2014/02/09

天橋立でぶりしゃぶと大阪で交通科学博物館(その2)

Category: 旅行・観光,鉄道 — Annexia @ 21:12

 前回のつづきです.

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 朝食はいわゆるスタンダードな旅館のそれ.が、これに加えて一人鍋で湯豆腐がつきました.

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 2日目は宮津を出て大阪に.
 宮津からはJRの特急「はしだて」に乗ることになっていたのですが、やってきたのは北近畿タンゴ鉄道車両の「タンゴディスカバリー」.一度乗ってみたい車両だったので嬉しいです.
 この車両、ディーゼル車で製造は富士重工、エンジンはコマツ製だそうです.

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 行きと同様に、福知山駅で乗り換えて、大阪行きの「こうのとり」に乗車.
 福知山駅は京都から山陰本線、大阪から福知山線が接続し、天橋立方面に北近畿タンゴ鉄道、城崎温泉方面に山陰本線が伸びており、特急がそれぞれ接続しており反対側のホームで簡単に乗り換えられるようになっています.これをJR西日本では「北近畿ビッグXネットワーク」と呼んでいます.
 JRの車両が381系で、国鉄時代のカラーリングなのが非常にいいですね.

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 大阪駅に着きました.京都には観光で何度も来ますが、大阪は初めて.ずっと前に仕事で来たことはありますが、そのときはたしか地下鉄と私鉄を乗り継いだので大阪駅は使ってないですし.
 数年前にリニューアルされた大阪駅ですが、空港っぽいテイストがあるというか、天井の高さが広々とした感じがします.

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 大阪環状線に乗り換えて降りた先は弁天町.

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 弁天町には4月で閉館してしまう、交通科学博物館があるのです.リニューアルされて京都で新規オープンするそうですが、その前に見ておこうと思ったのです.

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 閉館が近いということもあって、館内は結構な混雑ぶり.ミュージアムショップのグッズも売りきれているものがいくつかありました.また、普段は内部は非公開になっている車両も期間限定で公開されています(期間を区切って順番に公開しているそうです).

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 実験初期のリニアモーターカーML500と背後には0系新幹線.この0系新幹線は量産第1号の編成から先頭車2両とグリーン車、ビュフェが展示されています.そして今は期間限定で車内にも入れるようになっています.

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 屋外にもこうして車両が展示されています.ボンネット型特急のキハ81や80系電車があるのが個人的には魅力的なポイントです.

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 再び電車に乗り、新今宮で下車してしばらく歩くと通天閣が見えてきました.通天閣、初めて見ました.展望台に上りたかったのですが、50分待ちとのことであきらめました.

 このあと、大阪から京都に移動し、お土産なんかを買い込んで東京に.
 冬の日本海側に行くということで寒さを予想して着込んで出かけたのですが、拍子抜けするほどの暖かさで旅館の人にも暖かくて驚きだというようなことを言われました.雨も夜中に降ったくらいで移動中はまったく降らず、なかなかよい天候の中で観光することができました.
 大阪はほとんど訪れていない街なので、折りを見てまた行ってみたいです.

 今回の移動.福知山でクロスするようにして移動しているのがわかります.

2014/02/08

天橋立でぶりしゃぶと大阪で交通科学博物館(その1)

Category: 旅行・観光,鉄道 — Annexia @ 23:30

 先週の土日を利用して、関西方面に旅行に行ってきました.

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 まずは日本海側に.京都で新幹線から特急「はしだて」に.このままこの特急に乗り続ければ1日目の目的地である天橋立に着くのですが、途中の福知山で城崎温泉行きの特急に乗り換えます.

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 豊岡に着きました.乗り換えに1時間弱ほど時間があったのでどこかで昼食をと思ったのですが、駅前をぶらぶらしたりしているうちにそれほど余裕もなくなってきたので、結局売店で駅弁などを購入しました.

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 わざわざ福知山で乗り換えて豊岡まで来たのは、この列車に乗りたかったからなのです.

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 北近畿タンゴ鉄道「赤松」です.
 JR九州で数々の列車を手がけた、水戸岡鋭治氏がデザインした、観光列車です.

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 車内は木製で仕上げられており、暖かみのある雰囲気にあふれています.

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 こうして文字やロゴをあちこちに配置するのが水戸岡デザインの特徴でもあります.このロゴが入っているところは収納スペースでもあり、見せるデザインと機能性がうまく両立されています.

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 そのロゴ入りの収納スペースの下にはこんなカラフルなソファが.ここだけを見るととても鉄道車両のなかにいるとは思えません.


