2010/12/16
先日、新宿のヨドバシカメラにいったところ、シャープとソニーの電子書籍デバイスが展示されていたのでちょっとずつ触ってみました.
■ シャープ GALAPAGOS MediaTablet 5.5
・動作はきびきびしているがiPadに比べると引っかかりを感じる
・ほんのり温かい本体
・液晶は綺麗
・5.5インチ液晶では拡大しないと雑誌は文字が読めない
・ダブルタップで拡大→ダブルタップでさらに拡大→ダブルタップで元のサイズに戻る
・指2本でのピンチイン/ピンチアウトに対応
・iPadをよく研究しているけど、劣化コピーという気がしなくもない
■ シャープ GALAPAGOS MediaTablet 10.8
・さきに5.5インチモデルを触ったせいか妙に大きく感じられる.「うすらでかい」と感じたほどに
・なんだか全体的に動作が緩慢.壊れているのかも?と思ったほど
・あまりにも反応が悪いのと違和感を感じる大きさに早々に試用を中止
■ SONY Reader Touch Edition / Pokect Edition
・5インチと6インチ、両者の差はそれほど感じない
・E-INKはやはり画面切替時が気になる
・文字サイズを最小にすると文字のかすれが気になる
・Webだのメールだのに色目を使わずに純粋に文庫本だけを読む人にはアリかも
・暗いところでは読めないのはちょっと困りものか
・on/offできるバックライトとお風呂で読めるように防水構造にしたらもっと売れるかも
・でもそういうこと以前の問題としてスタンドアローンで書籍が入手できないのはイマイチ、そしてWindowsにしか対応していないのもイマイチ
・「電子書籍としての機が熟した」そうだけど、以前のLIBRIeとの違いはあんまりないような
シャープの製品は、こうして量販店に展示してありながらその場での購入はできず、Webとか注文書で購入になるあたりが、及び腰というか、売る気がないというか、売る側も在庫を持つリスクを嫌うほどに売れる気がしない、のだろうなとかいう気がします.とりあえずエントリーしてみました的な感じでしょうか.
ソニーの製品はモノクロ16階調液晶ということもあって、読むことにひたすら特化した設計であるといえます.E-INKを使用して画面の切替時以外はバッテリを消費せず長時間使えるというのはこれはこれで割り切りがあってよいと思いました.
正直なところ、両者とも厳しいのではないかと思います.電子書籍はまだまだ始まったばかりのものなので、市場が育つまで持ちこたえることができるかどうかががんばりどころでしょう.
iPadはあれだけ電子書籍デバイスとして注目をあびましたが、実際のところは通信もビジネスも画像表示も動画もゲームもできる非常に多彩な製品なので電子書籍市場が育たないからといって消えるというようなことはないでしょう.これらの製品もiPadほどの柔軟性があればもう少し期待もできたと思うのですが、Appleに肩を並べるソフト/ハード両面の開発が行える日本の企業は残念ながらないでしょう.
電子書籍にしても他の機能にしてもiPadのライバルといえるのはこの両者ではなくてGALAXY Tabくらいでしょうか.
2010/12/10
Mac OS Xを使うようになってからずっとFTPソフトはCyberDuckを使っていました.

そこそこCyberDuckは気に入って使用しており、ドネーションもしていたのですが、
・ヴァージョンアップにより動作が怪しくなることがあった
・ファイル転送やディレクトリ情報の取得に非常に時間がかかる
・初期設定で転送するファイルをテキスト/バイナリ/自動から選択するようになっており、自動にしないとCGIファイルは正常に転送できないし、かといって自動ではHTMLファイルの転送時にエラーが出て再送信する必要が出てくる
といった問題があって少し嫌気がさしてきていました.
さらに最新のVer.3.8 / 3.8.1ではファイル転送モードの切替が初期設定から消えてCGIファイルが送れなくなったりと(バグか仕様かは不明)、さすがに辛くなって別のFTPソフトを探すことにしました.
候補として出てきたのは
・Fetch
・Transmit
の2つ.
Fetchは自分が最初にMacでインターネットにつないでFTPを使った頃(もう15年くらい前)からあるソフトで、定番ですね.デメリットは日本語ローカライズに時間がかかるのか、英語版に比べて日本語版のヴァージョンが旧いこと.お値段は3,150円.
Transmitは初めて耳にするアプリ.メリットは高速処理、そしてFTPで接続したドライブをデスクトップ上にマウントしているかのように見せて表示ができること.お値段は3,400円
とりあえずお試しでTransmitをダウンロードして使ってみたのですが、感動的に速くてビックリ.CyberDuckのディレクトリ情報の取得速度とは比べものになりません.
また、MacBookのトラックパッドのジェスチャにも対応していて、3本指のスワイプでSafariの画面の前後ページ移動と同様にディレクトリの移動ができます.しかもスペースキーでクイックルックにも対応し、Finderのフォルダ表示と同様にアイコンやリスト、階層構造などに切り替えることもできます.

