2011/04/15
九州旅行、2日目です(1日目はこちら).

RICOH GR DIGITAL III
朝食です.焼き魚にのり、納豆という旅館スタンダードな品が並びます.
納豆って関西より西では食べられていないものだと思っていました.納豆のたれに「あまかたれ」と書かれていて熊本の住所が書かれていたのですが、このたれが甘くてビックリしました.九州ではこういう甘いたれがスタンダードなのでしょうか?

RICOH GR DIGITAL III
別府から大分まで移動して、さらに大分から特急「ゆふ」に乗って久留米を目指します.
鉄道好きとしては「ゆふ」ではなくて「ゆふいんの森」に乗りたいところなのですが、時間的な理由もあってそれは叶いませんでした.
途中、高級温泉地で有名な由布院を通ったのですが、朝が早いこともあって道中眠ってしまい、残念ながら記憶がほとんどありません.

RICOH GR DIGITAL III
久留米駅です.JR九州は車両も駅舎もデザインが洗練されていますが、久留米駅も新幹線開業にあわせてリニューアルされたようでピカピカです.文化や風習をあしらったステンドグラスも見事です.
ここで再び新幹線に乗り換えるのですが、昼食やお土産を買うために少し時間をとっておいたので一休みします.

RICOH GR DIGITAL III
久留米の名物というと焼き鳥と久留米ラーメンです.久留米ラーメンは駅前に元祖を名乗る店があったのですが、前日の昼食にとんこつラーメンを食べたので、焼き鳥丼を食べました.

RICOH GR DIGITAL III
久留米から「さくら」に乗ります.カーブの多い東海道新幹線に比べて直線が多く、また飛行機との競争も激しい山陽新幹線では300km/hまで速度を上げます.GPSロガーの液晶にもきっちり300km/h出しているのが表示されていました.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
徳山駅周辺では巨大な石油コンビナートを見ることができます.海側に見えるので、写真を撮る場合には座席指定で「A席」を確保するのをオススメします.

RICOH GR DIGITAL III
福山駅で下車します.当初の予定では新大阪まで一気に移動して、少し時間をつぶしてから東京に帰る予定でいました.が、行きの新幹線で停車した福山駅の車窓から満開の桜にお城が見えたので、予定を変更しました.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
味気ない話をしてしまうと、本来の福山城は空襲で焼失してしまっており、コレは戦後建てられた鉄筋作りのものです.
とはいえ、こうした満開の桜をからめて撮影するとさすがに写真映えしますね.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
天守閣内部は歴史博物館になっており、階段を使って最上階まで行くことができます.
天守閣から福山駅方面を眺めていると、500系新幹線が走ってくるのが見えました.
1泊2日の慌ただしい旅行ではありましたが、ここしばらくの「非日常」な日々を別の「非日常」で忘れさせるという目的は達せられたのかなという気がします.
とはいえ、東京に戻ってしまうとまた現実に引き戻されてしまうのもまた事実であり、次はどこに行こうかとまた計画を練っているところでもあります.
2011/04/14
週末を利用して、九州まで旅行に行ってきました.
交通手段は鉄道.東京から九州まで旅行に行くには普通は飛行機を使うところですが、今回は新幹線に乗ることがひとつの目的だったりするので、往復ともに新幹線を乗り継いできました.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
東京からのぞみに乗って新大阪で下車します.博多行きの新幹線なのでそのまま乗っていても良いのですが、新大阪始発の九州新幹線「さくら」に乗り換えます.
隣の新幹線に比べて青っぽい色合いをしています.光の加減によるものではなく、実際に陶磁器を意識した青みがかかったボディカラーが採用されています.

RICOH GR DIGITAL III
青みがかった車体とは対照的に暖色系でまとめられた車内が見えます.利用者数などを考慮してか、8両編成と東海道新幹線の半分でなおかつ指定席も2+2列でゆったりとしています.なので新大阪から博多方面に移動するときには、「のぞみ」よりも「さくら」「みずほ」がオススメですね.
ちなみに車体下に見える赤いJRのロゴはこの車両がJR九州所有のものであることを意味しています.

RICOH GR DIGITAL III
博多駅で一旦下車して昼食をいただきます.もちろんとんこつラーメン.個人的には醤油ラーメンが好きなのですが、やはり九州に来たからにはとんこつラーメンを食べたくなりますね.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
再び新幹線に.ここからは右側の九州新幹線「つばめ」に乗ります.

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車内に乗り込んだ途端、そのデザインに驚きました.シートや手すり、窓ガラスのブラインドにいたるまで木材をふんだんに使い、座席は西陣織の生地、壁面には金箔をあしらうなど、九州産を中心に天然素材をふんだんに使って和の雰囲気を醸し出しています.東海道新幹線の車両が寒色系でまとめられて実用性一点張りなのとは大違いです.