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 とりあえずここに陣取り、昼食をいただきつつ車窓を眺め、ゆったりとした時間を過ごしました.
 この赤松は運賃とは別に300円の追加料金が必要なこともあって後部に一般車両も併結されているのですが、そちらの車両の調子が悪かったらしくスピードが全然出ない状態で、山間部では10km/h程度しか出ていないところもありました.

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 数分ほど遅れて天橋立に到着.

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 リフトに乗って山頂まで行き、そこから天橋立を眺めます.お約束の股覗きもしてみたり.
 宮島、松島はすでに行ったことがあるので、これで日本三景はすべて訪れたことになります.

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 下山し、天橋立の砂浜までやってきました.こうして現地までくると、普通の砂浜とかわりません.五稜郭なんかもそうですが、高いところから眺めてその価値がわかるといったところでしょうか.

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 天橋立の反対側まで行きたいのだけど、距離にして4kmほどあるのでモーターボートにて渡ることに.
 滑るように進むボートは非常に速く感じられますが、GPSロガーの表示を見ると30km/hほどでした.水面に近いので速く感じられるようです.

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 対岸にあるのは「籠神社(こもじんじゃ)」.「元伊勢」という呼び名があるように、伊勢神宮はここに祭られていたものが移動したそうで、非常に歴史のある神社です.

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 持参した朱印帳に御朱印をいただきました.

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 天橋立駅に戻り、宿泊先のある宮津まで移動しようとしたらやってきたのが「青松」でした.さきの「赤松」と同時期に作られた車両で、こちらも車内は木製メインで作られていますが追加料金なしで利用されることを前提にしているため、一般的な車両に近い作りになっています.

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 宿泊先は茶六本館.有形文化財にも指定されている、年季の入った旅館です.
 ここでいただいたのがブリ料理.そもそも今回の旅行を計画したのも、ブリ料理を食べたいためなのです.
 メインはブリしゃぶ.薄く切られてきれいに盛りつけられたブリをしゃぶしゃぶでいただきます.これがとても美味しいのです.そしてブリからはいい出汁がとれるので〆には雑炊をいただきます.他にも刺し身やにぎり寿司、ブリ大根など、ブリを堪能しました.

 つづきます

2013/12/28

成田空港と鹿島神宮、大洗でどぶ鍋

Category: 旅行・観光,鉄道,食べ物 — Annexia @ 23:59

 年の瀬ではありますが、仕事納めとなって冬休みになったのをいいことに日帰りで旅行に出かけてきました.

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 上野からスカイライナーに乗って成田空港へ.
 スカイライナーは年末らしく海外に旅行に行く人たちで満席とのアナウンスが.とかいいつつも、空席がちらほらあったような気も.

 空港に着いたところで外に出てバス停に出ます.バス停には首都圏各地に向かうリムジンバスや、ホテルからの送迎バスが慌ただしく行き来していますが、そこに場違いな雰囲気すら感じさせる路線バスが.これに乗って最初の目的地に向かいます.

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 バスの終点にはこんな建物が.航空科学博物館です.


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 屋外にはYS-11なんかも展示されています.

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 屋内はこんな感じ.展示の主体がボーイング747で、しかもクラシック・ジャンボと呼ばれる初期のものが多く扱われており、もしかしたら博物館ができてからあんまりコンテンツがアップデートされてないのかなという印象を受けました.

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 昔の資料やポスターなどが個人的に目を惹きました.
 パンナムのグッズやポスターなんかはマニア好みする一品ですが、今から見ても魅力的なデザインに見えますね.

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 予定より早めに空港に戻り、展望デッキから発着する航空機を見物.
 遠くに見える飛行機を撮るために、300mmオーバーの光学望遠ズームを搭載したIXY 3を持っていきましたが、いかんせん極小センサーなので、遠くの滑走路に着陸する飛行機を撮るのは画質的にも無謀な感じでした.

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 空港内で昼食をとり、成田空港から京成成田、JR成田駅から成田線で佐原、佐原から鹿島線にと乗り換えて移動.

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 鹿島線の終着駅である鹿島神宮で下車し、鹿島神宮へ.
 年の瀬らしく、初詣の準備に追われていました.そんななか参拝をし、御朱印帳に御朱印をいただきました.

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 鹿島神宮駅から鹿島臨海鉄道に乗り換えて茨城県を北上します.
 鹿島「臨海」鉄道なのに、微妙に内陸を走るので海も見えず、畑を延々と走るので眺望は望めません.

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 日も暮れて、真っ暗になった頃に大洗駅に到着.

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 大洗駅構内には「ガールズ&パンツァー」のキャラクタがあちこちに.ラッピングが施されている車両もありました.

