2018/07/03

新旧ロマンスカー

Category: 旅行・観光,鉄道 — Annexia @ 22:25

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 小田急沿線に住み、朝晩と通勤に利用していると存在を強く感じるのがロマンスカー.
 現在は7000形LSE車、30000形EXE車、50000形VSE車、60000形MSE車、そして新型の70000形GSE車の5種類が運行されていますが、7月10日で7000形LSE車が定期運行から外れると発表になったので、乗れるうちに乗っておこうと思って、用事もないのに箱根まで出かけてきました.

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 新宿駅に入線してくるLSE車.
 すでに1編成のみの運行となっており、しかも毎日運行ではなくむしろ平日は運行されない日の方が多いくらいです.定期運転終了まで約2週間ほどを残した平日にもかかわらず、新宿駅構内はカメラを構えた方々でいっぱいでした.

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 駅のホームに貼られた、乗車位置を示すLSE車のステッカー.
 これもLSE車の運行終了とともになくなってしまうものです.

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 列車や路線が廃止になると押し寄せてくる鉄道ファンのことを「葬式鉄」なんて呼び方をしたりします.自分はあんまりそうした行動はとらないのですが、今回LSE車に乗車したかったのはこのモケットのシートの存在.国鉄時代の車両などにはよくありましたが、特急型車両では最近はほとんど見かけなくなりました.このシートに最後にもう一度座りたかったのです.
 とはいえ、座席の感触は最近のものに比べるとややクッション性が足りなく、ゴツゴツとした感じがお尻に伝わってきたりするなど、40年近く前の設計であることを感じさせられました.

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 13時過ぎの列車なのでちょっと遅めですが駅弁をいただきました.
 列車の側面から持ち上げるようにして固定する細長いテーブルもいまでは珍しい存在です.

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 「はこね号」は途中、町田と海老名、小田原に停車するのですが、町田と海老名で下車するかたが多いですね.これがまた土曜だったりすると箱根湯本まで乗車されるかたがもっといるのではないでしょうか.

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 終着駅の箱根湯本駅に到着したLSE車.ここでも大人気でした.

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 側面に貼られた「Last Run」のステッカー.

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 改札を出て国道1号線の跨線橋から.特徴あるアーチ型の屋根とともにクラシックさを感じさせます.

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 帰りのロマンスカーまで約2時間半.当初は日帰り温泉を計画していたのですが、箱根は多少涼しいとはいえ結構な暑さ.そのため温泉は諦めて、「茶のちもと」に行き、「お濃茶のかき氷」をいただいてきました.
 ふんわりと軽く、それでいて濃いめの抹茶が効いていて、しかも中には白玉やお茶の寒天が入っており、セットのほうじ茶ともぴったりでした.

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 かき氷を食べ、周囲をぶらぶらしてあと1時間.どうしようかなと思っていたら、箱根登山電車の古い列車がやってきたので途中駅まで乗り込んでみることに.

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 1919年の箱根登山鉄道開業時から運行されているモハ1形と、1927年から運行されているモハ2形の組み合わせです.ちなみに冷房はありません.6月下旬くらいでも車内は蒸し暑いです.
 この塗装、LSE車(というより、ロマンスカーの先祖であるSE車)にも通じる色合いをしています.

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 途中駅の大平台で下車.大平台駅はスイッチバックの駅で行き止まりの構造をしており、周囲も木々に囲まれた鬱蒼と雰囲気をしているのが好みです.
 大平台駅までくる途中でもスイッチバックをするためのスペースが用意されており、その都度乗務員が行ったり来たりして、車両交換もしているので見ていて飽きない路線です.それでいて本数もそこそこあり、しかも大平台まで18分ほど乗車しても運賃は片道190円とリーズナブルなのもいいですね.

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 箱根湯本駅まで戻って帰りは最新型のロマンスカー、GSE車に乗車しました.

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 座席もモケットから一転してモダンな雰囲気に.

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 GSE車の売りは大きな側面窓.確かにこの見晴らしの良さはなかなかのものです.

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 車内販売.コーヒーを注文するとビスケットが付いてくるのはいいですね.ただ、昔のようにガラスの容器などに入れて持ってきてくれると嬉しいのですが.VSE車は導入時にそうしたサービスをしていたようなのですが、いまはやめてしまったようで残念です.

