2016/07/30

『シン・ゴジラ』

Category: 映画 — Annexia @ 23:59

 映画『シン・ゴジラ』を見てきました.
 昨日7月29日が封切り日で、見た人たちがTwitterで絶賛しているのを目にして、興味を持って見に行ってきたというわけです.

 土曜日の21時近くの上映という時間でしたが、かなりの席が埋まっているように見えました.

 ストーリーは、海から上陸して襲ってくるゴジラに人類がどう立ち向かうか、という初代や1984年版と同じ流れです.
 しかしながら、今回は総監督が庵野秀明であり、随所にエヴァンゲリオンらしさが散りばめられ(曲もエヴァンゲリオンと同じ鷺巣詩郎)、凝った構図と極限までのリアリティの追求により映像と世界観に引きずり込まれます.
 人によって興味を引く点はそれぞれでしょうし、マニアックに作り込まれた映像には見るたびに新たな発見がありそうですが、花形ともいえる戦闘シーンと同じく目を引いたのが会議シーン.面倒な手続きの多さとそれによる決断の遅さ、そして各省庁の縄張り争いと不利になると手のひらを返すように押し付けあう.見終えた後で、果たして我が国の政府は実際のところどうなのだろうかと少し考えてしまうほどに、良くも悪くもリアルです.

 自分はあんまり映画は行かないほうですが、上映後に拍手が起きたのは初めてです.自分も拍手しました.よくぞここまで作ったものだと感嘆します.オススメです.

2016/07/08

立川で【極爆】ガールズ&パンツァー劇場版

Category: 映画 — Annexia @ 22:59

FX701242

FUJIFILM X70

 遅ればせながらシネマシティ立川にて「ガールズ&パンツァー劇場版」を見てきました.
 いや、正確にはすでにAmzonビデオにてセル版の同映画は購入して見ているので、初めて見たわけではないのですが.

 ガールズ&パンツァー自体は以前から存在は知っていましたし、2013年の年末に大洗にアンコウ鍋を食べに行った時にもラッピンング車両や大洗駅の掲示板のポスター、さらには料理店では「戦車丼」なるメニューまで用意されているなど、盛り上がりの凄さは感じていました.
 とはいえ、女子高生と戦車とかなんて、なんていうか「あざとさ」のようなものを感じて食わず嫌い的に見ずにいました.が、AmazonプライムビデオでTV版が無料で見られるので試しに見てみたところ、ずるずると引き込まれてしました.設定自体は荒唐無稽なのですが、その上に乗っかっているディテールがリアルなのが引き込まれる理由でしょうか.

 それはさておき、すでに自宅で見られる映画をわざわざ見に行ったのは、シネマシティ立川の音響設備がすごいと評判だからです.「「ガルパン劇場版」の極上の爆音を家庭で。ヤマハとソニー 6万円 AVアンプで体験」という記事にあるように、自宅では得られない音響効果が立川にはあるというので、ぜひ一度見に行ってみようと.

 平日の10時前の上映(1日に1回だけ上映)だというのに、そこそこの観客がいました.ちなみに土日は400弱ある席が予約でほぼ埋まるそうです.去年の11月に公開された映画で、しかもすでにBlu-rayやDVDが発売されているということを考えると驚異的です.

 爆音というにはそれほど大きな音ではないかなと始まった当初は思ったのですが、最初の砲撃音でその凄まじさを思い知らされました.椅子がボディソニックかと思うほどに「音」が「衝撃」や「振動」という別物となって迫ってきます.とにかく低音がすごく、それでいて他の音が聞こえなくなるようなこともなく素晴らしい音響でした.すでに見ている映像なのに、音響の違いでここまで違いがあるものなのかと.

 劇場版上映後に上映された、OVA版の「アンツィオ戦」ももちろん見てきました.もともとが家庭用の映像なのでそれほど音響的な期待もしていなかったのですが、砲撃音、戦車の走行音の迫力はしっかり伝わってきました.

2016/02/28

『シャーロック 忌まわしき花嫁』

Category: 映画 — Annexia @ 23:20

 『シャーロック 忌まわしき花嫁』を見てきました.

 今回の内容に関しては、今までの3つのシーズンを見ていることが前提となっています.
 「シャーロック」は現代の話としてスマートフォンやSNSを駆使したストーリーが展開されますが、今回は同一キャストで時代はヴィクトリア朝.通信手段は電報がいいところで、移動手段は馬車です.

 上映時間は約2時間ですが、本編は約90分ほど.上映前にシャーロックの部屋にある小道具の解説をする短い映像があり、本編上映後にメイキングやインタビューを交えた20分ほどの特別映像があるという構成になっています.

 「シャーロック」を見ている人であれば本当に楽しめる映画ですし見るべきだと思いますが、逆に見ていないと「???」という感じになりそうです.そういう点では見る人を選ぶ映画といえるかもしれません.「シャーロック」自体がとても面白いので、まずはそちらを見ていただければと.

2016/02/27

『オデッセイ』

Category: 映画 — Annexia @ 23:59

 映画『オデッセイ』を見てきました.

 地質探査のために火星にやってきていた研究者が砂嵐に巻き込まれ、退避する途中で一人が死亡したと誤認されて取り残されてしまい、限られた資源と過酷な環境下で地球に戻る挑戦をするという物語です.
 「愛情」とかそうしたものからくる、ありがちなご都合主義がなく、科学的見地から(もちろん自分も科学には疎いのでそのように見えるだけなのかもしれませんが)解決策を探っていく様子は見ていて説得力がありますし、見入ってしまいました.とくにNASAが火星にある機材を使って地球に帰るための助言をするシーンは「アポロ13号」での実話を彷彿とさせるものがありました.

 科学・宇宙好きならばオススメできる映画です.

2015/07/15

『バケモノの子』

Category: 映画 — Annexia @ 22:19

 『バケモノの子』を見てきました.

100T2012

FUJIFILM X100T

 渋谷が舞台ということもあってか、渋谷駅前の東急東横店にはこのような広告が.渋谷ヒカリエでも上映にあわせて「細田守監督作品『バケモノの子』展」が7月24日から開催されます.

 私は勤務地が渋谷のため、映画で出てくるシーンが見覚えのあるものが多く、それもあってアニメーションなのに非常にリアリティを感じました.

 (以下、ネタバレなどアリ)
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