2019/05/19
出張で長野に行ってきました.
出張の業務自体は1日目に終了し翌日は土曜日で帰るだけでしたので、夕方の新幹線を予約して観光にあてることにしました.
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長野市内で観光したり鉄道で行ける範囲というのはいくつもバリエーションがありますが、前日の疲れも残っていたので温泉に入ろうと思い、長野電鉄の特急で湯田中温泉に向かいました.車両はJR東日本で成田エクスプレスに使用されていた253系です.
長野電鉄には各駅停車と特急列車が運行されていますが、距離に関係なく特急料金100円というのは気軽に乗れていいですね.
余談ですが、長野オリンピックがあった関係で長野市とその周辺は英語をはじめとした他国の言語に対応した案内が多く感じます.
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終点の湯田中駅に到着.小布施までは乗車したことがあるのですが、ここまできたのは初めてです.
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現駅舎のすぐ隣に旧駅舎がそのまま残されており、日帰り温泉などに活用されています.
入浴料300円でタオルも160円で販売されていますので、気軽に入ることができます.
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温泉から出て、休憩施設で一休みしようかなと思ってふと外を見たら、旧小田急ロマンスカー10000形の特急列車が入線してきました.なので、休憩もそこそこに駅まで戻り、再び乗車することに.
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展望車が空いていましたので先頭座席に座ることができました.先頭座席とはいえもちろん自由席です.
乗車した列車は通常の特急列車とは異なり、「特急ゆけむり〜のんびり号〜」と名付けられた列車で、通常の特急よりも速度を落として車掌さんが沿線の観光案内をしてくれるものでした.
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途中でこんな車両とも行き違いをします.これは旧営団3000系.かつて日比谷線で使用されていた列車です.他に東急8500系も使用されるなど、バリエーション豊かな車両が運行されています.
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小布施駅で途中下車し、お昼と観光に出かけることに.
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小布施堂本店で昼食を.月替わりの手の込んだ料理に加えて抹茶とお茶菓子をいただきました.
料理はアスパラと素麺、筍のすり身揚げ、芽なべ、これにじゃこご飯とデザートがつきます.
抹茶とともに供されるお茶菓子は「栗あじさい」.小さく角切りにした寒天であじさいの形を作り、中に栗餡が入っています.さらにこの時期限定の「青竹水栗羊羹」も追加.栗のシーズンである9月10月はもちろんですが、それ以外の時期でも栗を使ったお菓子などを堪能できます.
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昼食後はすぐ近くにある「北斎館」に.小布施は晩年の葛飾北斎が訪れて絵を描いた地でもあります.
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この時は企画展として北斎漫画展が開催されていました.「北斎漫画」といっても一般にいわれている「漫画」ではなくスケッチ集のようなものです.動物や魚などがありましたが、さすがどれも特徴を捉えているなと感じました.
葛飾北斎は90歳で亡くなるまで絵を描き続け、自らを「画狂老人」と名乗り、亡くなる間際にもあと5年生きることができれば絵を極めることができたのにと言い残したとされるほどの人だったそうです.
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小布施を出る前に「えんとつ」で「朱雀モンブラン」をいただきました.栗のシーズンになると「朱雀」という和風モンブランのようなお菓子が出て、数量限定ということもあってかなり混雑するようですが、こちらは通年販売されています.美味しいのですが、想像をはるかに超えるボリュームでした.
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小布施駅に戻ってホームで列車を待っているとこのような光景が.自分がいまどこにいるかわからなくなりそうです.
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小布施から戻ったあとで善光寺にも行こうと思っていたのですが、時間が足りずにそのまま新幹線で帰りました.
小布施は以前にも何度か訪れているのですが、街並みの美しさと食べ物の美味しさ、さらに足を伸ばせば数ヶ所に温泉もあってお気に入りですので、再訪したいものです.
2019/04/30
小樽旅行、つづきです.
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2日目です.9時くらいにホテルをチェックアウトし、キャリーケースをフロントに預けました.