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 多摩川を渡るときの車窓.通勤電車に乗っているときの眺めとはなんとなく違うようにも見えるので不思議なものです.

2018/06/30

銚子旅行

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:59

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 今年もイワシ目当てに銚子に出かけてきました.
 ここ数年は銚子行き特急「しおさい」は本数が削減された状態なので、ちょっと早い時間ですが7時台に東京駅を出る列車に乗車しました.えきねっとで特急券も乗車券も4割引になるので旅費が抑えられて気軽に行ける旅先だと思うのですが、乗車率はそれほど高くないのが残念なところです.

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 銚子からは銚子電鉄に乗り換え.1日乗車券に各種割引サービスのついた「弧廻手形Deluxe」を購入します.
 仲ノ町駅で下車.車庫にいた2501が去年と塗装色が変わっています.

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 ヤマサ醤油の工場にてしょうゆソフトクリームを.最初に食べた時は微妙に感じてもう次は食べないと思っていたのに、なぜか毎年の旅行ルートに組み込まれて食べ続けています.
 休憩所に利き醤油コーナーがあったので味見してみました.旨み成分が1.5倍以上という「ソヤノワール」をアピールしていましたが、個人的には昆布の旨味の入った昆布醤油が好きですね.売店で売られていた、ジョエル・ロブション監修の醤油も味見してみたかったです.

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 お昼は丼屋七兵衛「入梅いわし祭り」を.
 刺身、なめろう、ヅケ丼、フライ、つみれ汁と、どれを食べても絶品なのですが、脂の乗った刺身が好きです.最初に食べた時、イワシに対する見方が変わりました.

地球の丸く見える丘展望台からの眺め.三脚セットしてリモートで撮ったら、ちょっと高さが足りなかった. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

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 銚子電鉄、バスを乗り継いで「地球の丸く見える丘展望館」に.ここの展望台で撮影をしたいがために旅行に合わせてTHETA SCを買ったようなものなので、やや不便なところにあるもののここは外せません.とはいえ展望台が一段高いところにあるものの建物の柵もそこそこ高く、ミニ三脚+自撮り棒の組み合わせでは高さが足りずイマイチ.なので自撮り棒を高く掲げてリモート撮影.
 残念ながらもやってしまっており、見晴らしはもう一つでした.

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 地球の丸く見える丘展望館で見かけた、懐かしのコイン刻印機.この機械を見たのは、寒風山回転展望台以来なのですが、展望台のようなところにはわりと残っているものなのでしょうか?

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 アルファベットと数字しか入力できないせいか、ローマ字表があるのも時代を感じさせます.

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 この5×7セグメントの1文字ごとにセパレートされた液晶、ポケコンを思い出します.

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 出発時間が早かったせいか、地球の丸く見える丘展望館の休憩スペースで眠ってしまい、やや時間がタイトになりつつも日帰り温泉でさらにまったりと過ごしたのちに、銚子電鉄の終点である外川駅から少し歩いたところにある「治ろうや鮨処店」に.
 昨年も訪れたのですが、予約をしていなかったので断られてしまったという経緯があったので今年は予約を入れておきました.席数はそこそこあるのですが、店主が一人でまかないきれない量の注文は受けない方針なのか、席が空いていても予約なしの客は断っていました.やはりここは予約必須のようです.

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 カウンターの奥には切り分けられていない伊達巻が.

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 地魚入りおまかせ寿司「万漁」を注文しました.
 一番上にあるのがさっきの伊達巻を切ったものです.通常に想像される伊達巻とは違い、銚子の伊達巻は密度の詰まった、まるでプリンのような味わいです.
 下段にあるのが金目鯛の炙り.炙りたてを早めに食べてくださいとのことでしたので最初に箸をつけましたが、絶品でした.

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 銚子電鉄で外川駅から銚子駅まで戻り、再び特急しおさいに乗って帰宅しました.
 去年訪れた時は建て替え工事をしていて駅舎内の店舗も休業していましたが、リニューアルされて綺麗になりました.
 毎年訪れているので定点観測のような形で街の推移を見ているのですが、銚子行き特急や銚子電鉄の乗車数、飲食店の混雑具合など、じわじわと勢いがなくなりつつあるような気がしています.JRもB.B.BASEに対応したスペースを用意したりと手を打ってはいるのですが、なかなか難しそうです.

