2021/05/15
Apple iPhone SE2
納車に時間がかかった理由の一つとして、「この情勢下で公共交通機関を避けて自転車通勤をする人が多くなっている」というのがあります.自分が乗っている列車はそれほど混雑していないものの、それでも隣に見知らぬ誰かが座っているとリスクを感じることはあります.
感染リスクが高まりつつある状況ですので自分も自転車通勤してみることにしました.
FUJIFILM X100V
以前に自転車通勤をしていた時はリュックを背負っていましたが、通気性を考慮したような製品を選んでもどうしても汗だくになってしまいます.ブロンプトンには自転車に10kgまでの荷物を取り付け可能なフックがついていますので、通勤の容量に見合ったサイズの鞄を購入しました.購入したのは、「Roll Top Bag 14L Olive Green」.
FUJIFILM X100V
背面には自転車前面に引っ掛けるためのアタッチメントが.
PC収納スペース(クッションつきですが保護性は最低限という感じ)があり、他の荷物も詰め込めて、しかも上部はロールトップ形状になっているので必要に応じて収納スペースを拡大することもできます.
FUJIFILM X100V
ナイロン製である程度の水の進入は防いでくれそうですが、レインカバーも付属しているので突然の雨にも対応できそうです.
FUJIFILM X100V
以前から迷っていたヘルメットも購入しました.自転車用のヘルメットというと、ハリネズミみたいな形状のものをよく見かけますが、あれはちょっと敬遠したい…… ということでおとなしめのものを選びました.ヘルメットも需要が多いのか、当初考えていたものは買えませんでした.
自宅から会社までは距離にして約10kmほど.単純な10kmであればまったく問題ないのですが、途中に小高い丘状の起伏が2つあるなど、アップダウンがそこそこあります.当初はこの上りが厳しくて低速ギアにしてなんとか上っていたのですが、だんだんと慣れてくると高速ギアでもなんとかなるようになりました.アップダウンを回避するルートも試してみたのですが、繁華街を通過する必要があり、人の多いところを通るのは気苦労が絶えないのでだったら人の少ないアップダウンのある道路を走ったほうがマシ、という結論になりました.また、人の多いところを走るのも大変ですが、交通量の多くてしかも道路幅の狭い道路を走るのもリスクが大きいので、そういう道路は極力避けるようにしています.
2021/02/09
2021年になっても鬱屈とした状況に変化はなく、外出もままならなく自宅で過ごすことの多い日々が続いています.
寒い日が続くため換気も億劫になるのですが、CO2濃度が高くなると判断力が落ちるなど健康状態にもよろしくない、ということで手ごろな価格のCO2濃度測定器を購入しました.
FUJIFILM X100V
購入したのはユアーショップという会社の「Your Checker」なる製品.型番は探すも見つけられず.お値段は1万円くらい.
中国のどこかの会社で作られた製品を日本の商社が見繕って輸入販売している構図のようなのですが、ユアーショップの商品は会社で非接触体温計を使用しており、不具合もなく使えているので問題なかろうと判断しました.あと、ヨドバシカメラで取り扱いがあるというのは信頼のおける製品という判断の一つになりますね.Amazonではこの手の製品は玉石混交(しかも石多め)ですから.
FUJIFILM X100V
バッテリを内蔵しているので場所を問わず使えますが、据え置きで使うことを前提とした形状をしています.バッテリはそこそこ容量があり1日くらいは動き続けることができるようなので、夜中のうちに充電して日中はバッテリで運用するというのがよさそうです.
FUJIFILM X100V
明るめのバックライト付き液晶です.かなり明るいうえに照明オフや明度調整はできないので寝るときもつけっぱなしは眩しいのでやめた方がいいですね.
1,000ppmを超えると警告音が鳴りますが、これまたボリューム調整はできないので自分は警告音オフにしました.画面下のボタンを2度押しすると警告音オフになります(1回だと摂氏と華氏の切り替え).1,000ppmで警告音が鳴ることからもわかるように、CO2濃度は1,000ppm以下が推奨となっています.1,000ppmをちょっとでも超えたら健康に害を及ぼすというものではないのですが、判断力が鈍ったりするなどデメリットが多くなります.
個体差なのかわかりませんが、気温は自宅にある他のものに比べて1-2度くらい高めに出ました.1度単位での表示なので精度もそれなりなのでしょうか.
FUJIFILM X100V
外に出しておいたところ、413ppmを指しました.いまの日本のCO2濃度と比べるとおおむね正しい数値を指しているようです.環境活動家ぶるわけではないですが、リンク先のCO2濃度の経年変化のグラフを見て、手元の数値を見ると地球温暖化をリアルなものとして感じます.
