2015/07/07
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を見てきました.あんまりアクションものの映画って見ないのですが、この映画についてはTwitterで見た人の感想が絶賛に近い(ただし一癖あるニュアンスで)ので、もうすぐ終わりそうなので慌てて見に行ってきました.
ストーリーは…… 核戦争とか諸々あって荒廃した地球で残された資源を巡って戦いを繰り返す、的なありがちなもの.まあ、ストーリー展開の奥深さを楽しむような映画ではないので.
すごいのは、アクション映画とかでありがちなラブシーンとかの細々とした要素がほとんどなく、純粋にバトルシーンがこれでもかと続くこと.今回は3Dで見ましたが、大画面で3Dを満喫できる映画です.
なんていうか、見ながら笑いがこぼれるというか、バッカだなー、おもしれー、うわ楽しいw的な純粋な楽しみかたのできる映画でした.あっという間の2時間ちょっと.
普段は映画を見に行くのに映画館まで車で行き来するのですが、この映画だけは電車で出かけて正解でした.あんなのを見たあとで普通に運転できる自信がありませんのでw
2015/04/15
映画『イミテーション・ゲーム』を見に行ってきました.
天才数学者といわれている、アラン・チューリングの一生を戦時中を中心に学生と戦後の3つの時代を行き来しつつ追った映画です.
第二次大戦中、イギリスはドイツの暗号機「エニグマ」を解読すべく研究をしており、その一員として採用されたアラン・チューリングが「マシンに対抗できるのはマシンだけだ」といって暗号を解析するための機械を開発する…… という話なのですが、戦時中やその当時の風習などに翻弄される様子を中心に描かれています.
映画の内容については詳しくは述べませんが、史実に基づいたストーリーで、大きな功績を残しながらもそのほとんどが極秘事項として公表されず、逆に現代から見れば馬鹿げているような事象により酷い目に遭う様子は見ていても辛いものでした.
タイトルの「イミテーション・ゲーム」について.「イミテーション・ゲーム」とは質問を投げかけてその回答をしているのが機械なのか人間なのか判別がつかない場合には、その機械は思考しているという認識がなされるというもの.プログラミング可能な機械や人工知能への考察など、アラン・チューリングはコンピュータというものの礎を築いた人間の一人であるといわれています.
アラン・チューリングを演じたのは、ベネディクト・カンバーバッチ.BBC制作による「SHERLOCK」のシャーロック・ホームズ役やスタートレックでの悪役など一風変わった役どころが多いですが、今回も見事に演じきっています.
2014/11/30
映画『インターステラー』を見に行ってきました.
公開から1週間後、土曜の深夜23:30からの上映(しかも上映時間は3時間ちょうど)を見てきましたが、遅い時間にもかかわらずそこそこの観客の入りでした.
(以下、ネタバレ含め内容の話が続きます)
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(more…)
2014/09/18
RICOH GR
世田谷文学館で開催されている、「日本SF展・SFの国」を見に行ってきました.
ここにやってきたのは2度目.前回は星新一展のときでした.
RICOH GR
受付前のモニタではとり・みき氏が作成したオープニングアニメが流れており、日本SFの黎明期から現在までを凝縮したものを見ることができます.
日本のSFを語る上でよく出てくる「星新一が開拓し、小松左京がブルドーザで地ならしをし、口笛を吹きながらスポーツカーに乗って筒井康隆がやってくる」というネタもしっかり織り込まれていて、見ていてにやにやしてしまいました.
文学館の展示なので小説メインかと思っていましたが、手塚治虫の漫画やアニメ、ゴジラなどの特撮、SFを題材にした映画など、あらゆるものが展示されていました.
どの展示も興味深いのですが、生原稿には見入ってしまいますね.筒井康隆の癖がありつつも読みやすく字形の整った字体や、星新一のわりと子供っぽいよくいえばポップな字体.星新一の場合は原稿用紙だけでなく普通の紙(HOSHI PHARMACYって書いてあるような紙の裏に)に3mm程度の小さな文字でびっしりと書き込んでいたりするなど、性格を感じるとともに表現したい物事に満ちあふれていたのではという感覚も受けました.
ちなみに展示は一部(写真の場所)を除いてすべて撮影禁止です.
RICOH GR
ミュージアムショップで図録を買って帰宅.表紙の「きょうの想像力があすを築く」という星新一の言葉がいいですね.
この図録がまたすごくて、昔の少年誌的な雰囲気の2色刷になっていて100ページくらいですが、ぎっしり詰まった情報量に圧倒されます.巻末にはSF年表がつき、ふろくにサンダーバードの秘密基地(裏面はジェットモグラ戦車とペネロープ号の完全大図解!)もついてます.
もう一つ、ミュージアムショップでは星新一の描いた鶴、いわゆる「ホシヅル」のマグカップもあり、これも最後まで買おうか迷ったのですが見送ってしまいました.買っておけばよかったかな.でも買ってももったいなくて使えなさそう…….
2014/02/14
RUSH(邦題:ラッシュ/プライドと友情)を見てきました.
1976年のF1シーズンをメインに、ニキ・ラウダとジェームス・ハントの2人のレーサーの関係をテーマにした作品です.1976年というと、自分は生まれてはいたものの幼児なので、リアルタイムでこの戦いを見ているわけではありません.が、後世まで語り継がれるほどのバトルであり、雑誌かなにかでそのあらましは読んで知っていました.
性格が正反対といっても過言ではない2人の戦いと友情関係、そして大事故.
2人だけでなく、周囲の登場人物も実存しているので、基本的なストーリーはノンフィクションであることは間違いないのですが、枝葉の部分はある程度話を盛っているのかなという印象を受けました.
個人的に目を惹いたのはF1マシンたち.どこまで実写でどこからCGなのかはわかりませんが、リアリティの高さを感じました.ストーリーとは直接関係ないのですが、F1カーとして「6輪タイレル」が登場しており、日本グランプリの時にはちゃんとひらがなで「たいれる」と書いてあったののはさすがです.
なまじF1カーがリアルなだけに、もうちょっとF1カー自体の描写やレースシーンが多ければよいのにとも感じました.