2018/04/18

香川と岡山旅行(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:28

 香川と岡山旅行、2日目です.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 もちろん朝からうどんです.こちらのうどん店は早朝からやっているところもあるのです.自分が訪れた「さか枝」も朝5時からの営業です.
 前回も訪れたのですが、セルフうどん店の「作法」というものをあんまりわかっておらず、もらった麺を湯がかずにそのままつゆをかけてしまうという失態を犯してしまいました.今回はミスのないよう、きちんと湯がいてジャッジャッと湯切りをし、蛇口からうどんつゆを丼に入れるという、セルフうどんならではのやり方を楽しんできました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 うどんを食べたらホテルに戻って身支度を整えて瓦町から高松築港駅に.高松駅まで歩いてマリンライナーで岡山に.そして岡山で吉備線に乗り換えて吉備津に.高松駅の乗り換え時間がほとんどなく、高松のお土産売り場を見ることができなかったのが残念です.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 「比翼入母屋造」という名前のついた、しかしながらここでしか見られない建築様式のため別名「吉備津造」ともいわれる特徴的な社殿です.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 昨年訪れたときには遅い時間のため閉じられてしまって入ることのできなかった「御釜殿」.ようやく中に入ることができました.釜の鳴動で吉凶を占うという神事の行われる場所で、荘厳な雰囲気を感じる場所でした.そのような場所であるので撮影は禁止.雨月物語の「吉備津の釜」じゃないですけど、禁を破ろうものなら本当に何か起きても仕方のないような雰囲気すら感じました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 訪れた日は結婚式が行われていました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 吉備津から再び吉備線に乗り、総社で伯備線に乗り換えて倉敷に向かいました.
 倉敷を訪れるのはこれが初めて.有名な美観地区に行ってみたくて計画を立てたのですが、時間があったら水島臨海鉄道にも乗ってみたかったです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 「美観地区」と呼ぶにふさわしい、風光明媚さです.3時間ほど観光に充てる時間を取っていたのですが、じっくり見ようと思ったら全然足りないですね.大原美術館だけでも1日欲しいくらいです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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 どこかでお昼にしようと思い、しばらく迷ったのちにショーウィンドウの「ままかり定食」と「ままかり寿司」に目を奪われて「カモ井」に.
 ままかり定食にはままかり寿司は含まれないとのことだったので、単品のままかり寿司を追加しました.酢漬けにした青魚が大好きなので、ままかりも好物なのですが、定番の酢漬けだけでなく天ぷらやマリネなど、どれも美味しくいただきました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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 倉敷といえばいくつかの名産があり、有名なところではデニム、変わったところではマステ(マスキングテープ)がありますが、デニム同様に布生地として有名なのが帆布です.美観地区内でもいくつかの店舗でデニムや帆布を使った衣類やカバンなどを売っていました.
 自分も会社でちょっとお使いに行くときに使えるような手提げが欲しいなと思って「倉敷帆布」に.バリエーションがいろいろあって迷ったのですが、赤錆のような落ち着いた色が気に入ってこのカバンを購入.「弁柄(ベンガラ)」と呼ばれるこの色は古来からあるもので、赤錆のよう、と思ったのはまさにその通りで酸化鉄の赤を使った染料なのです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 倉敷駅からバスに乗って岡山空港に.この日は風のせいで羽田のダイヤが乱れており、自分が乗る便も少し遅れての到着となり、さらにアナウンスによると機材の変更がありますとのことでした.
 機材の変更ってどうなるんだろうと思っていたら、やってきたのがこれ.2020年の東京オリンピック/パラリンピックに
向けた特別塗装機でした.

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FUJIFILM X70

 ボーイング777-200でしたがやや早い時間帯のせいもあってか機内は空席が多く、自分の隣どころか横を向いてもはるか向こう、反対側の窓際の乗客まで誰もいませんでした.おかげでのんびりと過ごせました.

 夜行を使った移動手段というものが完全に鉄道からバスにシフトしてしまい、現状ではサンライズ瀬戸/出雲しか選択肢がないのというのがとても残念ではあります.バスも嫌いではないのですが、鉄道のほうが非日常感が大きいように感じられます.瀬戸ではなく出雲にも乗ってみたいですし、倉敷にももうちょっと時間をかけて観光したい気分ではあるので、今回の旅行を元に新たな計画を立てるのもいいかなと思いました.

