2014/09/06
RICOH GR
感触が心許ないからと以前にX-T1のカーソルキーにシャークスキンを貼り付けました.
快適に使えていたのですが、天然皮革ということもあって徐々に比較の繊維質のようなものがほつれてきたりしたので新たに貼り替えることにしました.
RICOH GR
今回使用したのはこちら.ジャパンホビーツールのカメラ貼り革.
いくつか種類が出ていますが、X-T1のグリップとパターンが似ているものとしてキヤノンEOS-1タイプを選択.
RICOH GR
今回は中央のOKボタンにも貼ってみました.サークルカッターの最小サイズでカットしたらちょうどよいサイズでした.
できればDISP/BACKボタンやFOCUS ASSISTボタンにも貼りたいのですが、直径4mmの円形にカットする機材がないので断念.
2014/08/31
X-T1を購入してから約5ヶ月.一緒に購入したXF14mm F2.8 Rについて.
FUJIFILM X-A1 + XF60mm F2.4 R
F4.0 1/56秒 ISO6400
APS-Cで14mmなので35mm換算で21mmの広角レンズです.Xマウントの広角レンズというと、この14mmのほかに18mm、10-24mmズーム、そしてZeissの12mmがあります.18mmだと換算27mmで画角にかなり違いがあるのに加えてGRとかぶり、10-24mmはまだ発売されてなかったこともあるため、Zeissの12mmと比較検討しました.価格と性能面で純正の14mmが魅力的であったことに加えてZeiss 12mmのピントリングがゴム製で耐久面での不安があったのが購入の決め手となりました.
FUJIFILM X-A1 + XF60mm F2.4 R
F4.0 1/60秒 ISO5000
F2.8と必要十分な明るさで、比較的コンパクトで重量も235gと軽量なのが美点です.フードはプラスティック製の花型で、18-55mmと共用のものが付属されていますが、大仰になるので自分は使っていません.
ギミックとして、ピントリングを手前に引くとMFに切り替わります.X-T1はボディ正面右側にフォーカス切り替えスイッチがついていますが、ピントリングの前後でAF/MF切替ができるほうが素早く操作できて便利です.この仕掛けは14mmのほかには23mmにしか採用されていませんが、すべてのレンズに導入して操作方法を統一してほしいものです.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F11 1/4秒 ISO200
写りについて.
ファインダを覗いて感じるのは歪曲の少なさ.最近のレンズは後処理で歪曲を補正することを前提の設計のものが多いですが、このレンズは補正をしていないそうです.
正面の絵画も、天井のパネルも歪むことなくまっすぐです.要注意なのはこうした正面に向き合うような写真を撮るときには傾きはもちろん、きちんと正対して撮らないと途端にバランスが崩れたような写真になってしまいます.左右の傾きはカメラ内蔵の水準器を参照すればなんとかなりますが、被写体に垂直に向かっているかはファインダをきちんと確認する必要があります.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F2.8 1/10秒 ISO6400
夜の工業地帯.ホワイトバランスを工場の照明に合わせたら月明かりが紫に.
深夜でプラントの照明とわずかな月明かりでの撮影ということもあって絞り開放で撮りましたが、緻密な描写が素晴らしいです.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F5.6 1/60秒 ISO2500
35mm換算で21mmなのでこうした写真では遠近感のはっきりした写真になります.
この広角ならではのパースの付き方は好みが分かれるところですが、私は非常に好きですね.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F5.6 1/60秒 ISO5000
最短撮影距離はマクロモード時で18cm.かなり寄れるので食事前に1枚、なんてこともできます.しかしながら、やはりパースがつくので小鉢が多いような料理全体を撮るような場合には向かないですね.そういう場合は上面から撮ったりもしますが、周囲の環境に気を遣ったりするとなかなか撮りづらいこともあります.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F8 1/500秒 ISO400
明け方の尾道.太陽に徐々に照らされる街並みやわずかに残るブルーアワーなど、素晴らしい描写です.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F2.8 1/60秒 ISO400
広角なのでボケは期待できませんが、最短撮影距離で絞り開放で撮ると、これくらいにはボケます.
