映画『インターステラー』を見に行ってきました.
公開から1週間後、土曜の深夜23:30からの上映(しかも上映時間は3時間ちょうど)を見てきましたが、遅い時間にもかかわらずそこそこの観客の入りでした.
(以下、ネタバレ含め内容の話が続きます)
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映画『インターステラー』を見に行ってきました.
公開から1週間後、土曜の深夜23:30からの上映(しかも上映時間は3時間ちょうど)を見てきましたが、遅い時間にもかかわらずそこそこの観客の入りでした.
(以下、ネタバレ含め内容の話が続きます)
BS朝日で3週連続で「The Photographers」という、カメラマンのドキュメンタリーを放送していたので見ました.
1回目の放送は、飛行機と鉄道、2回目の放送は生物、そして3回目の放送はスポーツということで、それぞれのプロのテクニックやこだわり、苦労などを知ることができました.
使っている機材は市販のものなので、極端な話、お金さえ出せば同じものを手にすることはできます(高価ですが……).しかしそれだけでは同じものを撮ることはできないということを番組を見ることでまざまざと思い知らされます.
重要なのは「こだわり」.この一瞬、奇跡的に訪れる、もしくは訪れないかもしれない瞬間を捉えるためにずっと前から準備し、じっと待ち構える.
例えば、夕日が落ちている最中に瀬戸大橋を渡る列車を撮りたい.1年に数日しかないその日に何時間も前から現地に入り、ぎりぎりまでフレーミングに悩み機材に悩む.そうして撮れた写真は自分のような素人目には非常に満足のいく写真のように見えるものの、撮影したプロからすると「あと10秒列車がくる時間がずれていれば夕日のど真ん中を列車が横切るところが撮れたのに」と悔しがる.そのこだわりこそがプロをプロたらしめるのではないかと感じました.と同時に「好きだからこそやっている」というカメラマンもいて、シビアでありながらも多くのカメラマンが天職と感じているのだろうなと思いました.
好きでカメラをいじり写真を撮ったりしていますが、やり直しのきかない一瞬の勝負であるカメラマンの仕事は自分にはつとまりそうにありません.そうした凄みのようなものを感じる番組でした.
年末(12月29/30/31日)に再放送がありますので、興味を持たれた方はご覧いただければと.
ディーラーに出かけたところ、「新型デミオの6MTディーゼルの試乗車があるんですが試乗しませんか?」とお誘いを受けたので、軽く試乗してきました.
RICOH GR
ボディカラーは、ソウルレッドプレミアムメタリック.グレードは最上位であるXD Touring L Packegeです.お値段は199万8,000円.
RICOH GR
L Packageなのでシートがハーフレザーになり、シートや内装がホワイトになって華やいだ雰囲気になります.自分が乗っているロードスターはほぼ黒一色の内装なので、ちょっとうらやましく感じました.
シートの感触もしっかりとしており、L Packageの価格を考えれば納得ではあるのですが、デミオというエントリーレベルの車からは想像もつかない出来映えです.
RICOH GR
試乗車は100km程度しか走っていない新車.エンジンがかけられた状態の車に案内されたのですが、車の前にいればさすがにディーゼル特有のガラガラ音は聞こえますが、音量は抑えられています.試乗ということでちょっと深めにアクセルを踏んでみましたが、CX-5同様にディーゼルとは思えないほど軽々と回るのには驚きです.
アクセスペダルがオルガン式でロードスターのペダル位置と異なるので最初は戸惑いましたがすぐに慣れました.
ヘッドアップディスプレイが搭載されていますが、着座位置とステアリングのチルト位置によってはまったく見えないですね.見えないのは適正な位置にシートとステアリングがセットされていないということなのかもしれませんが.
RICOH GR
6速MTです.デミオの試乗車でMTを用意するのはなかなか勇気のいることのような気もしますが、それだけ力を入れているということなのでしょう.
シフトの入り方はFFなのでワイヤを使ってミッションとつながっていることもあってかソフトです.ロードスターのようなダイレクト感はありません.またシフトの移動量も大きめ.とはいえ、これはロードスターのような手首の返しだけでシフトチェンジできるものと比べるのが間違いかもしれませんが.