2018/04/17

香川と岡山旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:06

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 去年に引き続き、香川と岡山に旅行に出かけてきました.

 去年の旅行が寝台特急「サンライズ瀬戸」の遅延や天候により、やや消化不良の面もあったので、その辺を満たすべく基本的に同じようなルートを辿る旅を計画しました.

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 出発は同様に東京駅からサンライズ瀬戸で.昨年は出発日が近いタイミングで切符を買った都合で喫煙車でしかも下段の個室でしたが、今回はちょっと早めに買ったので無事に禁煙車の上段を選ぶことができました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 サンライズ瀬戸は途中、乗客が誤って非常ボタンを押したようで10分ほど途中まで遅れていましたが、高松には無事に定時に到着しました.
 到着したらまずはうどんということで、改札を出る前にコンコース内にある「連絡船うどん」できつねうどんを.瀬戸大橋ができるまで運行されていた、宇高連絡船内で営業していたうどん店が今は高松駅構内で営業しているのです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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 昨年は列車遅延の都合と悪天候で見送った栗林公園を訪問.後ろの山を借景として、なかなか見ごたえのある庭園です.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 去年も訪れた「うどんバカ一代」に.ここにきたらやはり「釜バターうどん」を.熱々のうどんにバターと生卵、粗挽きコショウにタレをかけて食べるこのうどん、和風カルボナーラといった感じでしょうか.炭水化物に脂、卵ときてまずいわけがありません.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 寝台特急に乗ってきたこともあって、ちょっとさっぱりしたいということで、ことでんに乗って仏生山温泉に.「ことでんおんせん乗車入浴券」はやはりお買い得です.1,000円で仏生山温泉から320円区間が1日乗り放題、温泉入浴料、タオル、うちわがつくのは魅力です.
 仏生山温泉はお湯のツルツル感がたまりません.角質がなくなったかのような感覚になって若返ったような気すらします.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 栗林公園にいることから小雨が降ったり止んだりしており、昨年ほどではないにしても今年も天候に恵まれない状況に.天候が悪いと階段の多いこんぴらさんは上り下りに難儀するのでちょっと迷ったのですが、小降りになりそうな天候に見えたので結局行くことに.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 昨年は見ることのできた、五人百姓の店も今年はなし.下山途中に加美代飴(五人百姓が売っているべっこう飴)を作っているところで買い物しながら話をしたら「今日は雨と風がすごくて店じまいしちゃって」ということでした.

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 800段近い階段を上って本殿に到着.さらにこの先もあるのですが、昨年の台風の被害により参道が崩落したそうで、いまは参拝できません.ここに至る参道にはそれなりに多くの人を見るのですが、ここはなぜか人がまばらですね.途中でやめて帰ってしまう人もいるのでしょうか.それとも途中にある大きな「旭社」という社を本殿と間違えているのでしょうか.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 参拝を終えたら一休み.資生堂パーラーの経営する「神椿」で4月限定のさくらパフェとカモミールティーを頂きました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 高松市内に戻り、ホテルにチェックインした後に骨付鳥を食べに「一鶴」に.
 骨付鳥を食べるのはこれが初めて.「ひなどり」と「おやどり」がありますが、固いけど旨味のあるという「おやどり」を選択.確かに旨味が凝縮されていてこれは美味しいです.ただ、ちょうどこの時、歯の治療で仮詰めをしていて「あんまり固いものを食べないように」と言われていたので、反対側の歯で噛み続けていたらさすがに顎が痛くなりました.

 つづきます.

2017/12/30

2017年を振り返る – 旅行篇

Category: 旅行・観光,日記・雑記 — Annexia @ 18:38

 2017年を振り返る、旅行篇です.
 2016年が少なめだった反動なのか、やや多めです.

2月:台湾(社員旅行)
2月:大内宿、会津
3月:湯西川温泉
4月:高松:岡山
5月:琵琶湖
7月:銚子
9月:金沢(出張)
10月:加茂水族館、男鹿半島
11月:磐越西線(SLばんえつ物語)
12月:いわき

 北は男鹿半島、南は国内では高松、海外では台湾まで行きました.

