2012/07/16

『探偵はBARにいる』

Category: 映画 — Annexia @ 17:20

 iTunes Storeの映画レンタルプレゼントのクーポンが7月末で切れてしまうので、3連休の最終日、暑いのを避けて自宅でだらだらしているのをいいことに映画を見ることにしました.『探偵はBARにいる』です.

 札幌のススキノで活動する私立探偵(大泉洋)を主役にした作品です.ネタバレになるので中身には詳しく触れませんが、思ったよりも重たい映画です.自分には不得意なジャンルの作品ともいえます.ストーリー的にもご都合主義とでもいうか、もっと手短に片づければ終わるだろう的なところもあったり.

 とはいえ、娯楽作品として純粋に楽しめばこういうのもアリじゃないのかとも思います.

2010/11/11

iTunes Storeで映画配信開始

Category: コンピュータ,映画 — Annexia @ 23:57

iTunes Store

 iPad用のiOS4を楽しみに待っていたところ、予想だにしないサプライズがやってきました.iTunes Storeで映画の販売・レンタルが発表&開始されました.ずっとアメリカのiTunes Storeの映画の充実ぶりがうらやましくて仕方がなかったのですが、日本でも開始されてとても嬉しいです.

 現在のところは1,000本程度で、某メーカー系(名前を出すまでもなくあの会社です)映画会社を除く大半の映画会社が作品を提供しています.値段はSD / HDや新作 / 準新作 / 旧作などによって値段が変わりますが、購入で1,000円から2,500円.レンタルで200円から500円くらいです.
 レンタルはレンタル開始から30日以内に見始めること、そして1度見始めたら48時間以内に見終えないと自動消滅します.また、MacやWindowsでレンタルしたものをiPadやiPhoneで見ることもできますが、その間はMac / Windowsでは視聴不可になるそうです.それから、iPad / iPhone / iPod touchでもレンタルできますが、それをMac / Windowsには持って行けないので、その辺は要注意でしょうか.

ニュー・シネマ・パラダイス

 というわけで、さっそく1本購入してみました.以前から見たかった「ニュー・シネマ・パラダイス」です.旧作のSDバージョンなので1,000円でした.データフォーマットを記しておくと、DRM(著作権保護)つきMPEG-4、解像度803×480、ビットレートは1505kbps、2時間4分で1.4GBです.

 余談ですが、渋谷駅前にあった東急文化会館の映画館「渋谷東急」で閉館日の最後に上映されたのがこの映画でした.なるほど、いろいろな意味で閉館となる映画館のシメにふさわしい作品であるのだなと思いました.

2010/10/08

ネコを探して

Category: 映画 — Annexia @ 15:17

シアター・イメージフォーラム

GR DIGITAL III

 「ネコを探して」を渋谷のシアター・イメージフォーラムまで見に行ってきました.
 実はイメージフォーラムは会社のすぐ近所で、「ネコを探して」が上映されているのも前々から知っていてそのうち見に行こうと思っていたのですが、そのままずるずると先送りになってしまい、そしてついに今日で上映終了になるというので慌てて見に行ったという次第です.

 2009年のフランス映画なのですが、半分くらいのロケは日本です.アニメと実写を織り交ぜて話が進んでいき、行方をくらましたネコ「クロ」を追いかけて世界中のネコをたずねて回る、というのが大ざっぱなストーリーです.
 ネコを扱った映画というと、ありがちな娯楽映画でネコかわいー、的なものを想像しますがそういう映画ではありません.むしろ真逆といっていいかもしれません.なにしろ最初に登場する場所が水俣であり、有機水銀を含んだ魚を食べて中毒死したネコを扱っているくらいですし.日本ロケは他に、和歌山電鐵の「たま」駅長、過度に着飾られる飼い猫、行き場を失って保健所で処分されるネコ、そして猫カフェが出てきます.海外では、かつて国鉄職員として正式に雇われていたものの、分割民営化によって解雇されたイギリスの鉄道を守るネコや、アメリカの認知症患者を扱う病院で患者が死亡する数時間前から付き添って最期を看どるネコなどが登場します.

 ネコをメインに据えた映画ではありますが、人間とネコの関係や、ネコを通じての人間の生き方とか、そういうものが主題となっている映画でした.

 娯楽映画というよりはドキュメンタリーに近い映画ですし、ネコ好きでなければ同感しづらい面も多々あるかと思うので万人に勧められる映画ではありませんが、私はいい映画だと思いました.

2010/09/07

WATARIDORI

Category: 映画 — Annexia @ 01:29

 今さらながらですが「WATARIDORI(2001年、フランス)」がCATVで放送されていたので見ました.

 ひとことで要約するならば、渡り鳥の生態を追ったドキュメンタリーなのですが、その映像美や内容の濃さに圧倒されます.

 飛び続ける渡り鳥を至近距離から撮影したシーンが繰り返し出てきますが、最初はCGだと思いました.ハリウッドの娯楽映画ばかり見ていると、ちょっと現実離れした映像が出てくるとすぐCGだろうと思ってしまうのは悪い癖ですね.
 超小型飛行機(ウルトラライトプレーンでしょうか?)を使って鳥と一緒に飛びながら撮影したとのことですが、卵(!)のころから超小型飛行機の音を聞かせて鳥の警戒をといて馴染ませたとのことだそうです.

 渡り鳥たちの姿もさることながら、そのバックに映っている景色がまた見事です.世界中の雄大な景色や、フランス映画らしく渡り鳥のはるか下にモンサンミッシェルが映っていたりと、映像美も素晴らしいです.
 そして単なる鳥が綺麗な映画にはとどまらず、渡り鳥として目的地にたどり着けずに最後を迎える鳥たちの姿も捉えられています.鳥とはいえ、見る人によってはちょっと残酷すぎると思える方もいるかもしれません.

 わずかな解説を除いてBGMと鳥の鳴き声ばかりが続く異色の映画ですが、約90分間飽きることなく見ることができました.鳥を見る目が少し変わるかもしれません.オススメです.