そしてホテルのすぐ裏にある、「色内食堂」で朝食を.ここはお昼のお弁当が豪華で有名らしいのですが、朝も充実しています.コーヒーが390円なのですが、それに100円追加でモーニングメニューを頼むことができ、それがこのボリューム.トーストに卵2個くらい使っていそうな卵焼き、ウインナーとベーコン、ポテトサラダ、自家製っぽいピーナツバターなど盛りだくさん.
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色内食堂から10分も歩かない距離に北海道中央バスのターミナルがあり、そこからおたる水族館行きのバスが出ているので乗り込みます.マスコットキャラがタコなのは珍しいですね.しかもちょうど訪れたときには特集が「蛸展」でした.
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昔はあんまり見なかったような気もしますが、最近は水族館でも「食」をからめた展示が多くなっているような気がします.たとえばアクアマリンふくしまでは大水槽の前に寿司店のカウンターがあったりもしますし.
ここでも食べて美味しい魚たちを特集して展示していました.
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もちろん北海道にしか生息していない希少な生物の展示もあります.これは「オショロコマ」.イワナに近い生物だそうですが北海道にしか生息していません.
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おたる水族館には、メインの建物とは別に海沿いに「海獣公園」というコーナーがあります.ペンギンやトドのショーが行われるというので行ってみました.
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まずはフンボルトペンギンのショー.ショー、といっていいものかわからないほどのフリーダムぶりです.
写真ではこの飛び込み台からプールに飛び込むところを見せたかったのですが、餌欲しさにじっと飼育員をみていて飛び込みませんでした.
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そのあとで開催されたのがトドのショー.間近で見ると巨大です.しかも動きが俊敏.奥のほうにある小屋からやってきてプールに飛び込んだかと思いきやすぐ目の前のコンクリートの台の上に飛び乗ってきます.ペンギンと違ってトドは見事なショーでした.
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再びバスに乗って小樽の市街地まで戻ってきたところで時刻は昼過ぎに.下車したターミナルに「ぱんじゅう」が売られていたので食べてみることに.
「ぱんじゅう」とは、自分も初めてその存在を知ったのですが、Wikipediaによると今川焼き(大判焼き)から派生した食べ物で、小樽のほかでは伊勢や足利でも食べられているのだとか.
好きな3つと飲み物のセットがあったので、こしあん、クリーム、抹茶を注文.少し大きめの一口サイズで、供される前に表面を再度焼いてもらえたので表面はカリカリ、中はふわっとして美味しかったです.
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お昼は「洋食屋マンジャーレ」でカレーを.洋食店が好きというのもあって、旅先で洋食店に入ることが多いです.その日のランチのチキンソテーと迷ったのですが、少し離れたところでカレーを食べているのが妙に美味しそうに見えたのでカレーを選択.煮込んだ野菜の旨味とじわっとくる辛さのバランスがよかったです.
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お土産のたぐいを買ってなかったなと思い、運河から少し離れた、土産物店やお菓子などの店の立ち並ぶエリアに.
小樽の駅前に土産物店が少ないのは鉄道でくる観光客がそれほど多くないからというのもあるのでしょうけど、主たる観光地である運河からも少し離れているのも不思議な気もします.景観地区と土産物店を分離したいという意向なのでしょうか、それとも単に観光バスの駐車場が近いからという理由なのでしょうか.
小樽を代表する土産物というかお菓子を作っているところといえば、ルタオがあります.実際には他の地区の会社が運営しているだとか作っているのは小樽じゃなくて千歳だとかいわれてはいますが、「小樽」を前面に出して、しっかりとしたブランドを構築したそのスタイルには見るものがあります.
いくつかあるルタオの店舗に併設された喫茶店で看板である「ドゥーブルフロマージュ」をいただきました.お土産用のものは鮮度維持などを考慮して冷凍してありますが、店舗で食べるのは「生ドゥーブルフロマージュ」としてちょっと違うようです.たしかに美味しいですねこれ.評判がいいのもわかります.一緒にアールグレイティを注文したのですが、ポットに入れてたっぷりと供されるのもよかったです.