坂道発進でもブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換えても下がらないようにアシスタントシステムが装備されていました.
ディーゼルで低回転からトルクもあるので、6速MTはややもてあまし気味でした.頻繁にギアチェンジしなくてもトルクで引っ張っていけるのでついルーズな運転になりがちです.ガソリンは5速MTだそうですが、ここは入れ替えたほうが合っているような気もしました.ディーゼルのほうが値段も高いのでこういう違いを与えているとは思いますが.
RICOH GR
ダッシュボードにもホワイトのステッチ入りのパッドが貼られており、上級グレードとはいえ「コンパクト=安物」という価値観を払拭する仕上がりです.
ナビはいろいろといわれているマツダコネクトですが、今回はナビ操作はしていないのでとくに評価はなし.しかし甲州街道(国道20号)の側道を走っていたときの画面下の道路標記に「国道」としか表示されなかったあたりに、悪評の一端を見た気がしました.
ほんの数キロだけ走っただけですが、自分の印象をまとめると
・コンパクトカーの乗り味ではなく、もっと高級な車に乗っている感覚
・ディーゼルエンジンは回すと特有の音はするものの抑えられている
・下からトルクがあるんで乗りやすい、踏めばデミオとは思えない加速感が得られる
・ステアリングは軽めだが、ロードスターと比較しての印象なので一般的にはこんなもんなのか
・これだけ豪華にしちゃうとアクセラ売れないんじゃないの?
という感じです.
とかくコストダウンと燃費ばかりが追求されるベーシックカーですが、作り込みの良さと高級感で別格ともいえる仕上がりを感じました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
京都国立博物館で開催している「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展を見に京都まで出かけてきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
京都に行くと毎回のように訪れる龍安寺に.石庭の紅葉を期待していたのですが、残念ながら時期が早かったようで、まだ見頃ではありませんでした.
京都駅から龍安寺まではバスで移動したのですが、龍安寺よりもさらに先のバスの終点に近い山間部が紅葉の見頃のようで大混雑でした.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
龍安寺から嵐電に乗って嵐山へ.嵐山駅近くにある、西山艸堂で湯豆腐と精進料理をいただきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
上から順に、「胡麻豆腐、飛竜頭(ひろうす)」「豆腐のお寿司、ナス田楽、きのこ」「天ぷら(山芋を海苔でくるんだもの、ししとう、高野豆腐、湯葉)」、そして湯豆腐.あとはご飯と漬け物.
お品書きはなく、この料理のみです.精進料理ではありますが、般若湯(お酒ですな)は用意されていました.
どれも美味しいのですが、飛竜頭が好きですね.いわゆるがんもどきですが、ふわっとした中に銀杏など様々なものが入っています.形状から百合根かなとおぼしきものも入っていましたがよくわかりませんでした.湯豆腐は豆腐もだし汁も美味しく、個人的には薬味なしで頂くほうが好みです.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
西山艸堂から歩いてすぐの天龍寺が紅葉が見頃との看板を出していたので、入ってみることに.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
庭園内は紅葉しているのですが、借景である背後の山々はまだ青々としており、まだ時期的に早かったようです.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
100円追加で本堂にも入れるので、座敷から庭園を.畳と障子から見える庭園はまた違った風情があります.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
嵐山から嵐電と地下鉄を乗り継いで、雪ノ下京都本店へ.
観光地や繁華街から離れた、落ち着いたところにありました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
以前から食べてみたかったパンケーキをいただきました.トッピングは長野の林檎のコンポート.
飲み物はアールグレイを注文.普段であれば珈琲を頂くのですが、雪ノ下の珈琲は堀口珈琲の豆を使っており、普段から飲み慣れており家でも飲んでいるので紅茶を選んだというわけです.
パンケーキはみっちりとした密度を感じさせながらも口当たりは軽く、上にのせられたホイップクリームも非常に軽めでよくあいました.見た目の色合いからも想像できそうですが、卵の存在感が強かったです.アールグレイは大ぶりのポットでサーブされて、大きめのカップ2杯以上あり、もちろん薄いようなこともなく飲み応えがありました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
再び地下鉄に乗り、一澤信三郎帆布へ.ここも京都に来るとよく立ち寄る店であります.
