2011/11/02

iOS用画像加工アプリ「Snapseed」を購入しました.
iPhoneなど各デバイスにカメラが搭載されていることもあって、iOSにはカメラアプリが山のようにありますが、いくつか試した限りではこのアプリが自分にはベストだと感じました.お値段は450円です.
このSnapseed、開発元がNik Softwareという会社なのですが、ニコンのデジタル一眼レフカメラのRAW現像ソフト「Capture NX」に搭載されている「コントロールポイント」という機能を開発した会社なのです.Capture NXは実際のところ、あんまりデキのいいソフトではないのですが、それでもこのソフトをあえて使いたくなるほどの魅力を持っているのがこのコントロールポイントなのです.
詳しい説明をすると長くなるので省きますが、その魅力的なソフトを開発したところの製品だけあって、このSnapseedも多機能でありながら使いやすい機能が搭載されています.

編集したい画像を開くと、このように表示されます.下に並んでいるのが画像調整や加工のボタン.
操作方法は、下のボタンから機能を選んで、画像処理を行い加工がOKであれば完了ボタンを押して再度この画面に戻り、また別の画像処理を行う、というような流れです.

こちらはiPad版の画面.Snapseedはユニバーサルアプリなので、1本のアプリでそれぞれの画面解像度を活かした操作ができます.なので、iPhoneで撮影してフォトストリームでiPadに取り込んで加工、なんてこともできます.

「?」ボタンを押してヘルプを呼び出すと、このようにして簡易ヘルプが表示されます.直訳的でビミョウな日本語ですが、とりあえず意味はわかります.ボタンに各機能を振り分けているため、操作画面もシンプルです.

編集画面です.指の上下で機能を選択して、左右でパラメータを変化させます.
輝度やコントラスト、ホワイトバランスのような基本的設定のほかに、コントロールポイントを使ったピンポイントでの輝度などの指定、傾き補正、トリミング、そして諸々の画像加工機能が備わっています.

流行りの画像加工であるミニチュアライズ処理も搭載しています.エフェクトをかける形状(ライン or 円形)、エフェクトの範囲、強さ、シャープネスや色調補正などムダに機能充実しています.

こちらはモノクロ加工で荒れた感じを出して、さらにフレームをつけたもの.
ほかにクロスプロセス処理やドラマティック処理など、ミラーレスカメラやコンデジなどに最近搭載されている流行の画像処理が搭載されており、一部の機能はランダム処理もできるようになっています.
基本的な画像処理からお遊び的な機能までひととおり網羅しつつも、シンプルで使いやすい操作系を備えており、初心者からカメラ好きまで幅広く使える間口の広いソフトです.
2011/10/31
iPhone 4Sのカメラはスゴいと評判ですね.とはいえ、入手するまでは「あくまで携帯電話のカメラとしてはスゴいというレベルじゃないの?」くらいにしか思っていませんでした.
実際に入手してみて、GR DIGITAL IIIと撮り比べてみました.
すべての写真はレタッチなしの状態です.GR DIGITAL IIIは普段使いの設定、つまり自分の好みにセッティングをいじってあります.

左がGR DIGITAL III、右がiPhone 4Sです.GR DIGITALは自分の好みによりアスペクト比が3:2になっています.iPhone 4Sは標準のカメラで普通に撮ったのでデフォルトの4:3のままです.
ホワイトバランスはGR DIGITALのほうが近いですね.GR DIGITALはIIIになって「マルチパターンAUTOホワイトバランス」なる機能が追加され、ホワイトバランスがかなり改善されました.とはいえ、若干寒色系なのでiPhone 4Sくらいでも許容かなと思います.
背後のボケはGR DIGITALのほうがボケていますね.絞り値や撮像素子のサイズの違いもありますが、GR DIGITALのほうがレンズが広角なので、サイズを合わせるために寄って撮ったというのも理由の一つとしてあげられます.

中央部のアップ.GR DIGITAL IIIのほうがシャープで金色の描写も優れています.こうしてみるとさすがにGR DIGITALのほうが画質は上ですが、iPhone 4Sの画質がダメというわけではなく、むしろかなりいい線いっているとみるべきでしょう.