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 駅から15分ほど歩いた、住宅地のなかのようなところにある「味処 大森」に.

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 予約しておいた、アンコウのどぶ鍋をいただきます.
 以前にいわきでもどぶ鍋をいただいたことがありますが、また調理方法が異なります.
 今回は女将が土鍋とは別の鍋で手際よくあん肝を炒めて、だし汁などを混ぜてまるでホイップクリームのように泡立ったところで、土鍋にかけてどぶ鍋を作ります.

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 大洗から水戸まで移動し、そこで買い物.
 水戸らしく、お土産売り場に入ると納豆の香りがしました.藁入りの納豆を1つ購入しました.

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 水戸から特急「フレッシュひたち」に乗って上野に.
 「ひたち」という名称のついた列車は今年で50周年だそうで、こんなキャラクタが.現在の特急車両はE657系なので「ムコナくん」という名前が.鉄道車両などを擬人化するのは見かけますが、まさかJRオフィシャルでしかも擬人化ならぬ「擬ネコ化」だなんて、思い切ったことをするものです.

2013/11/21

飯田線秘境駅号と長野観光(その2)

Category: 旅行・観光,鉄道 — Annexia @ 23:34

 つづきです.

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 伊那市駅から朝5時半の始発に乗り、北上します.

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 岡谷駅で中央本線の長野行き電車に乗り換えて、下車したところは姨捨(おばすて)駅.
 いくつもの特徴のある、一度は訪れてみたかった駅なのです.

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 最大の特徴は、やはりこの駅からの眺め.「日本三大車窓」に数えられる雄大な眺めです.
 手前には棚田が見え、その先には町並みと千曲川を臨み、さらに奥には山並みと美しい光景が広がっています.
 この日は霧が酷く、ややかすんで見えていましたが、それでもこの眺めには感動しました.

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 これだけの光景が臨めるということは高低差も大きいということでもあります.
 この姨捨駅に入った列車は高低差をクリアするために入線後、いったんバックして、本線に戻るというスイッチバックを行っています.
 そのため、眼下にこうして自分の乗ってきた列車を撮影するなんてことも可能なのです.

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 再び列車に乗って長野駅へ.そしてそこから路線バスに乗って善光寺に.
 善光寺に来るのはこれが初めて.というよりも、松本には何回か来ているのですが、長野市に来たのはこれが初めてなのです.

 想像以上に善光寺の建物や規模が大きくて驚きました.これは仁王門.この時点で大きな建物だと思いましたがまだまだでした.

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 さらに大きな門の先には…

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 本堂が見えてきます.存在感に圧倒されます.
 本堂には「びんずるさま」と呼ばれる像がまつられていました.

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 参拝を済ませたら、お楽しみの買い食いタイム.
 長野といえば、やはりおやきです.定番は野沢菜ですが、今回はキノコとナスをいただきました.11月とはいえ外歩きをしているとそれなりに冷え込むので、これは暖かくて美味しくて満足でした.

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 善光寺から長野駅に戻るバスは、観光用の周遊バス「びんずる号」でした.料金は路線バスと同じ150円です.

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 長野駅に戻ってきてから向かったのは、長野電鉄の長野駅.
 ここには、すでに首都圏では引退した、あの車両があるのです.

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 かつての小田急ロマンスカー10000系です.現在は1000系「ゆけむり」と呼ばれています.
 小田急線で使用されていたときには10両ほどの編成でしたが、ここでは4両に短縮されていました.特急料金は100円で展望席も含めて全席自由席ということもあって、展望席は混雑していました.自分も3列目に座りました.

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 長野電鉄の長野駅は地下駅ですが、しばらくすると地上に出て車窓を楽しめるようになります.
 向かいからやってくるのは、かつての成田エクスプレス.

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 自動車と共用の橋を通って千曲川を渡ります.乗っている列車も含めて違和感というか、不思議な感覚です.

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 窓の外には林檎畑.
 途中駅の小布施が近くなると、林檎畑よりも栗の木が多くなってきました.小布施は栗の名産地として有名なところです.

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 目的地である信州中野駅に到着.隣には元営団日比谷線の車両、そしてその隣には東急の車両が見えます.
 長野の地でこの3社の車両が並んでいるなんて奇妙な夢を見ているかのようです.

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 タクシーに乗って着いたのがここ、ぽんぽこの湯.坂道をえんえんと登った先にあるだけあって、眺めがよいのです.
 ここは、以前にRX-8が納車されたときにならしを兼ねてやってきた、思い出の温泉です.

