少し前から噂が流れていましたが、ついにコダックが経営破綻しました.
デジカメの急激な普及という流れについていけなかったのが最大の要因ですが、同じようにフィルムを販売していた富士フイルムがデジカメビジネスで一定の実績をあげ、なおかつ化粧品などの経営多角化に成功しているのと比べてあまりにも対照的な結果となってしまいました.
経営破綻したものの、再建を目指して活動をする予定でフィルムの生産も継続されるようです.が、フィルムはどうがんばってもジリ貧で、かといってデジカメでは出遅れてしまい挽回も難しく、状況の打開は厳しそうです.
ちょうどよい機会なのでコダックの思い出をいくつか.
フィルムカメラを使っていた頃は富士よりもコダックを好んで使っていました.特にお気に入りはポジだとエクタクロームプロプラス100(EPP)、ネガだとエクター25が好きでした.コダックならではのフィルムというとコダクローム64(PKR)があげられますが、何度か使ってみたものの個人的にはあんまり気に入ることはありませんでした.
デジカメは2機種買いました.
1機種目は「mc3」(←まだオフィシャルページがあるのが驚きです).これはデジカメというよりも、MP3プレーヤーと動画撮影(QVGA)、デジカメを一体化したような製品でした.当時はまだ動画撮影できる製品は珍しかったような記憶があります.
もう1機種は「EasyShare V705」.
Nikon E4500
レンズを2つのせた製品で、それぞれにCCDがついています.3Dとかそういうのではなく、片方が23mmの超広角単焦点、そしてもう1つが39-117mmの3倍ズームレンズという使い分けになっています.操作系も癖が強くてお世辞にも使いやすいカメラではなかったですが、広角好きの自分にはたまらないカメラでした.外見も凹凸を極力廃したスクエアな形状でそれも好みでした.他のカメラを買うときに下取りに出してしまいましたが、残しておけばよかったかなとちょっと後悔しています.