的な要素もあります.
ケイレブとネイサンという人間同士、ケイレブとエヴァ、ネイサンとエヴァという人間とAIの対立、なにが正しいのか、そして主人公すらも自分がもしかして人間ではないのではないかと苛まれて変調をきたし始める、というような話は非常に好きなので楽しんで見ることができました.
高度にハイテクな技術がテーマとして扱われているわりには、各部屋のアクセス管理がカードキーのみで顔認証すらなかったりと(もちろんそこが要因となって話が展開するのですが)、ちぐはぐな部分がやや気になる面もありました.あと、あんまり書くとネタバレになりかねないですが、ロボット三原則はここには存在しないようです.
ところで、この映画のようなAIや機械、ロボットと人間との関係を扱った話になると、日本と欧米など諸外国では180度正反対ともいえるような展開になることが多いということが以前からよく指摘されていたりします.
日本ではわざわざ例を挙げるまでもないほど誰もが知っている鉄腕アトムやドラえもん、大型のものではマジンガーZやらガンダムなど、アニメや漫画で人間のパートナーとして描かれるキャラクタが非常に多いです.結果として、大学などの研究施設ではアトムを作りたい、というようなモチベーションで研究をする人が多いと聞いたことがあります.
翻って外国では侵略者や破壊者、もしくは仕事など自分たちの居場所を奪うもの、としてロボットが描かれることが多いです.「新スタートレック」にはアンドロイドとしてデータ少佐が登場しますが、ストーリーの最初のほうやゲストとして登場するキャラクタからは冷淡な扱いを受けているところが何度も出てきます(途中からは欠かせないパートナーとしてクルーの大切な一員として扱われますが).
こうした彼我のAIやロボットに対する見解の差異がこの映画でも感じられます.
別荘での登場人物の一人であるキョウコですが、ソノヤ・ミズノという日系イギリス人が演じており、ケミカル・ブラザーズのPVにも出演しています.その映像はモロにエクス・マキナの影響を受けているように見えます.