2011/12/20

GR DIGITAL III 設定おぼえがき

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 22:56

 いつからそうなっていたのかわからないのですが、GR DIGITAL IIIの設定がおかしくなっていたので自分のデフォルト設定をメモ.

(more…)

2011/12/19

Eye-Fiを購入

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 23:59

 iPhone 4Sの内蔵カメラはオマケレベルではなく、かなり優れています(→「iPhone 4Sのカメラ」).しかも当然の話ですがiPhone 4Sには通信機能があるので、撮った写真をその場でネットにアップすることもできます.さらにいうと、iCloudのフォトストリーム機能を使うことで、なにもしなくてもMacBookに画像がコピーされます.素晴らしいですね.

 おかげでGR DIGITAL IIIの出番がめっきり減ってしまいました.
 とはいえ、いくらiPhone 4Sのカメラが素晴らしいとはいっても餅は餅屋.画質はもちろん上ですし、カメラという単一の機能に絞り込んで作られたGRD3の機能を100%リプレースできるものではありません.
 とくに、
 ・広角28mmでの撮影
 ・高感度撮影時の画質
 ・撮影時の細かな調節
 ・レンズ前1cmまで寄れるマクロ
 などは捨てがたいものがあります.アスペクト比3:2で撮れるところも個人的には見逃せません.

RICOH GR DIGITAL III

 そこで、GRD3をもっと便利に使いたい、撮ったその場でネットにアップしたり、カードリーダやケーブルを使わなくてもMacBookに画像を送りたい、ということでEye-Fiを購入することにしました.
 導入自体は以前から検討というか迷っていたのですが、先日Fotografiaさんにお会いした際に、パナソニックGF1にEye-Fiを入れて使っていて便利とのお話をいただいたので、ようやく購入する決心がつきました.

 Eye-Fiには「Connect X2」「Mobile X2」「Pro X2」の3種類があります.ConnectとMobileの違いは容量が4GBか8GBかということ.MobileとProの違いはRAW対応、ジオタグ対応、公衆無線LANの対応の有無.GRD3ではRAW撮影はしていませんし、公衆無線LANも必要ないし、ジオタグ対応はあれば便利くらいのものなので(旅行に持って行くときはGPSロガーがあるのでそちらでジオタグは記録しています)、Mobileにしようと思いました.が、価格を調べたら1,500円程度しか差がないことがわかったのでProを購入しました.

Apple iPhone 4S

 パッケージを開けるとこんな感じ.上の写真でパッケージから見えているEye-Fiカードはハリボテで、現物はUSBカードリーダとともに収まっています.紙を折りたたんだだけの簡素な説明書も付属しているのですが、なぜかパッケージに両面テープで固定されていて糊が説明書に残ってべとつきます.この辺のパッケージはいかにもアメリカメーカーの製品らしいアバウトさを感じます.


 使う前にもろもろの設定が必要になります.
 Eye-Fi自体は見た目はただのSDメモリカードなので単体で設定をするようなことはできませんし、GRD3もファームウェアアップデートでEye-Fiに正式対応をしてはいますが、機能設定ができるようになったわけではありません.
 ということで、まず最初に付属のUSBアダプタを使ってMacBookにEye-Fiをつないでアプリ(Eye-Fi Center)をインストールし、設定をします.主な設定事項は、写真(JPEG)、RAW、動画の転送の有無や転送先のフォルダ(またはiPhoto直接)、ネットワークの設定などです.

 画像の転送先はコンピュータに転送する方法と、flickrなどのオンラインストレージに転送する方法が選べます.自分はオンラインストレージサービスは利用していないのでコンピュータ、というかiPhone 4Sに転送することにしました.iPhone 4Sへの転送はここでは設定できないので、また別途iOS用アプリをインストールしてそちらで設定する必要があります(後述).ちなみにiPhoneとMacBookといったように複数の転送先を指定することはできません.

 ネットワークの設定ですが「プライベートモード」「ダイレクトモード」「公衆無線LAN」の3つがあります.プライベートモードは自宅などの無線LAN環境を使って転送する方法、ダイレクトモードはアドホックでEye-Fiとコンピュータが直接通信するモード、公衆無線LANモードはその名前どおりに公衆無線LANをつかって通信するモードです.公衆無線LANモードは自分は設定していないので詳細は不明ですが、どうやらその場合はサーバ経由の転送が自動的に適用されるようです.

 プライベートネットワークモードの設定では、無線LANの登録をします.事前に無線LANアクセスポイントをEye-Fiに登録しておくことで、Eye-Fiが無線LANを自動認識して指定したコンピュータやiPhoneに画像を転送できるようになるわけです.