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熊本駅で新幹線から在来線に乗り換えます.JR九州は車両だけでなく駅舎などのデザインも凝っており、新幹線の自動改札も白でまとめられていました.

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熊本駅で「九州横断特急」に乗り換えます.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
熊本駅を出発した九州横断特急はスイッチバックで山を登り、阿蘇山の麓を通って九州東部、大分県に向かいます.

RICOH GR DIGITAL III
今回の宿泊先である別府駅に到着しました.
博多から別府温泉に行くのであれば、ふつうはこんな面倒なルートを使わないのですが、移動を楽しむのが今回の目的でもあるので、わざわざ遠回りをしました.
駅前には謎の像がたっています.台座には「ピカピカのおじさん」なる文字が入っています.どうやら別府温泉を温泉観光地に育て上げた人のようです.

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別府タワーです.この横に建っている旅館が今回の宿泊先です.
震災や原発の影響で東日本は節電でネオンが消えていますが、ここ別府でも自粛なのかコンビニやこうした建築物のネオンの多くが消えていました.節電は結構なのですが、ここで消費電力を抑えても首都圏に電気を回すことはできませんし、私のような現実逃避気味にここまで観光にやってきた人間にしてみればちょっと残念な感じにも見えます.

RICOH GR DIGITAL III
夕食です.まあありがちな旅館の晩ごはんです.

RICOH GR DIGITAL III
一品追加してみました.大分名物の「とり天」です.下味を付けた鶏肉を天ぷらにしたもの、であっているでしょうか.さくさくの衣の食感と鶏肉のうまみがピッタリです.
今回の旅行目的は九州新幹線に乗ることもさることながら、一種の現実逃避的な側面もありました.地震とか縁のない遠くに行こうと.
しかーし、非常に残念なことに宿でくつろいでいる最中に微震ですが地震に見舞われてしまいました.九州って地震は結構少ないハズなんですが・・・ 悲しいですが、どこまで逃げても地震からは逃れられないかのようでちょっとぐったりな気分になってしまいました.
2011/04/06
地震と津波と原発のあおりですっかり影が薄くなってしまいましたが、3月12日は九州新幹線が全線開通した日でした.
全線開通を祝う、3分もの長大なCMです.本来であれば盛大なセレモニーなどが開催されるはずでしたが、軒並み中止となってしまったようです.このCM自体も自粛の影響を受けているそうです.こういうときこそ、元気の出るこうした素晴らしい映像を流すべきだと思うのですが.
【追記】別のCMもありました.こちらもいいですね.
しかし、「未来は明るいに決まってる」という言葉は結構刺さりますね.
2011/03/01

GR DIGITAL III
週刊東洋経済が鉄道特集を組んでいたので買ってきました.週刊ダイヤモンドもそうですが、ここのところ鉄道特集を組む経済誌が増えたような気がします.売れ行きがよいのでしょうか?
メイン特集は車両メーカーと部品メーカー.JRなどの鉄道会社をメインに据えた記事はよく見ますが、車両や各パーツの製造メーカーごとの記事は珍しいです.
日立はアルミ、東急車輌はステンレスにそれぞれ特化していることや、川崎重工のオールマイティさなど、興味深い特集でした.新幹線の製造コストとLRT(低床式路面電車)の製造コストがたいして変わらないというのも意外な感じです.
第二特集は経済誌らしく、新幹線の海外輸出について.海外のビッグ3とダンピングをも辞さない値段勝負の中韓に押されてやはり苦戦しているようです.ブラジルなんかは東海道新幹線がくるのが当然、と考えているようですが、土地収用からスタートし40年間の維持管理までセットというのはリスクありすぎということで日本は静観している状況なのだとか.ヨーロッパ系も静観で手を挙げているのが韓国だけというのもビミョウな話です.
2011/01/25

電子書籍アプリ「BookGate」でJTBの時刻表の復刻版が発売されていたので購入してみました.発売されているのは東海道新幹線がデビューした1964年10月のものと、東北線の電化や大幅なダイヤ改正が行われた1968年10月の2つです.今回は1964年10月のもののみ購入しました.

巻頭には大特集が組まれて「夢の超特急」「翼のないジェット機」と仰々しい言葉が並んでいます.
ページ右下の広告、第一銀行なのが時代を感じさせますね.

ひかり号は1時間に1本、東京-新大阪間は4時間ちょうど、そしてまだ三島駅もありません.というか、上下あわせて60本しか列車がないという少なさにビックリです.
他のダイヤもすごくて、東京から26時間かけて鹿児島まで向かう急行やら、上野から青森まで24時間近くかけて向かう各駅停車なんていう強者がいます.