ということで、キャリーケースの空きスペースを考慮しつつルタオでお土産を購入し、ホテルでキャリーケースをピックアップして、ロビーでパッキングして小樽をあとにしました.
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小樽からは新千歳空港まで快速で.行きは指定席が取れませんでしたが、帰りは指定席でゆったりできました.北海道内を走る列車なのに、JR東日本の「えきねっと」で予約できるんですよね.知りませんでした.
夕飯は新千歳空港でラーメンをいただきました.
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帰りはこれまた利用したことのないAIR DOを選んでみました.AIR DOはANAとコードシェアをしているので選ぶことができるのです.AIR DOの機体はボーイング737と767がありますが、767はBluetoothなど無線を利用した機材は使用不可とのことでワイアレスイヤホンが使えないので737で.
1泊2日で北海道、しかも小樽だけというのももったいないような気もしますが、こうしてお値打ちな価格で旅行できるのであれば、滞在先を絞って何度も訪れるような旅行もいいなと思いました.
2019/04/29
ANAのサイトに航空券とホテル宿泊をセットにした『ダイナミックパッケージ「ANA旅作」』というのがあります.
そこを見ていたら羽田-新千歳の往復航空券と札幌や小樽のホテル1泊で24,800円というプランがあったので、これは安いということで小樽まで旅行に出かけてきました.
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格安プランだからといって飛行機の便が選べないというようなこともなく(便によっては追加料金が必要ですが)、好きな便や座席を選ぶことができます.自分はそれほど飛行機で旅行をしないので、行きは物珍しさでボーイング787を使用した便を選んでみました.
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東京から北海道というと、かなり時間のかかるイメージがあるのですが、離陸して機内サービスがあって飲み物をいただき、通信速度の遅いWi-Fiサービスでツイートしたりしているうちに、函館が見えてきてすぐ着陸態勢に.
荷物を預けずに機内持ち込みのキャリーケースを使用したので、すぐに小樽行きの快速列車に乗り込むことができました.
小樽駅はホームの一部が昔のまま残されており、遠くに石原裕次郎のパネルが飾られています.
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小樽駅です.かつて北海道の玄関口であったことを思わせる立派な作りの駅で、駅からはまっすぐに道路が伸びて小樽のシンボルともいえる小樽運河があり、そしてその先には海が見えます.
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小樽といえば海産物、特に寿司が有名ではありますが、それは夕飯のお楽しみということにして駅から余市方面に線路沿いに進んだところにある「小樽Muse」で煮込みハンバーグを.デミグラスソースがたっぷりかかっていて美味しかったです.
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昼食を食べ終えて14時くらい.ホテルのチェックインが15時からなのですが、キャリーケースを引っ張りながら観光するのも邪魔なので、ホテルに預かってもらおうと思って、小樽運河に面したところにある今日の宿である「ホテルノルド小樽」に.フロントで荷物を預かってもらおうとしたら、すでに部屋の準備ができているとのことで予定よりも早くチェックインすることができました.翌日もフロントで夕方までキャリーケースを預かってもらうことができ、快適な旅を過ごさせていただくことができました.
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小樽駅からホテルに向かう途中で、廃線跡に遭遇しました.これは北海道初の路線「手宮線」の跡です.
明治初期、北海道開拓のため小樽から札幌まで鉄道が敷かれることとなり、その時に作られた線路がそのまま残されているのです.
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1880年から1985年まで使用され、その後廃線になりましたが可能な限り線路が残されており、すぐ横を遊歩道として歩けるようになっています.国鉄末期に日本のあちこちで赤字路線が廃止されましたが、多くが線路を撤去されて車道や自転車道などに転用されてしまいましたので、このように観光資源として残されている例は珍しいように思います.
廃線跡が観光資源となるのか?と思われるかもしれませんが、見ていると線路と一緒に写真を撮っている人がかなりいました.なかには「『スタンド・バイ・ミー』みたいだよね」とかいう声も.使用中の線路に立ち入って写真を撮ると問題になりますが、この廃線跡では誰でも心置き無く撮影できるので、人気があるのです.