自宅の環境だと1,000ppmを超えた段階で窓を開けると10分ほどで500ppmくらいまで半減します.どのくらい窓を開けていればいいのかわからず、寒い思いをしつつ換気をしていたのですが、自分が思っていたよりも素早く寒気はなされるというのは大きな発見でした.その反面、窓を閉めていると1,000ppmに到達するのも早いということも分かったのですが.
数値の変化がおもしろいので夜中も含め、1日中つけっぱなしにしてCO2濃度をチェックしてみました.
・窓を閉め切った状態(別室の小窓は開けてある)だと1,700ppmまで上昇し、その後はほぼ一定に.
・朝起きた状態では1,400ppm程度(活動量の低下でCO2排出量が少ないからと推測.睡眠時無呼吸症候群じゃないといいのですが……)
・朝から夕方まで家を開けた状態では500ppm程度に下がる(小窓などから少しづつ外気が入っているものと推測)
窓を閉めておくとCO2濃度は上がり続けるのかと思っていましたが、小窓でも開けておくと換気として有効なのだなと感じました.
2020/12/13
FUJIFILM X100V
ユリシーズのバックルレスベルト「リーショ」を購入しました.
使っているベルトがやれてきているのでそろそろ新しいのがほしいなと思っていたところにユリシーズからメールマガジンが届いたのがきっかけでした.ユリシーズはストラップやボディスーツなど、カメラ関係のグッズを作っているところですが、紹介されていたのはなぜかベルト.なんでだろうと思ったら、ストラップを作っている大阪の町工場がCOVID-19の影響を受けて大変だということで支援するために作られた製品なのだとか(詳細はこちら).そもそも、ベルトを主力として作っている町工場に「細長い革製品だから」という理由でカメラストラップの製造を依頼したというのが面白いところです.
自分はユリシーズのカメラストラップ「クラシコ・ドリット」を使用しており、これが製造終了してしまうのも困りものですし、ベルトもちょうどほしかったしというところで渡りに船という感じで購入しました.
FUJIFILM X100V
今回はチョコレート色を購入.ユリシーズの製品はいつもながらパッケージにも手を抜かず、開封前から「いいものを買った」感があります.
FUJIFILM X100V
厚みのあるしっかりとした革で、コバ(裁断したエッジ部分)が丁寧に仕上げられています.
FUJIFILM X100V
バックルレスということで、固定方法はシンプルに金属(真鍮?)のパーツにベルトの穴を差し込むだけ.取り外しも前側に引っ張れば簡単に外れます.
一般的なベルトだとバックルのピンにベルトの穴を引っ掛けるときにベルトを折り曲げる必要があり、使っているうちに折りじわがついてしまいます.そうした痕が残ってしまうのがあんまり好きではなく、腕時計の革ベルトも折りじわのつかないDバックルを使っている自分としては、このシンプルな方式は気に入りました.
2019/06/22
居住区の保健所より、風疹の抗体検査を受けるよう、クーポンが届きました.
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は風疹の予防接種を受けていないとのことで、風疹にかかりやすく、それによる妊婦、ひいては生まれてくる胎児に重度の悪影響を及ぼす可能性があるというのは以前から指摘されていたことでした.にもかかわらず従来は自己負担で検査や予防接種を受ける必要があり、結果として風疹の蔓延を防げていないことから、ようやく政府が重い腰を上げて自己負担ゼロで検査や予防接種をできるようにしたというわけです.
自分は問題が取りざたされるようになった約6年前にMRワクチンの予防接種を受けていましたが、抗体ができているかどうかは自分では判断できないので、ちょうどいい機会だと思い、以前にMRワクチンの予防接種をしてもらった医院に行って、検査してもらってきました.
余談ですが、6年前に予防接種してもらったときは自己負担8,000円で自腹を切るのも躊躇する額でしたので、会社に掛け合って希望者は会社負担で接種できるようルールを決めてもらいました.なので自己負担はなかったのですが、あとで聞いた話では自分以外に予防接種をした人はいなかったとか.
FUJIFILM X70(一部画像加工)
結果としては、風疹への抗体は確認されましたので、予防接種の必要はなしという判断になりました.
FUJIFILM X70
検査を受けた医院はWebで予約の受付をしてくれるシステムになっており、申し込みをした時点で40人待ちくらいだったのでまだまだ余裕だろうと思ってたら思いのほか早く順番が回ってきてしまいました.いや、順番が早く回ってくるのはいいことなのですが.
順番が回ってくるまでは喫茶店でお茶でも飲んでひといき、と思っていた予定が崩れてしまったので検査後に一休み.
普段は喫茶店でもホットコーヒーばかりなのですが、今日は蒸し暑いこともあってエスプレッソスムージーの杏と黒糖を.飲むまで味の予想がつきづらい組み合わせでしたが、酸味のバランスがよくて美味しかったです.