日頃からWebを見て、欲しくなった鞄を買うというパターンです.今回は166の紺色を購入.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
夕方になってようやく本来の京都訪問の目的である鳥獣戯画展に.
この時間に訪れたのは、展示が大人気で日中は2時間を超えるため時間をずらしたかったからのと、室内展示なので外が暗くなってからでもよいだろうという判断からです.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
敷地内に入ってみると、目に飛び込んできたのは長い行列.案内では入館まで80分待ち、さらに絵巻を見るまでには館内でさらに50分待ちとのこと.仕方がないので待ちます.混雑を見越して帰りの新幹線は遅めの時間でとってあったので、17時から並んでも3時間半ほどあるのでまあ大丈夫だろうと.
しかし、日が落ちると11月中旬の京都の屋外は寒く、だんだんと凍えてきました.結局外には1時間ほど並び、内部の展示でも再び並ぶなど、かなりの時間を行列に費やされました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
事前に情報をそれほど集めてなかったこともあり、絵巻物だけを展示しているのかと思ったら、他にも高山寺と関わりの深い明恵上人にまつわるものなども展示されていました.
今回の鳥獣戯画絵巻の展示は百年以上ぶりに修復が行われたことを記念してのものだったのですが、修復された絵巻はとても平安時代に描かれたものとは思えないほどの見事な修復でした.こういうことをいうと嫌味っぽくとらえられるかもしれませんが、あまりに綺麗に修復されすぎていて、つい先日描かれましたといわれても信じてしまいそうなほどです.
一般に知られているのは甲巻ですが、甲乙丙丁と全部で4巻あり、甲乙は平安時代、丙丁は鎌倉時代の作と言われています.甲巻がやはり出色ではありますが、乙巻のさながら動物図鑑(ただし架空の動物も含む)も見応えがありました.
今回の移動ルート.
紅葉にはやや早い時期でしたが、観光や食べ物など京都は魅力の多い場所であります.様々な余裕があれば四季折々に訪れたいものです.
FUJIFILM X-A1 + XF60mm F2.4 R
X-T1の解説本が出ていたので購入してみました.
今までにも何冊かの本が出ていて実際に買ったりもしましたが、そうした本がカタログや取扱説明書の延長上にあるのに対して、後発のせいもあってか内容的に突っ込んだものになっています.いちおう各部の名称や撮影の基本的な方法なども載ってはいますが、ページ数的にも少なめです.
重点的に書かれているのが、富士フイルムのカメラの最大の特徴ともいえる、フィルムシミュレーション.青、赤、緑、黄と各色ごとにそれぞれのフィルムシミュレーションの色の出方を検証し、特色や得手不得手を検証しています.富士フイルムの説明では、PROVIAがスタンダード、Velviaがヴィヴィッド、そしてASTIAがソフトということになっていますが、実はASTIAのほうがPROVIAよりも鮮やかな色の出方をしており、それでいてVelviaより抑えめ、かつ赤の再現性はもっともよいなど、意外な結果に驚きました.フィルムのASTIAにあった青色が出づらいといった欠点を解消し、またVelviaのラチチュードが狭い(こんなところまでフィルムの癖が出るのも驚きですが)という欠点を補って撮影の自由度が高いなど、使いでのあるフィルムシミュレーションのようです.ASTIAはポートレート寄りかなと思ってあんまり使ってこなかったのですが、少し積極的に使っていこうかと思いました.
モノクロの画質についてもきちんと検証されており、たまにはモノクロにも手を出してみようかという気分にさせられます.
筆者が実際にX-T1のユーザで使い込んでいるところから得た知見がふんだんに盛り込まれているので、色調のコントロールをはじめ、様々な面で参考になります.
また、X-T1グラファイトシルバーに先行して搭載され、12月にはX-T1ブラック向けにも公開される新しいファームウェアの情報も掲載されており、X-T1ユーザならば手元に置いて損はない本だと思います.