広角レンズは設計上、ミラーを考慮する必要のある一眼レフよりもミラーレスカメラのほうが有利といわれており、このレンズもそれを裏付けるかのように素晴らしい画質です.
これだけ高画質でありながらコンパクトということもあって、旅行に持ち出すことも多いレンズです.広角好きであればオススメできる1本です.
2014/08/28
「富士フイルムミニチュアカメラコレクション」なる、ガチャが発売されたので、新宿のヨドバシカメラに行って回してきました.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro
X-T1とXF18-55mm、X-A1とXF27mm、X100s、そして写ルンです初代と写ルンですフラッシュの全部で5種類.
ガチャなので、ストレートに全部がひけるわけではありません.とはいえ、7回ひいて全部入手できたので悪くないほうではないでしょうか.
ちなみに、仮に5種類×10個で50個が入っていた場合にストレートに全部をひく確率は、
(50/50)*(40/49)*(30/48)*(20/47)*(10/46)=約4.7%
なので(計算合っているでしょうか?)、なかなか難しいものがあります.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro
全部をひくつもりはなくて、X-T1とX-A1が手に入ればいいやって思っていたのですが、最後までX-T1が出なかったので、結果として全種類そろえる結果となりました.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro
X-A1とXF27mm F2.8の組み合わせ.偶然にも自分の持っているブラウンがミニチュア化されたので嬉しいです.
FUJIFILM X-A1 + XF60mm F2.4 R Macro
こちらはX-T1とXF18-55mm F2.8-4 R LM OISとの組み合わせ.レンズは取り外し可能になっており、X-A1の27mmと交換もできます.
2014/08/26
「富士フイルム、新フィルムシミュレーション「クラシッククローム」発表」
富士フイルムの新しいコンパクトデジカメ「X30」とともに、新しいフィルムシミュレーション「クラシッククローム」が発表になりました.
富士フイルムのデジタルカメラはフィルムメーカーのカメラらしく、過去に発売された富士フイルム製のフィルムをシミュレーションすることで好みの色調を選ぶことができるようになっています.例えば、標準的な色調であれば「PROVIA」、鮮やかな色調であれば「Velvia」、肌の色を重視したソフトなポートレート向けであれば「ASTIA」といった具合にです.
今回の「クラシッククローム」も同様のフィルムシミュレーションなのですが、なぜか具体的な製品名をうたっていません.そして、サンプルとして使われている画を見ると富士フイルムのものとは少し違う、落ち着いた深みのある色調をしています.どうやら、富士フイルムとはライバル関係にあった、コダックの「コダクローム」を模したフィルムシミュレーションのようです.
コダックのリバーサルフィルムには「コダクローム」と「エクタクローム」の2種類があり、それぞれフィルムの現像方法が異なるなど、まったく異なる色調のフィルムでした.コダクロームは渋く、ややくすんだ癖のある色調であるのに対して、エクタクロームは派手目のいかにもリバーサルフィルムらしい色調でした.
フィルムカメラを使っていた当時、私の好みはエクタクロームのほうでとくにエクタクローム100Plus、通称EPPと呼ばれるフィルムばかり使っていました.コダクローム、とくにコダクロームPro 64、通称PKRは「プロ向けの通好みする渋い色調」といわれ、カメラ雑誌を読むとプロ御用達と書かれているのに興味を持って何回か使ってみましたが、はっきりとした色調が好みであった自分の目にはただの色の出ないフィルムにしか見えず、そのよさは理解できませんでした.
あれから年月がたち、コダックは会社の存続すらおぼつかない状態になり、かたや富士フイルムも事業に占めるフィルムの割合は微々たるものになるなど、かつてからは想像もつかない状況になりつつあります.明確に名前は使えないものの、ライバルメーカーのカメラのデジタル処理の中で姿を消したかつての名フィルムが存続するというのもなんだか因果な話ではあります.