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 温泉からの眺めは撮影できませんが、建物の横から露天風呂からの眺めと同じ方向を撮影したものです.
 平地の向こうには雪をかぶった山が見えます.

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 昼食はぽんぽこの湯の中にある食堂で.
 日帰り温泉に付随する食堂なんて、と思っているとおいしさに驚きます.天せいろ蕎麦を食べましたが、蕎麦も美味しければ、天ぷらもカラッと揚げたてでした.

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 帰りはかつての成田エクスプレスこと、2100系「スノーモンキー」でした.

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 側面のステッカーがかわいらしいです.

 長野駅からは新幹線で東京まで戻りました.
 今回の旅行は飯田線に乗るのも初めてでしたし、善光寺など初めて行くところが多く、見るところも多く、また改めて見たいところも多いと感じました.これから長野は雪も降って寒くなってきますが、寒いところには寒いときにいってこそ楽しめるというもの.また訪れてみたいと思いました.

2013/11/20

飯田線秘境駅号と長野観光(その1)

Category: 旅行・観光,鉄道 — Annexia @ 23:18

 週末に鉄道旅行で飯田線や長野を旅行してきました.

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 今回の大きな目的は飯田線を走る急行列車「飯田線秘境駅号」に乗ること.
 飯田線は愛知県の豊橋駅と長野県の辰野駅を結ぶローカル線で、元々が私鉄だったということもあり、駅数が非常に多いのが特徴です.
 また山間部を走ることもあって「秘境駅」と呼ばれる、利用者の少ない駅がいくつかあります.この列車はこれらの駅に停車する観光列車なのです.

 東京から新幹線で豊橋まで向かい、豊橋から飯田線に乗り換えます.この「飯田線秘境駅号」は、春や秋の観光シーズンに期間限定で運行されています.

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 飯田線は単線ということもあって、行き違いのため停車することが多々あります.また、数少ないながらも途中まで特急列車も運行されているため、このような通過待ちもあります.右側が今回乗車した急行列車で、左側が特急「伊那路」です.

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 秘境駅のなかでもメジャーな存在?ともいえるのが、この小和田駅.皇太子妃の旧姓が同じ(よみは違う)ということもあって、話題になりました.
 周囲には民家も道路もなく、最も近い民家までは徒歩で20分かかるそうです.

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 また、駅のあるところは静岡県ですが、愛知県と長野県との3県をまたぐ県境に近いところだそうで、案内板が出ていました.

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 列車内では車内販売もなく、しかも秘境駅めぐりなわけなのであらかじめ食料を調達しておかねば、ということで豊橋駅で購入した「ちくわ稲荷寿司」を昼食にいただきました.豊橋は「ヤマサちくわ」もあり、また豊川稲荷も近いこともあって、このような駅弁が作られたようです.稲荷寿司もちくわも好きな自分としてはもってこいな感じです.

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 何駅もの秘境駅に停車しましたが、この田本駅もなかなかにインパクトがありました.
 絶壁と天竜川に挟まれたところにぽつんとある駅で、車道に出るまで15分ほど歩く必要があるそうです.民家はゼロ.
 その車道に向かう、線路をまたいだ歩道の上から撮影をしましたが、駅からの階段はすれ違いもできない細いもの.観光すらも一苦労です.

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 天竜峡駅を過ぎると、山岳の秘境区間も終わり、民家も増えて乗っていて明らかにわかるほど線路もよくなります.
 列車は終点の飯田駅に到着し、折り返し特急伊那路として豊橋に戻ります.
 ちなみに「飯田線秘境駅号」所要時間は5時間40分ほどかかりますが、特急は所要時間2時間半です.

 飯田駅で各駅停車に乗り換えて、本日の宿泊地である伊那市に向かいます.
 飯田線はJR東海のエリアですが、中央本線に直通する列車もあるため、右側のようなJR東日本の車両も走っています.

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 伊那市には2つの名物料理があります.
 ひとつは「ローメン」.店によってレシピが多少異なるようですが、汁気の多い焼きそばとでもいうか、不思議な食べ物でした.肉にはマトンを使ったりするそうですが、食べたものがマトンかどうかはちょっとわかりませんでした.
 もうひとつは「ソースカツ丼」.ソースカツ丼自体は日本中にいくつか出すところがあり、会津や前橋もソースカツ丼がメインだったりします.伊那市や駒ヶ根などの一帯もそうしたソースカツ丼がメインの地域です.
 ボリュームがすごくて食べきれるか不安だったのですが、柔らかくて肉厚のカツ丼が絶品でご飯が進み、一気に完食しました.ちょっと感動的なほどに美味しいソースカツ丼でした.

 つづきます.