2017/07/17
交通事故には気をつけて運転はしていますが、自分がいくら気をつけていてももらい事故などは防ぎきれるものではありません.
そうした事故の状況を記録するという面もあって、ドライブレコーダを取り付けました.
FUJIFILM X70
購入したのはケンウッド のDRV-410 .付属のmicroSDカードが8GBと少なかったので、Transcend の高耐久32GB microSDカード を購入しました.
購入にあたっての条件は、
・できるだけ存在感のないもの
・電源ケーブルの取り回しが目立たないもの
・モニタは別に小さくてよい
・画質がよいもの(フルHD、HDR対応)
・電源はシガーソケットではなくバッテリから取れるもの
・駆動電圧が12Vのもの
というようなものでした.
ドライブレコーダは自動車用に設計されたと思われる12V駆動のものと、PC用カメラなどのパーツを流用したと思われる5V駆動のものがあるのですが、バッテリから電源を取るときに5Vだと12V-5Vの変圧が必要となり、そのため変圧器が場所を取るのとアダプタが高価になります.ケンウッドの製品でいうと、このDRV-410は12V駆動なので別売の電源ケーブルは2,500円ですが、5V駆動のDRV-610の場合は6,500円もします.バッテリ過放電防止機能など追加機能を搭載しているとはいえ、本体が15,000円くらいで買える製品のオプションとしては高価です.
また、Wi-Fi対応機種なんてのもあって、映像を直接スマホに転送できて便利そうだなと思いましたが、フルHD動画を転送するのにかかる時間、じっと車内で待つのもつらいので選択肢からはずしました.
それからロードスターのオプションカタログにも最近ドライブレコーダが追加されましたが、モニタ非搭載でそれでいてナビと連動できるわけでもないので、なにかあった時にその場で確認ができないのは不便であろうことからこれも選択肢からはずしました.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
レンズを強調したようなデザインですが、実際に搭載されているレンズは小さいものです.
センサーサイズは不明ですが、大きなものは搭載してないでしょう.400万画素のセンサーを搭載していますが、実際には最大300万画素の記録まで対応なので、センサーすべてを使っていないか、もしくは400万画素から300万画素に変換して画質を上げているのでしょうか.
最大300万画素まで記録対応ですが、HDR記録が可能なのは200万画素なので自分も200万画素モードで使用しています.
液晶モニタのサイズは1.5インチ.厚みはそこそこありますが、縦横のサイズはコンパクトです.
FUJIFILM X70
取り付けはディーラーにお願いしました.カタログオプションのドライブレコーダのメーカーも同じケンウッド製とのことで、取り付け工賃はオプション取り付けと同じ額でした.
取り付け位置はディーラーのサービスマンによると助手席側が多いとのことでしたが、手動録画(自動録画とは別の領域に保存してメモリカード容量がいっぱいになっても自動削除されないようにする)するときのことを考えて運転席側のミラー裏にしてもらいました.
FUJIFILM X70
運転席から見るとこんな感じ.ミラーに隠れてモニタは見えません.
FUJIFILM X70
モニタを見たり設定変更するときにはこうしてミラーを傾けます.なんかこういう隠し機構というかギミックは悪くないですね.
ちなみに手動録画ボタンは下側にあるので、ミラーで隠れていても簡単に押すことができます.
電源ケーブルは上側から出ていてほとんど気になりません.
VIDEO
録画された映像です.画質はこれだけ撮れていてば十分です.下側にGPSの位置情報や時刻、速度が出ています.
音声録画は切ってあります.記録したほうがいいのでしょうか、ちょっと迷っています.
車検のシールが邪魔ですね.とはいえ、レンズが超広角なので多少ずらしても入り込んでしまいますし.
VIDEO
夜間の高速道路で撮ってみたもの.さすがに暗いので画質が落ちます.日中でも光の当たりかたによって影響されますが車内のものが映り込みます.自分の場合はレーダー探知機のシルバーのパーツが目立ちました.対策としてパーマセルで黒くしてみようかと思っています.
取り付けてはみたものの、できればお世話にならずにすませたい、という点では保険と同じような位置付けの製品といえるかもしれません.とはいえ、画質も綺麗ですし、どこかにドライブに出かけたときなど、車載動画として記録できるような楽しみかたもしてみようかとも思っています.
2014/11/24
BS朝日で3週連続で「The Photographers」 という、カメラマンのドキュメンタリーを放送していたので見ました.
1回目の放送は、飛行機と鉄道、2回目の放送は生物、そして3回目の放送はスポーツということで、それぞれのプロのテクニックやこだわり、苦労などを知ることができました.
使っている機材は市販のものなので、極端な話、お金さえ出せば同じものを手にすることはできます(高価ですが……).しかしそれだけでは同じものを撮ることはできないということを番組を見ることでまざまざと思い知らされます.
重要なのは「こだわり」.この一瞬、奇跡的に訪れる、もしくは訪れないかもしれない瞬間を捉えるためにずっと前から準備し、じっと待ち構える.
例えば、夕日が落ちている最中に瀬戸大橋を渡る列車を撮りたい.1年に数日しかないその日に何時間も前から現地に入り、ぎりぎりまでフレーミングに悩み機材に悩む.そうして撮れた写真は自分のような素人目には非常に満足のいく写真のように見えるものの、撮影したプロからすると「あと10秒列車がくる時間がずれていれば夕日のど真ん中を列車が横切るところが撮れたのに」と悔しがる.そのこだわりこそがプロをプロたらしめるのではないかと感じました.と同時に「好きだからこそやっている」というカメラマンもいて、シビアでありながらも多くのカメラマンが天職と感じているのだろうなと思いました.
