週末を利用して、九州まで旅行に行ってきました.
交通手段は鉄道.東京から九州まで旅行に行くには普通は飛行機を使うところですが、今回は新幹線に乗ることがひとつの目的だったりするので、往復ともに新幹線を乗り継いできました.
Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
東京からのぞみに乗って新大阪で下車します.博多行きの新幹線なのでそのまま乗っていても良いのですが、新大阪始発の九州新幹線「さくら」に乗り換えます.
隣の新幹線に比べて青っぽい色合いをしています.光の加減によるものではなく、実際に陶磁器を意識した青みがかかったボディカラーが採用されています.
RICOH GR DIGITAL III
青みがかった車体とは対照的に暖色系でまとめられた車内が見えます.利用者数などを考慮してか、8両編成と東海道新幹線の半分でなおかつ指定席も2+2列でゆったりとしています.なので新大阪から博多方面に移動するときには、「のぞみ」よりも「さくら」「みずほ」がオススメですね.
ちなみに車体下に見える赤いJRのロゴはこの車両がJR九州所有のものであることを意味しています.
RICOH GR DIGITAL III
博多駅で一旦下車して昼食をいただきます.もちろんとんこつラーメン.個人的には醤油ラーメンが好きなのですが、やはり九州に来たからにはとんこつラーメンを食べたくなりますね.
Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
再び新幹線に.ここからは右側の九州新幹線「つばめ」に乗ります.
RICOH GR DIGITAL III
車内に乗り込んだ途端、そのデザインに驚きました.シートや手すり、窓ガラスのブラインドにいたるまで木材をふんだんに使い、座席は西陣織の生地、壁面には金箔をあしらうなど、九州産を中心に天然素材をふんだんに使って和の雰囲気を醸し出しています.東海道新幹線の車両が寒色系でまとめられて実用性一点張りなのとは大違いです.
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熊本駅で新幹線から在来線に乗り換えます.JR九州は車両だけでなく駅舎などのデザインも凝っており、新幹線の自動改札も白でまとめられていました.
RICOH GR DIGITAL III
熊本駅で「九州横断特急」に乗り換えます.
Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
熊本駅を出発した九州横断特急はスイッチバックで山を登り、阿蘇山の麓を通って九州東部、大分県に向かいます.
RICOH GR DIGITAL III
今回の宿泊先である別府駅に到着しました.
博多から別府温泉に行くのであれば、ふつうはこんな面倒なルートを使わないのですが、移動を楽しむのが今回の目的でもあるので、わざわざ遠回りをしました.
駅前には謎の像がたっています.台座には「ピカピカのおじさん」なる文字が入っています.どうやら別府温泉を温泉観光地に育て上げた人のようです.
RICOH GR DIGITAL III
別府タワーです.この横に建っている旅館が今回の宿泊先です.
震災や原発の影響で東日本は節電でネオンが消えていますが、ここ別府でも自粛なのかコンビニやこうした建築物のネオンの多くが消えていました.節電は結構なのですが、ここで消費電力を抑えても首都圏に電気を回すことはできませんし、私のような現実逃避気味にここまで観光にやってきた人間にしてみればちょっと残念な感じにも見えます.
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夕食です.まあありがちな旅館の晩ごはんです.
RICOH GR DIGITAL III
一品追加してみました.大分名物の「とり天」です.下味を付けた鶏肉を天ぷらにしたもの、であっているでしょうか.さくさくの衣の食感と鶏肉のうまみがピッタリです.
今回の旅行目的は九州新幹線に乗ることもさることながら、一種の現実逃避的な側面もありました.地震とか縁のない遠くに行こうと.
しかーし、非常に残念なことに宿でくつろいでいる最中に微震ですが地震に見舞われてしまいました.九州って地震は結構少ないハズなんですが・・・ 悲しいですが、どこまで逃げても地震からは逃れられないかのようでちょっとぐったりな気分になってしまいました.