2016/05/21
NDロードスターを購入時から検討していたアルカンターラ内装をようやく取り付けしました.
アルカンターラといえば、エクセーヌとも呼ばれる東レ製の人工皮革であり、ヨーロッパ車を中心にちょっと高級そうな車の内装に使われている素材です.
自分のロードスターはS レザーパッケージなので、内装にはソフトパッドを使ったビニールレザーが使われており、他のグレードに比べてまだ見栄えは良いのですが、それでもちょっと気になるところがあってアルカンターラ内装の導入をすることにしました.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
上が標準の内装、下がアルカンターラ内装.
交換場所は、デコレーションパネル(助手席前の一般的にグローブボックスのある場所)、ドア内張り、シフトブーツ、サイドブレーキブーツ、アームレストの6ヶ所.つや消しのような見た目になっており、落ち着いた雰囲気になりました.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
ちょっと角度は違いますがシフトブーツとサイドブレーキブーツ.標準で最も気になるというか交換したかったのがこの2つ.手に触れるところにあり、いかにもビニール然とした感触や素材感が嫌だったのです.前に乗っていたRX-8やNCロードスターでもこの2ヶ所は交換していました.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
デコレーションパネル.交換したなかでは一番目につくところかもしれません.ここを交換したことで雰囲気が大きく変わった気がします.
交換を依頼したサービスマンから「感触がすごくいいです.思わずスリスリしてしまいました」と言われるほどに確かに素晴らしい感触です.全て交換するとなると躊躇するほどの価格になってしまいますが、交換してよかったと思っています.ネットで検索しても取り付けをしている人はそれほど多くなさそうで、そういうオプションパーツはマイナーチェンジのタイミングでカタログ落ちしてしまったりするんで、迷っているのであればあるうちに取り付けした方が良いかと.
2016/05/20
オーディオはヤマハのミニコンポにInfinityのReference 10を接続して聴いていたのですが、年月が経って調子が悪くなって、CDの再生ができたりできなくなったり、さらにアンプ部分の故障か音が出なくなることもありました.
オーディオだけでなくタイマーとして朝起きるのに使うので音が出たり出なくなったりするのは致命的です.そこで5年ほど前にBOSEのM3を買ってミニコンポのヘッドホン端子(こちらはきちんと音が出る)から音を取り出すようにし、さらに途中にミキサーをかませてAirMacを使った無線LAN経由の音も出せるようにしてきました.つまり、無駄の多い、ぐちゃぐちゃなシステムだったわけです.
さすがにこれはちょっとどうなのかと思い、全部ひとまとめにして完結できるようなオーディオを購入することにしました.
購入にあたっての条件は、
・タイマーでラジオを鳴らせること
・収納場所の関係で高さは11cm程度、幅は47cm程度まで
・AirMacの音声入力用の外部入力端子を備えること
・あんまり派手派手しい外見ではないこと
といったところ.いちばんのネックは寸法.高さ11cmまでというと、スピーカー分離型の製品の大半は対象外になってしまいます.
候補になったのはYAMAHAのTSX-B235、そしてBOSEのウェーブシステム.
ウェーブシステムは以前に店頭で聴いたことがあるのですが、それほどいい音であるようには感じなかったこと、そしてヤマハの製品は今までも使っていたこと、そして価格面からヤマハのTSX-B235に決定しました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
カラーはブラックとホワイトの2色がありますが、存在感をそれほど主張しないブラックを選択.
操作スイッチは天板と正面の両方にありますが、自分は棚に収めて使うので上面は使えない状態ですが、リモコンとiOSアプリから操作できるのでそれほど問題はありません.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
奥行きは結構あります.ハンドル等もないので持ち運びを考慮した設計にはなっていません.バッテリ駆動にも対応していません.
天板には天然木が貼られており小物置きとして使えるようになっています.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
上面にはNFCの接触部分やUSB端子(フタをしてあります)があるあたりが最近のオーディオらしいところでしょうか.USB端子は2つあり、片方は充電専用です.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
背面.ステレオミニのオーディオ入力端子、FM/AMそれぞれのアンテナ端子、時計の設定/ON/OFFのスイッチがあります.丸い穴はバスレフポートでしょうか.
FUJIFILM X70(トリミング)
正面.電源オフの状態ではこのように大きく時刻表示されるので時計代わりにもなります.時計は12/24時間の選択ができます.
画面の明るさはセンサーによる自動、手動で切り替えが可能です.
このTSX-B235、Bluetoothを使ってスマートフォンと接続して音楽を鳴らしたり、設定を行うことができるのが特長です.
曜日ごとにタイマーの起動時刻やアラーム音の有無、入力ソースの切り替えなどができます.
タイマー起動時のボリューム設定.単純に音を鳴らすのではなく、「何分前から」「どのような音量のカーブを描いて」音を鳴らし始めるかを設定できるのです.このような機能を搭載した製品は珍しいのではないでしょうか.