 ダイレクトモードは少し注意が必要です.ダイレクトモードよりもプライベートネットワークモードが優先扱いになっているため、「プライベートネットワークモードがない場合に」ダイレクトモードを使うという設定しかできないのです.しかも最短でも30秒は待たなくてはいけません.
 つまり、デジカメ側はEye-Fiの無線LANプロセスが起動してから30秒経過し、さらに全部の画像を転送し終えるまでは電源を切ることができないのです.この辺は最近のEye-Fiを前提にしたデジカメだと多少は配慮した設計がなされているのかもしれませんが、GRD3の場合は電源が自動オフにならないように設定を変える必要があります.自分は5分に設定しました.

 デジカメとコンピュータをつなぐだけであればこれで設定完了ですが、自分はiPhone 4Sを中継したいのでさらにiOSアプリのインストールや設定をしました.

 iOSアプリ「Eye-Fi」は無料でダウンロードできます.
 画面の指示通りに進めていけば簡単に完了・・・するはずなのですが、「ネットワークの追加」をタップしたところでエラーが出てしまいます.Safariが立ち上がってなんらかの処理をしようとするのですが、画面が文字化けしてしまい、サーバに接続できない旨のメッセージが表示されてしまいます.仕方がないので、Mac OS X上のEye-Fi Centerに表示されるネットワーク名とWPA2パスワードを「設定」の「Wi-Fi」に手動で入力して設定しました.このあたりは少し完成度が低い印象です.
【2011.12.22補足】
 Ver.2.0.88で上記のエラーが出る問題が修正されたようで、自分の環境ではEye-Fiのネットワークプロファイルを追加することができました.

 あとは、「アップロード設定」で、iPhoneで撮影した画像もアップロードするか、Eye-Fiカードの映像を自動的にコンピュータに転送するかといったところを設定すれば完了です.
 iPhoneからMacBookへはiCloudの「フォトストリーム」を使えばEye-Fiの機能を使わなくても画像の転送はできるのですが、1つ厄介な問題が起きます.ファイル名がiPhoneで撮影した画像と連番になってしまうのです.具体的にいうと、リコーのデジカメは「R0000000.JPG」という形で連番が振られるのですが、これがiPhoneと同様の「IMG_0000.JPG」に変更されてしまうのです.EXIFを見れば撮影したカメラのデータは残ってはいるのですが、ファイル名を書き換えられるのは管理上厄介です.
 なので自分はEye-Fiの画像転送機能を利用して、任意のフォルダに転送するようにしました.この機能をオンにしてもオフにしてもGRD3の画像はiPhone 4Sの画像に混ざってフォトストリームでMacBookに転送されるため重複してしまいますが、これはもう仕方がないのでMacBook側で削除しています.


 使ってみての感想です.
 ・GRD3からiPhoneへの転送はアプリを立ち上げないと開始されないのがちょっと面倒.バックグラウンドで処理はしてくれないようです.iPhoneからMacBookへの転送はバックグラウンド処理されているようなのですが.→バックグラウンドでも動いてくれることもありました.この辺の挙動はイマイチ不明な感じです.
 ・GRD3のJPEGファイル(Fine、アスペクト比3:2)は約3MBありますが、1枚あたり数秒でコピーされるので大量でなければストレスを感じることはありません.
 ・Twitterへのアップなどを考慮して自分はiPhoneを間にはさんだ使い方をしていますが、直接コンピュータに転送するのであれば設定も簡単ですし、もっと快適に使えることでしょう.
 ・懸念していたバッテリの持ちですが、やはり悪くなります.それほど枚数を撮っていないので具体的な数値は出せませんが、バッテリ残量の減り方が早いです.この辺は便利さとのトレードオフでしょうか.
 ・Proモデルということでジオタグに対応しているのですが、プライベートネットワークモードやダイレクトモードではジオタグは付加されません.撮影時に近隣のWi-Fiアクセスポイントの情報が一緒に記録されており、そのデータをインターネット上のサービスにアップするときにEye-Fiのデータベースを経由してジオタグデータに変換する仕組みになっているからだそうです.でも、そういう仕組みだったらプライベートネットワークモードなどでもコンピュータにアップされたときにEye-Fiのデータベースにアクセスすれば済むだけの話のような気もするのですが.
 ・自分の使い方ではProではなくて価格の安いMobileで十分だったようです.

 ちょっと癖の強い製品ではありますが、おおむね満足です.カードの出し入れやケーブルの抜き差しをしなくていいのは楽でイイですね.
 つい気楽に撮影できるiPhone 4Sを選びがちですが、これで少しはGRD3の活躍の場が広げられそうです.

2011/12/13

写真の集い(日曜日編)

Category: カメラ・写真,日記・雑記 — Annexia @ 23:28

 土曜日に続いて、日曜も撮影の集いです.銀座から丸の内、そして再び原宿でディナーという流れです.

まずは銀座から.

和光ビル

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

自転車

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Ferrari 599

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

 続いて丸の内に移動.