2月:台湾(社員旅行)

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FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R

 唯一の海外は社員旅行での台湾.初めて行く土地なのですが、現地の言葉で書いてあってもニュアンスはなんとなくわかるので、自由行動でもそれほど困ることなくあちこち見て回ることができました.行ったのは台北だけなので、台中や台南も次回は行ってみたいと思いました.

2月:大内宿、会津

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 P

 以前から訪れてみたかった大内宿.行くなら雪のある季節にということで2月に.茅葺き屋根の家が並ぶ街並みは見ごたえがあり、きてよかったと思いました.

3月:湯西川温泉

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FUJIFILM X100F

 浅草始発で鬼怒川温泉やさらにその奥まで直通で運行される快速列車が春のダイヤ改正で廃止になるというので、その前に乗っておこうと思って出かけてきました.終点の会津田島までは行かず、途中の湯西川温泉で下車して駅に併設の温泉で一休みし、ダムカレーを食べて帰ってくるだけの旅行ですが、ゆっくりした列車の旅はいいものです.

4月:高松:岡山

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FUJIFILM X100F

 春になって暖かくなってきたのでどこかに出かけたい.例年は京都に行くのですが、昨今の京都は観光客が増えすぎてあんまりゆっくりできないのでどこか別のところに…… と考えた結果、東京から夜行列車に乗って高松に行き、うどん三昧とこんぴらさんに行くのはどうだろうということで出かけてきました.唯一の夜行列車として生き残っているサンライズ瀬戸と出雲、いいですね.出雲大社も行ってみたいし、うどんや骨付鳥を食べにまた高松に行くのに利用したいです.

5月:琵琶湖

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FUJIFILM X100F

 ゴールデンウィークに親とともに琵琶湖に.連休中に出かけるのは道路も混雑して大変だなと思いました.

7月:銚子

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FUJIFILM X-Pro2 + Industar 69 28mm F2.8

 毎年恒例の夏の銚子旅行.この時期のイワシは「入梅イワシ」と呼ばれて、脂が乗って絶品なのです.
 イワシのコース料理を食べ、犬吠埼周りを観光し日帰り温泉に入るというちょっとした贅沢な1日.

9月:金沢(出張)

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FUJIFILM X100F

 金沢まで出張があったので、有給休暇を追加して観光してきました.
 金沢は2度目の訪問ですが、前回は観光はまったくしていなかったのでゆっくり観光できたのはこれが初めて.新幹線が開業して駅舎が立派なものとなりつつも和風な感じがしっかりと残されており、茶屋街や兼六園などに古くからの文化を感じるなど、素晴らしいところでした.食べ物も美味しく、近江町市場には太平洋側でふだん暮らしている身としては初めて見る珍しい魚もあったりして、土産物も魅力的なものばかりと、再訪したい場所です.

10月:加茂水族館、男鹿半島

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FUJIFILM X-Pro2 + XF14mm F2.8 R

 遅い夏休みを使って出かけた山形は鶴岡の加茂水族館と秋田の男鹿半島.
 いつかは行きたいと思いつつも距離の遠さから諦めていた加茂水族館にようやく行くことができました.期待を裏切らない素晴らしい水族館で、大型のクラゲ水槽だけでなく、様々な展示に見入ってしまい、飼育員のかたの説明も聞けて満足でした.
 男鹿半島も一度行ってみたかった場所で、すでに収穫は終わっているものの、延々と田んぼが続く風景はどこか異世界を感じるものでした.

11月:磐越西線(SLばんえつ物語)

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FUJIFILM X-Pro2 + XF14mm F2.8 R

 新潟と会津若松を結ぶ磐越西線を走るSLばんえつ物語.走行距離が120kmを超え、現在の観光目的のSL路線としては最も長距離の運行距離です.よかったのは、その長距離ゆえに途中駅で給水や点検のために停車すること.SLの走る様子を見たり乗車するのもいいのですが、こうして途中駅で給水しながら点検をする様子は短距離路線では見られないものです.

12月:いわき

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 年末の締めとしていわきであんこう鍋.あん肝のたっぷり入った、濃厚な鍋をつついて1年を締めくくるのも悪くないものです.

 去年のエントリーには、あんこう鍋を食べられなかったこと、ロードスターでの遠出について触れていますが、どちらも叶えられたので、まずまずだったのではないでしょうか.