イコライザの設定.リモコンでも設定できますが、画面で操作するほうが使いやすいです.
アプリからでも曲を鳴らすこともできますが、もちろんBluetooth接続されていれば標準の「ミュージック」アプリからでも音が出せます.
使い始めてから約半月ほど経ちますが、概ね気に入っています.
長所と短所をまとめると、
【長所】
・音はそこそこいい.ヤマハの製品らしく、アコースティック系の楽器のほうがいい音がする気が
・スマホからの操作で設定や曲を選べるのは便利
【短所】
・タイマー、というより目覚ましに主眼を置いた設計のためか、タイマー開始時刻は指定できるものの、なにもしないと1時間で電源が切れてしまう.なのでタイマーが起動したらすぐ電源を切って入れ直す必要がある
・せっかくスマートフォンと接続できるのだから、ラジオのプリセット設定や放送局名を設定できるようにしてほしい
といったところでしょうか.
3万円ちょっとで買えるオーディオ機器としては満足のいく製品であると思います.
2016/05/04
腕時計には無頓着というか興味があんまりないこともあって、長いことつけていませんでした.1年くらい前から再びつけるようになったものの、7,000円くらいのセイコー5を色違いで2つ買ったりとそれほどお金をかけていませんでした.
とはいえ、上司にも「年相応のものを持ったら」と言われたり、自分でもちょっといいものを持ちたいという思いもあってしばらく前から機種選定をしていました.
購入にあたっての条件は、
・機械式であること(クオーツは電池が切れた時の電池交換が面倒なため)
・重量感のあるものはイヤ
・金属ベルトより革ベルト
・クロノグラフのような多機能な製品はいらない
・できればパワーリザーブはほしい
・裏面がスケルトンなのがいいな
というあたり.予算は特には決めていませんでした.
ブランドに関してもそれほどこだわりはないのですが、ハミルトンやセイコーあたりかなという感じで.
最初に考えたのはハミルトンのJAZZMASTER OPEN HEART AUTO.前面が部分的にスケルトンになっているあたりが魅力なのですが、周囲に相談しても評判が芳しくないというか、いい大人が持つには子供っぽすぎるんじゃないかと.えー、好きなのだけどなこういうの.とはいえ、きちんとしたいいものを1本持つという目的からすればちょっと冒険しすぎじゃないかという点は自分でも感じたので、とりあえず見送りに.
次に…… と考えたときにふと思い出したのが、何年か前に店頭で見かけた、セイコーのブライツの文字盤が琺瑯(ホーロー)のモデル.琺瑯ならではのややこってりと立体感のある文字盤が魅力的に見えたので調べてみたところ、現行のブライツには琺瑯のモデルはない模様.
他の製品を調べたところ、プレザージュにいくつか琺瑯のモデルがあることを発見しました.
最初にいいなと思ったのはSARX027というモデル.非常にシンプルなデザインで、文字盤にあしらわれている数字は自分も以前に所有していた渡辺力デザインによるものというのも魅力でした.が、あれこれと見ていくうちに最終的に目が止まるようになったのはSARW011というモデル.細身のローマ数字とパワーリザーブ、そして青く反射する針が魅力でした.
ところが機種も決まったことだし注文するか、と思ったら大きな問題が.琺瑯モデルは生産数が限られており、在庫を持っている店が非常に少ないのです.ヨドバシカメラで見てもすべての店舗で在庫はなし.セイコーのサイトの説明では琺瑯の文字盤を作れる職人は1人しかいないとのこと.
ダメもとでとりあえず買いに行ってみるかと新宿のヨドバシカメラに向かい、店員さんに尋ねると「プレザージュの琺瑯モデル」と言った時点で「ないです.取り寄せすれば運が良ければ1ヶ月くらいできます」と即答される始末.待っていてもこのままでは手に入らないので取り寄せ注文して納期を翌日教えてもらうことにして帰宅しました.
そして翌日.かかってきた電話によると、セイコーに1本だけ在庫があってとりあえず押さえたけどどうする?と言われたので、もちろん注文することに.それから1週間後、思っていたよりも早く入手することができました.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 MACRO
正面から見ると、琺瑯独特の立体的な感じはわからないです.それから針も黒く見えて、大人しい印象がします.
6時の位置には日付がありますがあんまり見やすくはないですね.しかしながら、一周で1ヶ月なので月半ばとかいう感じでイメージを掴みやすいのは利点です.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 MACRO
少し文字盤を傾けると、琺瑯ならではの立体感と文字の青さが見えてきます.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 MACRO
光の加減ではここまで青く見えます.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 MACRO
裏面はスケルトンです.よくいえば実用的、悪くいえば面白みのないムーブメントです.
落ち着いたデザインながら琺瑯の文字盤や青い針など、仕掛けがなされていて非常に気に入りました.
バンドはクロコダイルなのですが、これからの季節、暑くなって革バンドには厳しいので、なにか代替になるようなものを探そうかなと考えています.