好きでカメラをいじり写真を撮ったりしていますが、やり直しのきかない一瞬の勝負であるカメラマンの仕事は自分にはつとまりそうにありません.そうした凄みのようなものを感じる番組でした.
年末(12月29/30/31日)に再放送がありますので、興味を持たれた方はご覧いただければと.
2014/09/18
RICOH GR
世田谷文学館 で開催されている、「日本SF展・SFの国」 を見に行ってきました.
ここにやってきたのは2度目.前回は星新一展のときでした.
RICOH GR
受付前のモニタではとり・みき氏が作成したオープニングアニメが流れており、日本SFの黎明期から現在までを凝縮したものを見ることができます.
日本のSFを語る上でよく出てくる「星新一が開拓し、小松左京がブルドーザで地ならしをし、口笛を吹きながらスポーツカーに乗って筒井康隆がやってくる」というネタもしっかり織り込まれていて、見ていてにやにやしてしまいました.
文学館の展示なので小説メインかと思っていましたが、手塚治虫の漫画やアニメ、ゴジラなどの特撮、SFを題材にした映画など、あらゆるものが展示されていました.
どの展示も興味深いのですが、生原稿には見入ってしまいますね.筒井康隆の癖がありつつも読みやすく字形の整った字体や、星新一のわりと子供っぽいよくいえばポップな字体.星新一の場合は原稿用紙だけでなく普通の紙(HOSHI PHARMACYって書いてあるような紙の裏に)に3mm程度の小さな文字でびっしりと書き込んでいたりするなど、性格を感じるとともに表現したい物事に満ちあふれていたのではという感覚も受けました.
ちなみに展示は一部(写真の場所)を除いてすべて撮影禁止です.
RICOH GR
ミュージアムショップで図録を買って帰宅.表紙の「きょうの想像力があすを築く」という星新一の言葉がいいですね.
この図録がまたすごくて、昔の少年誌的な雰囲気の2色刷になっていて100ページくらいですが、ぎっしり詰まった情報量に圧倒されます.巻末にはSF年表がつき、ふろくにサンダーバードの秘密基地(裏面はジェットモグラ戦車とペネロープ号の完全大図解!)もついてます.
もう一つ、ミュージアムショップでは星新一の描いた鶴、いわゆる「ホシヅル」のマグカップもあり、これも最後まで買おうか迷ったのですが見送ってしまいました.買っておけばよかったかな.でも買ってももったいなくて使えなさそう…….
2014/01/12
今更ながらな感じもしますが、Apple TV を購入しました.
Apple TVは、市販のテレビに接続するAppleの小型の装置です.これを接続することで、MacやiPhone/iPadなどの画面を映し出すことができたり、iTunes内の曲や映像を再生したり、iTunes Storeで購入やレンタルした映画などを見ることができます.
HDMI端子でテレビに接続するのですが、自宅のテレビはHDMI端子が1つしかなくすでにDVDレコーダで使われているのでHDMIセレクタも一緒に購入しました.
実際に使ってみると、なんだか不思議な感じです.今まで使ってきたテレビとは別物になったような感すらあります.そして、もっと大きなテレビが欲しくもなりました.
また、Apple TV単体を使ってYouTubeやVimeoといった動画配信サイトを見ることもできるのですが、それに加えてHulu も見ることができるので、加入してみました.
Huluは月額980円で映画や過去のTV放送などを好きに見ることができる動画配信サービスです.
もともとはアメリカのサービスですが、2011年に日本でもサービスが開始されました.当時は1,480円でコンテンツもそれほど多くなかったのですが、コンテンツは徐々に追加され価格も980円に値下げされるなど、徐々に魅力的になってきました.
自分が見たいものとしては、TopGearやプロジェクトX、孤独のグルメなんかがあります.こうした番組が好きなときに好きなだけ見ることができ、さらには途中でとめても続きをiPhoneやiPadで見ることもできるのですから、時間がいくらあってもたりないほどです.
おかげでこの3連休もいつにもましてテレビがつけっぱなしです.
2013/09/28
半年間見続けていた『あまちゃん』の放送が今日で終わりました.
NHKの朝の連続テレビドラマは今まで見たことがなく、宮藤官九郎が脚本だと知ってもどうしようかと思っていました.
放送前日の深夜に宮藤官九郎が進行をつとめる「おやすみ日本」 という不定期放送の番組があり、その中で番組の宣伝も流れたりして面白そうだなとは思ったものの、まだなんか様子見な感じでした.
放送が始まってTwitterのタイムラインに評判が徐々に流れてきたので、ちょっと見てみるかとNHKオンデマンドで第1回を見たのが、放送開始の週の土曜日.そこからは全部録画して見続ける日々が始まりました.
そして物語も終盤になる、震災を扱い始めたところからは録画しつつも朝8時の放送も生で見るという、のめり込みぶりでした.
なにがそこまで惹かれるのか.それはなかなかうまく言い表すことができないですし、ネット上でも数多くの方々があちこちであまちゃんの魅力について語っているのでここでつたない文章で同じようなことを書いてもしょうがないのですが、
・仕込んであるネタの量・奥深さ
・キャスティングの妙
・しっかりとした伏線の回収
・視聴者の視点という「メタ視点」の有効活用
あたりがポイントでしょうか.
ドラマで「メタ視点」っていうのも奇異なことでもあるのですが、「俳優が演じている様子を眺める」という従来のドラマのポジションに「視聴者の視点」を絡めることで、視聴者の距離を縮めて親近感をわかせるポイントがあったのではないかと思います.
さて.「あまちゃん」が終了することによる喪失感を「あまロス症候群」 などと呼ぶようですが、半年間楽しみに見続けてきたものがふっと終わってしまうというのはなかなかにダメージが大きいものですね.