2010/11/25
iPadやiPhoneなどのiOSマシン、そして最近ではMacBook AirなどでもFLASHを標準でインストールしないなど、AppleのFLASH離れが続いています.
iPadはWebブラウジングに優れたマシンなのでFLASHが見れないのは厄介な問題だったのですが、最近は徐々にFLASHがなくても見れるページが増えてきたような気がします.そこでかつてはFLASHで重たいページばかりであった各自動車メーカーのFLASH非対応ページの状況を調べてみました.
調査方法:iPadのSafariでGoogle検索して各社のページを表示し、任意の自動車のページをチェック
■トップページ、各車紹介ページも含めてFLASHがなくても閲覧可能
・トヨタ
・日産
■トップページはFLASHがなくても見られるが、各車紹介ページは要FLASH
・ホンダ
・マツダ
・スズキ
・ダイハツ
■トップページも要FLASH
・スバル
・三菱自動車
・ミツオカ
なんとなくシェアに比例して対応状況に差が付いているような感じでしょうか.ホンダはCR-Zあたりは要FLASHでしたがフィットはFLASHなしでも見れたので最近の車種から徐々に対応している感じなのかもしれません.
というよりも、ここまでFLASH非対応ページが増えてきていることが驚きです.トヨタも日産もかつてはFLASH前提の重たいページしかなかったというのに.Andoroid OSなんかも2.2でのウリの一つにFLASH対応があげられていたりと、Apple以外のメーカーではFLASHのサポートは普通に続けられている状況であるにもかかわらず、こうしてFLASH非対応のページを作らせてしまうAppleの影響力には少し怖いものすら感じさせられます.
2010/11/23
iOSが4.2にアップデートされました.
今回のポイントはなんといっても、iPadへの対応です.今までiPadはiOS 3.2でしたので、アプリのフォルダ管理やマルチタスクに対応していなく、iOS4.1のiPhoneやiPod touchと比べて使い勝手の点で劣る部分がありました.本来は9月にアップデートされる予定だったので、今回のアップデートはまさに待ちに待ったものであるといえます.
iPadの今回のアップデートでの主な変化は以下の通り.
・アプリをフォルダに入れて管理可能
・マルチタスク(というよりタスクスイッチといった感じですが・・・)
・本体横のスライドスイッチが回転ロックからミュートスイッチに変更
・五十音キーボードが新規追加
・AirPlayで、iPadに入っている曲をAirMac Expressにつないだスピーカーから出力したり、iPadの映像をAppleTV経由でTV出力することが可能に
・AirPrintで印刷に対応
・iTunesとの同期時間の短縮
問題点もいくつかあって、
・五十音キーボードが左端からあ行が始まるのは逆なのでは?
・AirPrintは現状はHPの対応機種のみというのは残念すぎ
・全体的に動きが重たくなっている
という詰めの甘さも感じられます.
また、従来から気になっていた、ビデオの「テレビ番組」でシーズンごとにまとめられた画面でタイトル名などが一切表示されなかったり、iPodでジャンルから曲を選ぼうとしてもアーティスト名やアルバム名での絞り込みが一切できないので使い物にならない、といった問題は相変わらずです.
完璧とはいえないものの、ようやくフォルダ管理に対応して、アプリを起動するのに何ページも画面を切り替える必要がなくなっただけでも非常に便利になったと思います.
2010/11/21

AppStoreを眺めていたら、「Bagnole」なる自動車のアイコンをしたアプリがあったのでチェックしてみたところ、NAVI最後の編集長であるところのシオミ氏が立ち上げたiPad専用月刊自動車雑誌とのことなので購入してみました(→プレスリリース).
アプリ自体の価格は無料で、月ごとの購入価格が700円だそうです.創刊号の11月号のみ創刊記念価格で450円でした.
「Bagnole」は「バニョール」と読み、「創刊の挨拶」によると「下駄」とか「ポンコツ」に相当する言葉だそうです.

目次はこんな感じ.試乗レポートが8つあり、対談やコラムなどを含めると約20の記事が掲載されています.編集長はもちろんシオミ氏.「創刊に寄せて」としてNAVI初代編集長である大川氏が寄稿しているなど、NAVI色が強いですね.徳大寺氏との対談記事も載ってます.イラストもNAVI時代のままです.

試乗記事は時間の都合かコストの都合かシオミ氏がすべて書いています.また写真も対談記事なども含めてすべて一人のカメラマンが撮っているなど、コストを切り詰めている感じがうかがえます.ボリュームはiPadの画面にして2-5ページ.車種はマーチからポロGTI、カングー・ビボップなどのコンパクトカーからジャガーXJ、ガヤルド・スーパーレッジェーラまでバリエーションいろいろ.
450円だとまあまあ、700円だと割高かなというのが正直な感想でしょうか.NAVIらしさを感じさせるような社会派の記事もわずかながら載っていますが、少ないですね.しかし、ボリューム以上に大きな問題は認知度が低いことと、購読者がiPadを持っていなくてはいけないという条件でしょうか.
私が数年続けてきたNAVIの購読をやめたのは休刊直前まで編集長をやっていたK氏が首都高でタクシーのクラッシュを誘発させた記事を自慢げに書いていたのに嫌気がさしたからなので、シオミ氏ががんばっているBagnoleは応援していきたいと思います.新しい媒体に積極的に取り組む姿勢も応援したいですし.ただ現状で700円は高いので、もうちょっとボリュームを増やしてほしいですね.
2010/11/17

16日0時ぐらいからAppleのWebやiTunes Storeのトップページに「明日、いつもと同じ一日が忘れられない一日になります」という謎のメッセージとともにiTunesからの重大発表があるという告知が表示されました.
ネットでもいろいろと想像が飛び交っていましたが、結局のところ発表されたのはこれでした.

過去の「Apple」という名称を巡ってApple Records(ビートルズの設立したレーベル)と争ってきた経緯を考えると歴史的な出来事であるのはわかるのですが・・・私はビートルズに疎いというかそれほど興味がないので「え、これだけ?」という気分でした.
iOS 4.2はいつになったらリリースされるのでしょうか.iPadのホーム画面がすでに8画面も使っていて整理不能な状態になってきているのですが・・・
2010/11/16
「auの「IS01」、Androidのバージョンアップを断念」
「au、「IS03」を11月26日発売」
10日後にIS03が発売されるというタイミングでIS01のOSアップデートは不可というニュースを発表するのはタイミングが悪いのか、それとも狙ったものなのかどちらなのでしょう?
IS03は気になるハードウェアではありますが、発売日から半年もたっていないIS01がOSのアップデートもされずに切り捨てられるのを見ると、ちょっと手を出しづらい気分です.
auの宣伝の力の入れ方から判断するに、IS01/02までのスマートフォンは「試作」レベルで、IS03から「本気を出した」という感じのようにも見受けられます.とはいえ、IS03もAndroid 2.1+独自UIなので、どこまでOSのアップデートをフォローし続けるか、激しく疑問ですが.少なくとも2.2へのアップデートは計画されているようですがそれも来年春だそうですし、新機種を売りたいauとしては2.3へのアップデートは考えてなさそうな気もします.
個人的な印象として、シャープのハード/ソフト両面の開発能力やセンスには少し疑問を抱いているので(着眼点はよいと思うのですが、できあがった製品に疑問が残るものが多い)、東芝などの他社にがんばってほしいものです.