というわけでしばらく試したところで気に入ってすぐに購入しました.
ただ、アイコンだけはCyberDuckのアヒルちゃんのほうがよいですね.
2010/12/07
会社での出来事です.使っているPCがネットに接続できなくなったので見てほしいという連絡があってVAIO typeZ(VGN-Z90PS)をチェックすることになりました.
無線LANが機能しないというトラブルで一番多いのは、無線LANのON/OFFスイッチが切れていることなので、今回もその程度のことだろうとたかをくくっていたところ、予想外の事態になっていました.
無線LANのスイッチはオンになっているのを確認して無線LANユーティリティを立ち上げると、あろうことか「物理的な無線LAN装置が見つかりません」との表示が出ます.さっきまで使えていたというのに物理的に見つからないわけがないだろう・・・と思ってデバイスマネージャをチェックしても無線LANデバイスは表示されていませんでした.念のために再起動してもダメ.さすがにノートPCの内蔵デバイスを認識すらしないというのでは手の施しようがないので修理ということになりました.
ソニーのサポートに連絡をして症状を話したところ、自然故障扱いということでロジックボードの交換費用などは無償になりました.VAIOの修理サポートは「故障」を認めずに「損傷」扱いにして有償修理にしたがるので、あっさりと無償修理になったのはなんだか意外でした.ほかにも症状が出ているのでしょうか?
2010/12/05

GR DIGITAL III
デジタルガジェット系の雑誌「flick!」のvol.02が発売されたので購入しました.
この手の雑誌こそiPadでダウンロード購入したいのですが、まだ今号は発売されていませんでした.vol.01はZinioで販売されていたのでそのうち今号も販売されるとは思いますが、とはいえリアル雑誌との販売タイムラグ、そして同額で販売というあたりにちょっとビミョウなものを感じます.
vol.01は980円でしたが、vol.02は680円に値下げされていました.発売部数から採算ラインが見えてきたのかもしれませんが、雑誌の内容自体による影響(後述)もあるような気もします.
今回の特集はスマートフォン、というかアンドロイド端末.日本の携帯電話キャリアから発売・発表された各機種の紹介やおすすめアプリ、iPhoneとの対比など初心者向けにもわかりやすい内容です.
ただ、どうも一部の記事にiPhone至上主義というか、アンドロイドに対して批判的な記事があったことが気になりました.個人的にはアンドロイドも気になる存在ではありますし、iOSのライバルであるOSがあってこそモバイル系端末の利便性が高まると思っているのでもうちょっとフラットな視点で捉えてほしいものです.
vol.01に比べても気になったのが、宣伝っぽい記事が増えたことです.ライター名の記述とともに「取材協力」としてメーカー名が記載されているものについてはちょっと持ち上げ気味な記事が多いように思われました.こうしたところから広告費を得て雑誌価格を下げているのかもしれませんが、メーカーの提灯記事のような広告雑誌は自分の求めるところではないので少し残念です.
2010/12/01

GR DIGITAL III
京都に旅行に行ってきました.
今回の旅行にあわせてJR東海のエクスプレスカードに加入し、さらにそれをモバイルSuicaで使えるように設定してみました.
Webで購入手続きをしても手元に実際のチケットがないのでなんとなく不安だったのですが、
都内の私鉄→JR東日本の在来線→東海道新幹線→JR西日本の在来線、まで携帯電話を改札にかざすだけで通過することができました.ホームのジュースの自販機も携帯電話で購入できます.
帰りの切符も京都駅に着いてから携帯電話から座席を調べてその場で予約できるので、みどりの窓口に並ぶ必要がありません.とても便利です.
写真に写っている「EX-IC」と書かれているカードですが、これは新幹線の改札を通るときに発行されるもので、車内改札の時にはこれを見せる必要があります.
京都で撮ってきた写真はまた明日以降にでもアップしたいと思います.