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その廃線跡を海に向かって歩き続けると、このような転車台があり、さらにその先に車両らしきものが見えてきます.これが小樽市総合博物館です.
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入館すると、明治時代に使われていた機関車「しずか号」が展示されています.
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運転席にも入れます.蒸気機関車の運転席はボイラーがあることもあって大量の配管やメーター類があって格好いいものですが、しずか号のそれはスチームパンクとでもいうか、艶めかしさのようなものすら感じさせる魅力があります.
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屋外には大量の国鉄時代の車両が展示されているのですが、残念ながらまだ冬季営業期間中とのことで雪よけのブルーシートがかけられている車両が多かったです.
翌日、バスですぐ横を通った時にはブルーシートの撤去がかなり進んでいたので、翌日訪れればよかったと思いました.
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それでも珍しい車両をいくつか見ることができました.これはキ700.大正時代から使われ始めた雪かき車.
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これはセキ6000石炭車.キ700にもありましたが帯状に黄色の塗装が施され「道外禁止」の文字が入っています.これは最高速度が65km/hまでしか運用できず高速貨物列車(75km/h以上)での運用には組み込めず、北海道以外での使用は禁止という意味です.「道外禁止」の文字の入った車両はもちろん本州では見れないので、貴重なものを見ることができました.
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ホテルまで戻り、向かいにある運河で営業している「小樽運河クルーズ」を申し込みました.とくに夜は「ナイトクルーズ」として夜景も楽しむことができます.
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乗船した時はまだ薄暗くなってきたくらいの状態だったのですが、30分のクルーズ中にみるみる暗くなっていき、その様子を楽しむことができました.
運河だけでなく港のほうにも出て、周囲の建物や小樽の歴史、運河がどうやってできたかというような話もしてくださりました.遠くに見える冠雪している山は天狗山.かなり斜度のある上級者向けのスキー場だそうです.
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小樽運河といえばこの倉庫街が立ち並ぶ様子がよく写真で出てきますが、これを船の上から見ることができるとは思いませんでした.写真を撮れるようにと、要所要所で停止してくれるのも助かりました.
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下船後、橋の上から撮った写真.こちらが一般的にはよく見る写真ですね.
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この日は日中でも最高気温12度くらい、夜は6度くらいまで冷え込む天候でした.寿司を食べるべく、「寿司屋通り」と呼ばれる寿司屋が多くあるところまで行こうと思っていたのですが、寒さに負けて運河沿いにある「政寿司 ぜん庵」でいただくことに.
さすがの美味しさでした.残念だったのは小樽の名物であるシャコを追加で注文しようとしたのですが、今日はシャコが入ってなかったとのこと.とはいえ、冷凍もののいつ仕入れたかわからないようなシャコを出されるよりは、こうして「ない」といわれて諦めるほうがいいと自分は思います.シャコはまた今度訪れたときの楽しみにとっておきます.
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夕食後、ぶらぶらと歩いていたら日本銀行の旧小樽支店が.いまは金融資料館になっています.小樽は北海道の玄関口として栄えたこともあって、銀行や倉庫など石造りの建造物が大量に残されています.日本銀行の他にも三井、三菱、第一、北海道拓殖などの建物がそのまま残されており、それぞれの特徴を残しつつも店舗などに活用されています.運河沿いには倉庫を活用したライブハウスまでありました.
つづきます.
2019/03/16
香港・マカオ旅行のまとめ.最後は建物や街並みについて.
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空港から市街地に移動している途中で見かけたマンション群.同じ建物が密集して並んでいると、かつて遊んだ「シムシティ」を思い出します.
香港は土地が狭いので、建築可能な土地には高層マンションが林立しています.ガイドさんの説明では、人気のある場所では築数十年経ったような2LDKのマンションでも数億円はするそうです.
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いかにも香港らしい建物といえばもうひとつ、この室外機が外に大量に出た雑多な感じの巨大マンション.