続いて夜景.すいません、iPhone 4Sのほうは傾いてます.GR DIGITAL IIIは28mm、iPhone 4Sは35mmなので画角の違いが出ています.

正面の建物の看板のアップ.さすがにiPhone 4Sのほうがノイズが出ていますが、下手なノイズ除去処理をかけていないのはいいですね.コンデジなんかでも酷い製品だとノイズ除去処理のせいで塗り絵みたいになっている画像のものがありますから.
ちなみにそれぞれの撮影データは次のとおり.
GR DIGITAL III:絞りF1.9、シャッター速度1/15秒、ISO感度367
iPhone 4S:絞りF2.4、シャッター速度1/15秒、ISO感度800
結論をいうと、たしかにスゴいです.携帯電話というか情報通信機器の隅に申し訳程度にくっついているカメラの画質とは思えないほどです.鞄からGR DIGITAL IIIを引っ張り出してきて撮影するよりも、ポケットからiPhone 4Sを出してささっと撮影することのほうが多くなりそうなくらいです.
残念なのは盗撮対策なのか、シャッター音が非常に大きいこと.スピーカーを指で押さえて撮れば音量はかなり落ちますが、それでも静かなところでは気になるかもしれません.もうちょっとなんとかならないものでしょうか.
それから、撮影をしている最中に急にすべての操作を受け付けなくなったり、画面が真っ暗になるといった不可解な動作が発生することがありました.まだ若干のバグを持っているようなので、早めにフィックスしたバージョンをリリースしてもらいたいところです.
【補足】

上のiPhone 4Sで撮影した写真をsnapseedでレタッチしたもの.少し派手にしすぎましたが、こんな感じでちょこっといじれば十分見栄えのする画質になります.
2011/10/29

RICOH GR DIGITAL III
予約から3週間、発売から2週間が経過して、ようやくやっとiPhone 4S(au、64GB、黒)を購入することができました.
木曜の夜にしびれを切らしてauショップに催促をしたところ金曜夜の納品ということで話がついたわけなのですが、これってもしかしたらそのまま待っていたらさらに待たされていたのでしょうか?
事前に機種変更で既存の機種(iida G9)を増設扱いで使いたいという話をしておいたのですが、窓口で手続きをする段になって「増設はできない」という説明を受けました.SIMカードがサイズが違うためと言われたので、変換アダプタは持っているしこちらのリスクで行う旨を伝えたのですができないとの一点張り.
仕方がないので機種変更のみで増設はなしということになりました.なので、手続きの前にセンターに預けておいたSuicaのチャージをG9に戻しました.これでG9がSIMなしになって通信不能になっても電車に乗ることはできるようになります(SIMがなければモバイルSuicaも使えないと言われましたが、できるのですと反論しておきました.まあ規定外の使い方はすべてNG出すように教育されているのでしょう).
たまたま自分の担当になったかたがそうなのかもしれませんが、マニュアル通りの説明はきちんとするのですが、そこからずれたことになると知識はからきしですね>auの販売員.起動時のアクティベーションをするよう求められたので設定をしてホーム画面が表示されたところで店員に戻したのですが、その後開通テストで「連絡先」を開いてすでにアドレスが移行されていることに驚いているようではまだまだです.
都内ターミナル駅の拠点である店舗ですらこんな状況なので、まだiPhoneを販売するには全体的に知識も経験も足りないのかもしれません.かといって、それよりも長く販売していたSBMがどうなのかは、ショップ自体に行ったことがないのでわかりませんが.

RICOH GR DIGITAL III
帰宅してすぐにiTunesにつないでセットアップを開始しました.iPod touchの環境を引っ張ってこれるかなと期待したんですが、そこはiPod touchとiPhoneの違いなのかダメなのでイチからセットアップです.ムダに大量にダウンロードしたアプリを取捨選択するのは面倒ではありますが、そこはそれ、環境を構築するというカスタマイズの楽しみでもあります.
事前に買っておいたケースを装着します.
Hacoaのウォールナット製のものです.木製のケースというのはいろいろなところから出てはいるのですが、大半が2ピース構造で上下に分離しておりつなぎ目が美しくありません.が、これは1ピース構造で木材のしなりを使ってはめ込む方式です.
電子機器と木材の組み合わせはなんだか「プロフェット5」みたいな往年のシンセを彷彿とさせてイイ感じです.

