2012/07/29
オリンピックが始まりましたね.
TVなどを見ていてもムダに煽り口調でメダルが云々とかそういうことばかりやっているので始まる前から食傷気味で開会式も観ませんでした.そもそもそんな早朝から起きるような習慣も持ち合わせていませんし.
そのTVの煽り口調で応援しているのは、体操、水泳、柔道、サッカーがメイン.まあメダルが取れそうなところを応援しているという構図ですね.ほかにもいろいろなスポーツがあるのに.
マイナーなスポーツこそ、こういうときが数少ない晴れの舞台だというのに、近代五種とかなんてリストラの対象なんでしたっけ?競技人口の多い、プロチームのあるようなスポーツはわざわざオリンピックでやる必要がないと思うのですよ.まあ視聴率とか広告料収入とかその辺の絡みなのでしょうけど.
視聴率を求めるTV放送としては知名度の高いスポーツを優先するのが当たり前.マイナーなスポーツは結果だけ流れて終わり.今まではそんな感じでした.
しかし、今回のオリンピックはちょっと違います.NHKがオリンピック特設ページでマイナーなスポーツもストリーミング中継してくれるのです.しかも日本人選手が出ていないようなものまで.解説などはいっさいありませんが、そのおかげでゆったりと見ることができます.
今日もボートやフェンシング、馬場馬術なんかをチャンネルを変えるようにして見ていました.馬場馬術は見ていても優雅なのはわかるのですが、なにがどう判断基準になるのかわからないですね.
2012/07/28
ディーラーに洗車をしてもらいに出かけたところ、先日生産が終了したRX-8の最終モデルSPIRIT Rが展示されていました.
RICOH GR DIGITAL IV
RICOH GR DIGITAL IV
この店としては最後の1台だそうです.
メカニックの方と話をしたところ、自分も欲しいと言われてしまいました.次のロータリーエンジン車がまったく見えてこない現状としては、買えるんだったら買っとけ的な1台かもしれません.
RICOH GR DIGITAL IV
マイナーチェンジしたため、自分が乗っていたモデルとはメーターの雰囲気が若干異なりますが、1年ぶりに座ってみて懐かしい感じがしました.
この最終モデル、シートがレカロのセミバケットシートなので張り出しが結構あり、しかもタイトなので、自分の体格ではお尻がややキツめ、シフトノブに手を伸ばすと肩がこすれる感じでちょっとあわないかなという感じでした.ロードスターのオプションのレカロシートはここまでタイトではなかったような記憶があるのですが.
2012/07/26
Mac用のOSの新バージョン「OS X 10.8 Mountain Lion」が発売されたので、さっそくインストールしてみました.
今までは「MacOS X」という名称だったのに対し、今回から「Mac」の名称が外れています.それによる何らかの変化などはとくにないのですが、おそらくは将来に向けての布石(iPhone/iPad用OSとの融合とか)なのではないでしょうか.
インストールは極めて簡単.アップルメニューから「App Store」を起動し、そこからダウンロード購入するだけ.お値段は1,700円と、これまたお気軽な値段.しかも素晴らしいのは、同一ユーザであれば1本購入すれば複数のMacにインストールしてもOKなこと.
ダウンロードサイズは約4.3GB.発売初日はさすがに混雑しており、ダウンロードにも時間がかかりましたが、トラブルもなく完了.そしてそのまま自動的にインストールに入ります.設定などもすべて引き継がれるのでとくに注意するようなこともなく1時間ほどでインストール完了しました.
Appleいわく、200以上の新機能が追加されているとのことですが、劇的な変化というのはないように感じました.
しかし劇的な変化がないからつまらない、というのは短絡的な発想です.見栄えが大きく変われば新型OSらしさを感じることはできるでしょう.しかし、操作をまた覚え直さなくてはならないというのでは時間や労力のムダになります.この辺は、Appleらしい発想というか、見た目は従来と大きく変わらないものの細かなところでブラッシュアップしているのは使う側の理にかなったことであるといえます.同様に近日中にバージョンアップされるWindowsの場合は新たなユーザインタフェースを採用したり、ずっと使用されてきたスタートメニューを廃止するなど、できることは同じなのに混乱を招くようなことをしています.
新たに追加された、もしくは改善された点で自分が気になったのは、
・通知センター機能の追加
・Safariの高速化・機能強化
・プレビューの機能強化
の3つでしょうか.
通知センターは、メールの着信やTwitterのメンションなどを画面右上にポップアップして表示してくれる機能です.また、メニューバー上に通知センターボタンを装備し、そこをクリックすることで未読メールの簡易チェックなども可能になっています.
Safariの高速化・機能強化は使用頻度が高いアプリなので非常に助かります.URL入力欄と検索キーワードの入力欄が統合されたのは最初は違和感を感じましたが、すぐに便利に感じました.
プレビューの機能強化はとくにPDFファイルに簡単に手を加えることができるようになったのが大きいですね.文章にマーカーをひいて目立たせたり、コメントを書き込むことができるようになりました.
逆に不便になった、バグじゃないのこれ?というようなところもあります.
今までのSafariは標準フォントとサイズの指定ができていたのですが、廃止されました.Web製作者側でフォントを指定していない場合には明朝体になります.変更したい場合は自前でCSSを用意する必要があります.明朝体でWebを見るのがイヤなのでCSSを設定したのですが、ページによっては明朝体が残ったり微妙にレイアウトの崩れるページも出てきました.
メールは今まで「Mail」だったのがなぜか「メール」に変更.Apple純正のアプリでも英文表記か日本語表記か統一されてないので、なぜメールだけが日本語表記になったのかは不明です.