このマンション、建物が「E」の形をしていて、反対側から見ると、このような圧倒的な迫り来るような存在感があります.出窓のような形で窓が飛び出ているのは、少しでも窓のある場所を確保しようとしているようにも見えます.
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香港で見かけたAppleStore.
マカオでも泊まったホテル(1階がカジノになっており、周囲にショッピングモールが入っている)にもAppleStoreがありました.Apple製品のユーザ数を考えたら、日本でももっと店舗が多くてもいいんじゃないかという気がします.
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マカオの市街地はポルトガルの植民地だっただけあって、西欧風の教会などがあちこちに残っており、世界遺産として大切にされています.
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これもマカオ.地面がタイル張りになっており、魚やタツノオトシゴ、貝、船など海にまつわるようなタイル絵があちこちにありました.
香港とマカオ、どちらも初めて訪れた国で、せいぜいガイドブックを読むくらいの前知識しか持たずに行ったのですが、楽しむことができました.香港とマカオは船で1時間くらいの距離で、どちらも以前は植民地(香港はイギリス、マカオはポルトガル)で今は中国に返還されているという点では似たようなものなのかなと思いきや、街の雰囲気も住んでいる人の雰囲気も結構違うものを感じました.
例えば交通ルール.香港は歩行者よりも車が優先.なので、歩行者がいても車は止まってくれません(滞在中、1度だけ止まってくれる車がいましたが).歩行者も歩行者用の信号が赤であっても車が来なければどんどん歩道を渡ってしまう.見ていてひやひやするような光景を何度も見ましたが、これで成り立っている社会なのでしょう.対するマカオは車は止まってくれますし、歩行者用の信号は青になるまで待っています.
興味深いのが貨幣.中国に返還されたとはいえ香港とマカオは人民元とは違う貨幣(香港は香港ドル、マカオはパタカ)が流通しており(ちなみに大陸の中国人も香港やマカオに来るときにはパスポートが必要)、香港ドルはマカオでも使えるのです(ただし逆は不可).厄介なのは香港ドルで支払ってもお釣りはパタカで返ってくることが多く、しかもパタカは日本に持ち帰っても日本円への換金は不可.マカオのあちこちにあるカジノでもパタカは使えません.なんか立場の低い通貨のようです.
2019/03/15
香港・マカオ旅行のまとめ、今回は食べ物編です.
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ホテルの朝食はだいたいどこに泊まってもありきたりな感じのもの.なので朝食も現地の店で食べようということで、飲茶をいただきに陸羽茶室に.
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このクラシカルな佇まいがたまりません.
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注文はこの紙に鉛筆で書き込む…… のですが、これでは漢字の文字からなんとなく想像して注文することしかできません.
と、困っていたら写真付きのメニューと英語の注文票を持ってきてくれました.
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春巻、海老と豚肉のシュウマイ、チャーシューまん、海老入りちまき.
とりあえず定番な感じのものを注文して、足りなかったら追加しようと思っていたら、ちまきが蓮の葉とおぼしき大きめの葉っぱに包まれている大きめのサイズで、そこそこの満腹感に.
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陸羽茶室から少し歩いたところにある、スターバックスに.ここのスターバックスはレトロな喫茶店を意識した作りになっています.
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飲み物はごく普通のラテですが、いっしょにコーヒーエッグタルトを注文.コーヒー入りのエッグタルトってどうなのかなとは思ったのですが、意外と違和感のない味でした.エッグタルトの甘み→少し時間をあけてコーヒーの存在感という感じで味覚にちょっと時間差があったような.
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スタバに行ったのはデミタスカップ収集のためでもあります.いちばん上の「You Are Here Collection」が手に入ったので一安心.香港ならでは(買ったのはマカオだけど)という感じのある.トラムとフェリーのイラスト入りカップもいい感じです.
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エッグタルトの本場といえるのは、香港よりもマカオ.
ちゃんと名物は押さえておかねば、ということでマカオの街歩きの途中でカフェに入って、エッグタルトをいただきました.まあ、日本で食べるエッグタルトも十分美味しいわけで、だいたい想像どおりの味ではあったのですが.