RICOH GR DIGITAL III
側面のボタンはこんな感じ.マナー、音量ボタンまで広めに開いているので4/4Sともに装着可能です.


RICOH GR DIGITAL III
裏面には模様が刻まれています.模様はオプション扱いで有料なのですが、なぜか模様入りのものが通常よりも安くamazonで売られていたのでそちらを買ってしまいました.
ケースの話はさておきとして、全体の感想など.
まだ1日程度しか触っていませんがスゴいですね、これ.処理速度も速くてストレスフリーだし、Retinaディスプレーも緻密で今までiPod touch 3Gで文字が潰れて見づらいなと思っていたものもきっちり見れるし.音質もtouchよりもクリアで立体感のある感じで向上している気がしました.特に処理速度についてはiPad(初代)ですらもたつきを感じるようになってしまいました.iPod touch 3Gについてはいわずもがなです.
評判のいいカメラはちょっと試してみた限りですが綺麗に撮れますね.これはたしかに下手なコンデジいらずといわれるだけのことはあります.ただ、薄くて持ち方に気を遣う(注意しないとレンズに指がかかる)ので、自分にはちょっと慣れが必要だなと感じました.
通話は、既存の携帯電話に比べてもクリアでハッキリとした音声に感じました.またauの電話機は発信に時間がかかるのが一般的ですが、これはすぐ呼び出し音がします.
欠点もあって、バッテリの消費が激しいです.旅行などバッテリの管理に注意を要するような環境では予備バッテリの用意や、通信系などをこまめにオフにするなどの必要性がありそうです.まあバッテリ消費が激しいのは高速処理のためのデュアルコアCPUや各種サービスのために通信を随時行うといったことが原因でしょうから、ある程度は仕方のないのかもしれません.
ということで買って満足な逸品ですね、これは.この筐体にこれだけの機能が詰まっているというのは本当に驚きです.
蛇足ですが、iPhone 4SのMicro SIMを変換アダプタを使ってG9に入れてみましたが、このSIMは使えないと表示されてNGでした.
2011/10/24

RICOH GR DIGITAL III
スティーブ・ジョブズの伝記の1巻が発売されました.世界同時発売だそうで、自分は紀伊國屋書店の電子書籍版を購入しました.紙の書籍が1,995円で、電子書籍が2,000円なのはちょっと解せませんが、おそらくはAppleのアプリ内ストアのなにかルールのようなものがからんでいそうな気がします.
日本版の価格が上下それぞれ1,995円で非常に高価だといわれていますが、翻訳のコストや印刷所のコスト、それに日本語を母国語とする人が全世界で1億2,000万人程度しかいないことを考慮すると仕方のないところじゃないでしょうか.
逆に日本国内で400-450円くらいで売られているコミックスなんて、アメリカだと定価10ドルでamazonディスカウント価格でも9ドル弱ぐらいしますしね.
それよりも残念なのが、紀伊國屋書店のアプリがWindows対応のみでMacに対応していないこと.最初、Macから購入処理をしようとしたら、対応していない旨のメッセージが出て驚きました.なんていうか、ものすごく基本的なものが根底から覆されたような、そんな感じ.
ボイジャーの場合はSafariプラグインで読めるようになっているようですね.
それはさておき.1章を読みましたが、面白いです.中身については触れませんが、とにかくオススメです.雑誌の増刊とかで売られているスティーブ・ジョブズの追悼本とかを買う前にまずこれを読むべきです.
2011/10/20

RICOH GR DIGITAL III(クロスプロセス)
iPhone 4SのSIMはMICRO SIMと呼ばれているもので、通常の携帯電話のものよりサイズが小さめです.
それを標準サイズのものに変換するアダプタを購入しました.
標準サイズのものに変換・・・ってそんな大げさなものではなくて、ただ単にサイズを合わせるだけのプラスティックの枠です.
シールも封入されていましたが、MICRO SIMをSIM化して固定させるためのものでしょうか.
amazonで65円でした.送料が200円と、こちらのほうが高いです.普通郵便で送られてきたので、200円はちょいとボッてますね.