また、使っていて気付いた大きな問題があります.受信したメールをフォルダに分類した後で返信しようとすると、送り先アドレスとは異なるメールアドレスで返信しようとします.自分のように会社のアドレスと個人のアドレスを使い分けている人にとっては非常に重要な問題です.いつか業務メールを個人アドレスで送ってしまいそうでひやひやものです.これは早急に改善を望みます.
前述したように派手な変化のあるOSではありませんが(その辺もあってネーミングもLionからMountain Lionと似たような名前になったのかも)、流行を取り入れつつも洗練された仕上がりになっていると感じました.
あとはきちんとバグフィックスして完成度を高めていってもらえればと思います.
2012/07/24
「キヤノン、同社初のミラーレスカメラ「EOS M」。APS-Cセンサー採用」
キヤノンから「ミラーレス」と呼ばれるジャンルのデジタルカメラが発表されました.
「一眼レフ」と呼ばれるカメラは、内部に可動式のミラーが装着されており、「ミラーレス」カメラは、このミラー構造を取り外したものです.まあ、構造的には一眼レフよりもコンパクトデジタルカメラのレンズを交換可能にしたものというほうが近いといえます.わざわざ「一眼」という言葉を使うメーカーがあるのは、一眼レフが高性能・高画質の証であるために、それにあやかろうとしているのでしょう.
それはさておきとして.
EOS Mについて.撮像素子のサイズはキヤノンの一眼レフの普及型モデルに採用されているAPS-Cサイズ.コンパクトデジカメ、略してコンデジに比べたらはるかに大きなサイズなので、画質的には期待できそうです.
レンズマウントはEF-Mマウントと呼ばれる新しいもの.従来のEFマウント用のレンズが使えるようにとアダプタが用意されます.この辺は各社とも当然のように用意してくる製品ですね.新マウントではありがちなレンズの少なさを補うという点でも欠かせないところでしょう.
操作系はシンプルそのもの.一眼レフ、とくに高級機ではボディのあちこちに単一機能を割り振ったボタンが用意されていて瞬時に設定を変更できたりしますが、そのような使い方は想定していないようです.また、液晶/光学ファインダは装備されていなく、外付けオプションもなし.つまり、カメラに小うるさいマニア層をターゲットにした製品ではないということです.
キヤノンの製品ラインナップとしてはコンデジのIXYとPowerShot、一眼レフのEOSがあり、今回の製品はその中間に位置します.その辺もあって、性能的にEOSを超えるような突出したところもなく、「落ち着いた」スペックになっていると感じました.自社の製品ラインナップを考慮した、マーケティングよりの製品作りとでもいうか.
このあたり、同様にコンデジ「CoolPix」と一眼レフ「Dシリーズ」との間に「Nikon 1」をリリースしたニコンにも通じるものがあります.
ミラーレスの製品はすでにカメラメーカー各社から出されていますが、一眼レフのシェアが低いメーカーのほうが起死回生を狙って意欲的な製品を出している傾向にあります.なので、そうしたメーカー(具体的にはオリンパスやパナソニック、あとはソニー)のほうが惹かれる製品が多いですね.
自社のヒエラルキーに足を引っ張られた製品を作り続けるのか、それとも自社の一眼レフのシェアを食いつぶすほどの製品を作るのか、はたまた一眼レフとは方向性の異なる斬新なジャンルを開拓するのか、キヤノンやニコンの動向は興味深いです.
2012/07/21
物書堂からリリースされた、iPad/iPhone用の英英辞典「コウビルド英英辞典」を購入しました(→iTunes Store).
昔から英英辞典の意味が理解できませんでした.英単語がわからなくて調べているのに、どうしてそれをまた英語で説明されないといけないのかと.
受験英語に追われていたときには(補習を受けさせられたほど英語は苦手でした.苦手なのは今も変わりませんが)、英単語なんて意味さえわかればそれでOKなものでした.が、受験の時のように強制的に英語を学ばなくてはならないときとは違い、専門性はあれど平易な文章で書かれた英語版のアプリケーションの説明を理解したり、ケーブルテレビで海外の番組を見ていて字幕をたまに見たりする現状では、単純に意味を知って終わりにするよりも多少時間をかけてでもそこから関連性のある言葉やキーワードを知っておくと後々便利だったりすることもあります.
そういう観点から捉えると、英英辞典というのはなかなかに都合がよさそうだと、そういう判断で購入してみました.ちなみに、7月いっぱいまでは発売記念セールで半額の1,100円で買えるところにも背中を押されました.
入力画面です.文字を入力していくと候補が絞られていきます.スペルミスをしていても推測して候補を出してくれます.
こんな感じで説明文が表示されます.文字サイズは3段階で調節可能で、これは小さくしてあります.発音記号をタップすれば音声が流れるので発音もチェックできます.
まあ、一般的な辞書でしたら、ここまでは標準で装備されている機能ですね.
この辞書アプリの素晴らしいのは、こうして説明文でわからない単語が出てきたらそれをタップすることで、さらに説明文が移動して表示されることです.
さらに素晴らしいのは、長押しすることでメニューが表示され、ここで「ウィズダムで検索」をタップすることで、「ウィズダム英和・和英辞典」にアプリが切り替わって和英辞典を参照することができるのです(ウィズダム英和・和英辞典がインストールされている場合のみ).
画面上をタップすれば、すぐにコウビルド英英辞典に戻ることができます.至れり尽くせりです.
iPhone/iPad用の辞書はたくさんの種類が出ていますが、ユーザインタフェースや使いやすさの面では物書堂の一連の製品は出色の出来ではないかと思います.こうして連動して動くので、さらに手放せなくなってしまいます.