2018/05/27
FUJIFILM X100F
NHKの技研公開2018に行ってきました.技研公開は毎年この時期にNHK放送技術研究所で開催される、研究成果の発表会のようなものです.
このブログの記録によると、前回行ったのは2011年なので、ちょっと間が空いています.
ここ数年の中心的な技術といえば8Kスーパーハイビジョンでしたが、久々に訪れてみたところ、8Kスーパーハイビジョンはディスプレイの薄型化技術や中継車への導入など、次のステップに踏み出している印象でした.
それに代わってメインとして押し出しているのがAI技術.とはいえ、AI自体がバズワード化しているというか、衆目を集めるために都合よく使われている傾向にありますので、AIっていうのかなそれ、的なものも散見されました.
FUJIFILM X100F
入り口からすぐのところにはAIによる効率的な番組制作をするためのコーナーが設けられていました.
これは音声認識による書き起こし制作システム.録画してきた映像を自動的に文字起こししてくれる、取材する側としては垂涎のシステムです.とはいえ、録音した音声から自動的に文字起こしをしてくれるシステムはすでに存在していますし、今回発表のシステムとて、音声認識は完全なものではありません(デモ用に間違いやすそうなコンテンツを使っていたという側面もありますが).
ポイントとなるのは、データ自体をサーバにおいて、ブラウザから複数のスタッフが同時編集を可能にしていていることでしょうか.
FUJIFILM X100F
映像自動要約システム.番組からダイジェスト版を作るのは手間もかかるし面倒、ということで「テロップが表示されているもの」「出演者がアップになっているもの」「SNSでコメントが多かったもの」などという条件を入れることで映像を自動解析してダイジェスト版を自動作成してくれるものです.
このシステムに限らず昨今の情勢を反映してか、Twitterのツイートを自動集計して直近で起きている出来事を自動解析するシステムなど、Twitterのデータをかなり重要視している印象の展示が多くありました.
FUJIFILM X100F
テレビ視聴ロボット.今年の技研公開のニュースが流れた時に研究一覧を見て気になったのがこれ.ロボットがテレビを見る?なんのため?まさかテレビを見てコメントするのかな、いやまさかねぇ…… と、疑問を感じたものですが、実際に展示されていたものはまさにそのとおりのものでした.
番組からキーワードを抽出し、それをもとにAIがコメントすることで一人で見ていても家族や友人と一緒にテレビを見ているかのような感じで楽しめるものを目指したのだとか.
自分は一人でテレビを見ても別に寂しいと思ったことはないのですが、話し相手の欲しい一人暮らしの老人とかに需要があるのでしょうか.
FUJIFILM X100F
展示は1FとB1Fで行われているのですが、B1F(本来は駐車場として使われているスペース)の展示は専門的すぎて門外漢の自分には1割も理解できないほどです.
そうした中にもいくつかの体験スペースが用意されており、これは8Kスーパーハイビジョンを使ったVR映像システム.さすがにOculus Go(解像度は2,560×1,440)とは別格の解像度ですが、ゴーグル部分も巨大ですし、展示されてはいませんでしたが裏で動いているシステムもかなりのハイスペックな仕様を要求しそうです.ゴーグルの両眼の間隔がちょっと離れているのか、きちんと両眼で映像を捉えられるスイートスポットがかなり限定される印象でした.
FUJIFILM X100F
まだ研究レベルとはいえ、興味深い研究がたくさんあり、その一端をこうして体験できるので、行ってよかったと思いました.
多くの研究発表やデモが撮影可能(撮影不可なのはオリンピックの映像を使っているなど版権が絡んでいるものが多いように見えました)なのもいいのですが、撮影や録画をしても既存の媒体ではそのすごさを記録できないあたりがまさに先端技術なのですよね.
8K/120Hz撮影のフィギュアスケートは、やや低めの視点から撮影されていることもあってか、ブレードが氷を削って飛び散る氷片までしっかり捉えられており、ここまで解像度が上がると裸眼でも立体的にすら見えてくるようでした.
また、以前は見た記憶がないのですが、ハイブリッドキャスト(放送と通信の融合サービス)の展示でNHK以外の民放各社の展示がされていて、例えばTBSではCMの一部を差し替えて家族へのメッセージを出す機能(CMをメッセージ動画で上書きすることで、あたかも放送として流しているように見える)をデモするなど、NHKの範疇外といえる領域でも研究はされているようです.
放送や映像技術は詳しくないので自分の理解も浅いものになってしまいますが、他の来場者の方を見ていると、展示パネルを写真に撮ったり、説明員(研究者)に突っ込んだ質問をしているなど、専門分野の方には見がいのある展示なのだろうなと思いました.なかでも、仕事をすでにリタイアされたとおぼしき年齢層のかたが一人で歩いていて、説明員に細かな質問をしている様子を何度も見ました.
写真はNHKグッズとして売られていた、スノータイガー(雪上車).