Daimler

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

UNITED ARROWS + Nikon 1

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Ferrari California

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Ginetta G4

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

 ディナーは原宿でメキシカン.
 以前から気になっていた店で、こういう機会なのでせっかくだからということで選んでみたのですが雰囲気がすごくよくて、とくにランプなど照明の光の感じが素晴らしくて撮影していて楽しい店でした.しかも生演奏もあり、大当たりでした.もちろん料理も美味しくて、いうことなしです.

Fonda de la Madrugada

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Fonda de la Madrugada

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Fonda de la Madrugada

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Fonda de la Madrugada

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Fonda de la Madrugada

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

Fonda de la Madrugada

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

 余談ですが、この日使ったレンズ、Voigtlander NOKTON 58mm F1.4は先日の旅行で雨に濡れてレンズの中にまで水が入ってしまったものです.しばらくの間はレンズが曇ったままになってしまい、絞り羽根を動かすと水が出てくるような有様だったのですが、乾いたのをいいことに持ち出してみました.レンズはよく見ると水濡れの痕が残ってしまっていますが、レンズ情報も正常に機能していますし、撮影したものを見ても水濡れの痕跡は確認できませんでした.このバーカウンターの写真も絞り開放で撮影していますが、この画質ならば文句はありません.
 中古として売りに出すようなことはできないレンズになってしまいましたが、気に入っているので末永く使っていこうと思います.

写真の集い(土曜日編)

Category: カメラ・写真,日記・雑記 — Annexia @ 22:33

 先日の週末はBatochinさんに誘われて、Fotografiaさんと、さらに日曜は静岡散歩さんも加わって、D700を使う4人で撮影をしてきました.

写真展会場

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 土曜日は原宿集合で写真展を見に行きました.今回のようなセミプロの有志が集って開くような写真展は初めて見に行ったので、ちょっとした衝撃を受けました.きちんと主題をとらえて構図を定めた作品たちはどれも素晴らしく、彼我の差に愕然すると同時に精進せねばダメだなと痛感しました.
 とりあえず今後の課題は、もう一歩主題に踏み込んで撮影意図がしっかり伝わる写真を目指したいです.

 その後は、原宿から表参道を周り、再び原宿に戻るルートで撮り歩き.

バイク

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

同潤会アパート

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF


kurkku kitchen

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 ディナーは「kurkku kitchen」で.

前菜のウィンナー

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

メインのサーロインステーキ

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 オーガニックフードがウリで女性向けの雰囲気が漂う店なのですが、料理はボリュームたっぷりでした.前菜の段階で山盛り状態でやってきて、自分の注文したウィンナーは武器にでもなるんじゃないかっていうサイズでした.これがメインでも十分満足できるレベルです.もちろん、メインのサーロインステーキはそれをさらに上回る満足感でした.

炭酸水(会津 心水)

2011/11/23

Microsoft Photosynth

Category: カメラ・写真,コンピュータ — Annexia @ 01:38

 ことの発端は、来月頭に予定している旅行の計画を立てていたときのことです.
 毛越寺に行こうと思い、あそこの庭園は広大なので超広角レンズがいるなということからiPhoneでパノラマ写真を撮ろうと思ってネットで検索したら、このPhotosynthというアプリに行き着きました.

 Microsoft製ですが、iOS用アプリです.無料です.英語版のみですが、それほど複雑ではないのでさして問題ないかと思われます.
 とりあえずこんな写真ができます.

Photosynth

Apple iPhone 4S + Photosynth

 歩道橋の上に立って、左から順番に撮影していったものです.

Photosynth

Apple iPhone 4S + Photosynth

 もう1枚.手前のガードレールの歪みやズレから合成写真っぽさが出ています.
 正面のビルの窓の形がいびつに見えるのは、そういうビルなので異常ではありません.

Photosynth

Apple iPhone 4S + Photosynth

 上の写真のトリミング前のものです.周辺部の凸凹さから写真をつないでいるのがわかるかと思います.
 このアプリのスゴいところは、パノラマ撮影がきわめて楽なことです.
 1枚目の写真を撮ると画面上にその画像が残り、そこから上下左右好きな方向に一定距離パンするとポッと音がするのでパンをやめると自動的にシャッターが切れます.あとはコレの繰り返し.
 一定方向へのパンで自動的にパノラマ写真を作る機能はコンデジでも搭載されている機種もありますが、このアプリの場合は好きな方向に移動できるのです.上の写真では左上から始まって、右端で下に降りて、左にパンしています.

 ひとしきり撮影したところで「finish」ボタンを押せば自動的に合成処理され、QuickTime VRっぽい感じでぐりぐりと動かすことができます.それをカメラロールに保存すればこうやって取り出すことができるのです.ちなみに合成後の解像度は長辺が1500-2000ピクセルくらいになるようです.たくさん撮ったから解像度が上がるというわけでもなさそうです.またピントはパンフォーカス気味で全体的に甘めです.