自分も年月を重ね、以前とは趣味趣向も変化してきているのでX-T1のファームウェアアップデートでクラシッククロームが使えるようになったら試してみたいと思います.
2014/08/12
「新しいカメラを手に入れたら撮影しに行きたくなるのは人情というものだ」というような有名な言葉があった気がしますが、先日エヌ氏が富士フイルムのXQ1を入手したとのことで、試し撮りも兼ねて箱根に出かけてきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO800
箱根に行く手段はいくつかありますが、やはり王道はロマンスカー.ということで、新宿に集合して60000系MSE車で箱根に.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4.5 1/60秒 ISO800
フラッグシップである50000系VSE車にはかなわないものの、MSEも快適です.
LED表示板には日本語の他に英語、中国語、韓国語で案内が表示されますが、特急ロマンスカーは「”浪漫”特快」なのですね.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO1250
箱根に直行、といきたいところですが乗ったロマンスカーが小田原行きのため、小田原で下車してまずは昼食を.
駅近くの「魚河岸 でん」にて地魚丼をいただきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO640
小田原から箱根湯本まではこの「赤い小田急線車両」に乗って向かいます.
以前は新宿から箱根湯本行きの急行が出ていたのですが、一部のロマンスカーを除いて箱根湯本行きはなくなってしまいました.
しかし見慣れた小田急車両が赤く塗られているのは違和感があります.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/85秒 ISO200
箱根登山鉄道に乗る前に、駅から出て撮影を.
この写真、斜めになった写真ではなく(多少は斜めかもしれませんが)、カメラの水準器を見ながら撮った写真です.
箱根湯本を出た箱根登山鉄道の列車はいきなりこんな坂を登っていきます.ケーブルカーなどでは座席が最初から斜めになっていたりしますが、これはいたって普通の車両です.立って乗っているとわかりますが、片方の足にばかり負担がかかっているのを感じるくらいの斜面です.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/200秒 ISO400 モノクロモード
宮ノ下駅で下車してお茶でもしようかということでフジヤホテルに.
クラシカルかつ和洋折衷の権化のような建物に圧倒されます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/60秒 ISO4000
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/60秒 ISO4000
あいにくとティールームは満席かつ順番待ちでしばらく時間がかかりそうだったので諦めました.
室内もこの重厚な雰囲気には歴史を感じます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/120秒 ISO400
なにやら塔のような建物があり、てっぺんには昇り龍が.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F10 1/75秒 ISO400
宮ノ下駅で撮影をしていたら、駅員さんにひとつ箱根湯本よりの大平台駅がスイッチバック駅でもあるので撮影にはオススメだと教えてもらったので、そちらに移動.しかも試運転で新型車両もやってくるとの情報も.
大平台駅ではスイッチバックと同時に上下線の車両の交換がされるので、こうして新旧車両を同時に撮影することができました.
新型車両は11月にデビューする予定の3000系で、現状は1両のみでこうして試運転してデータ取りをしているようです.ロマンスカーVSEやMSEと同じ方が設計しており、この高さのあるラウンドした正面のガラスに共通性を感じます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/200秒 ISO400
この旧型車両に乗って箱根湯本駅に.
新型車両が入るということは、この旧型車両が引退するということも意味するわけで、クラシカルな味わいのある車両がなくなるのは寂しい限りです.
…と思ったものの、乗車するとエアコンがないので蒸し暑くて.顧客サービスという側面を考えると、代替わりは仕方のないことなのかもしれません.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F1.4 1/150秒 ISO400
1日中どんよりとした天候で、時々雨の降るような天候でしたが、じんわりと汗ばむような蒸し暑さでした.
小田原駅のエクセルシオールカフェで飲んだ、ペリエにゆずジンジャーを入れたものが美味でした.