2021/04/17
納車後、さらに必要?にかられていくつかの品々を追加購入をしました.
FUJIFILM X100V
TOPEAKのX-Tool+です.携帯工具とかマルチツール、などと呼ばれる、様々な工具をひとまとめにしたものです.以前に乗っていた自転車でもTOPEAKのマルチツールを使っており、重宝していたので同じメーカーのものを選びました.以前のものを使えばいいかなと思っていたのですが、保管状態が悪かったせいか錆が出てしまっていたので買い換えました.お値段は約2,000円.
ブロンプトン純正のツールキットというものも用意されており、ブロンプトンをメンテナンスするのに必要な工具やパンク修理キットが機能的にまとめられており魅力的ではあるのですが、パンク修理は基本的に店任せにしたいと考えているので、そうすると必然的に必要な工具がアーレンキー(六角レンチ)プラスアルファくらいに限定されるのですよね.
純正品ツールキットのフレームにすっぽり収まる合理性は魅力ではあるのですが、1万円以上する価格はやや躊躇してしまいます.
FUJIFILM X100V
2、2.5、3、4、5、6、8mmのアーレンキー、T20、T25のトルクスレンチ、それからプラスドライバが収まっています.本体がエンプラなこともあってカタログ値で112gと軽いのも魅力.
FUJIFILM X100V
LEZYNEのフロアポンプ(空気入れ)、SPORT FLOOR DRIVE 3.5です.
これもまた、以前の自転車の時に使っていたものを使うつもりだったのですが、経年劣化でどこかから空気が漏れてしまうので買い替えとなりました.また、ブロンプトンには手で入れるタイプの空気入れ(ハンドポンプ)が車体に取り付けられていますが、店のかたいわく「あくまで非常用」とのことで、本来必要となるような高圧の空気を入れるのは無理、とのことでした.
FUJIFILM X100V
自転車のチューブには仏式、米式、英式の3種類がありますが、この空気入れは仏式と米式の両対応モデル.先端のパーツをいったん外して取り付け向きを変えると方式を切り替えることができます.初期状態ではスポーツ車でメジャーな仏式になっていましたが、ブロンプトンは米式なので向きを変更して対応.
先端のパーツを自転車のチューブにねじ込んで接続する方式なので取り付け/取り外し時のエア漏れが少ないのは美点です.
FUJIFILM X100V
大きな気圧計.いままで使っていたものと比べて直径で倍くらいあります.
220PSI/15BARまで対応と、かなり高圧まで行ける仕様ですが、いま使っているタイヤで115PSIが上限なのでややオーバースペックではあります.
FUJIFILM X100V
鍵について気になったこと.
出かけたときに地球ロックを試してみましたが、取り付けられる柱の太さはやはり限られます.左の柱ではフレームをロックすることはできませんでした.
FUJIFILM X100V
U字ロックの鍵よりは若干余裕があるのですが、もう少し大きな鍵でもよかったかなという気もしています.
2021/04/15
Apple iPhone SE2
注文から約3週間.年度初めの忙しさもひと段落したころに、自転車店より納車の準備ができたとの連絡がありましたので受け取りに行ってきました.
Apple iPhone SE2
ショーケースというか収納棚?に収まっている自分の自転車.
納車にあたり、30分ほどかけて折りたたみや展開の方法などレクチャーを受けました.何回かやってみればそれほど難しくはないことがわかるのですが、知らないと折りたたみも展開もできなさそうです.
FUJIFILM X100V
店を出て、そのまま家に帰るのもどうかと思ったので、とりあえず多摩川に.多摩川の土手にはサイクリングロードがあるので感覚をつかむにはちょうどよかろうと.分不相応な気もしますが、この車体色(クラウドブルー)、なかなか爽やかな感じがしていいですね.
FUJIFILM X100V
手持ちの小さめの革鞄をハンドルにぶら下げてみました.鍵や財布くらいであればこの鞄で十分そうです.
FUJIFILM X100V
純正のロールトップタイプの鞄を.付属品などの荷物が多くて鞄が膨らんでしまいやや不格好になってしまいましたが、そこそこの収容力があるのがわかります.日帰りくらいであればこれでしょう.
FUJIFILM X100V
おさらいとして折りたたみをやってみました.キックスタンドをつけていない場合は、この「おすわり」状態が自立できる状態となります.キックスタンドよりもこちらの方が安定性はあるので、荷物を載せている場合や風が強いときはキックスタンドよりこちらのほうがよさそうです.
FUJIFILM X100V
完全にたたんだ状態.ちょっと見づらいですが、フェンダーについた小さな車輪が地面に接しており、コロコロと動かせるようになっています.この状態だと持ち上げてもロックされているので、タイヤやハンドルがぶらぶらと動いてしまうようなこともありません.サドルのシートポストが下がると、各パーツをロックする仕掛けになっているそうですが、見ても仕組みがよくわかりません.
またチェーンなどの駆動系は衝撃を受けにくい内側に収まっているのもよくできてるなという印象です.
店から多摩川、そして自宅まで10kmほど走った印象.
スポーツ車ではない(イギリスでは実用車扱い?)のですが、フラットバーハンドルのモデルにはタイヤ幅の狭いスリックタイヤがついていることもあって、乗り心地はそこそこハードですね.空気圧を少し落としてもいいかなという気もしました.
発進/登坂用の低速ギアと走行用の高速ギアの2段変速ですが、10%を超えるような急坂でない限りはこれで十分な印象です.低速ギアで走行時に漕いでいるあいだも少し音がするのが気になりました.高速ギアのほうはほぼ無音なのですが.漕いでいないときのラチェット音はやや大きめ.静かなほうが好みなのでパーツ交換などで対応できるか尋ねてみようかと思います.外装2速なので内装ギアほどのフリクションロスはないですが、BBやホイールをはじめとしたパーツ交換で改善の余地はありそうです.
店から多摩川に行く途中に20%くらいの急坂(下り)があり、慣れていないこともあって腕に力が入りすぎたせいか翌日まで残る筋肉痛や疲労感が出てしまいました.サドルの角度や位置を調整して様子を見つつ走ったところ、身体の一部に痛みが残るようなこともなくなりました.
2021/04/14
注文から納車されるまで約3週間.なかなか待ち遠しいところですが、その間にあれこれと必要そうなものを購入して準備を進めていました.
FUJIFILM X100V
なにはともあれ鍵.
安い鍵は秒殺で切られてしまうとのことなのであれこれ吟味したのですが、切断されにくい鍵って、重たいんですよね.1kg以上ありますし.折りたたんで持ち運びしやすい自転車を選んだ身としては、あんまり重たい鍵は選びたくありません.軽くて頑丈な鍵という条件で調べていくと「TiGr Lock」という、チタンやブルースチールを使用した鍵が見つかりましたが、サイズが大きくて持ち運びに難がありそうだったので断念しました.
結局選んだのが、ABUSのBORDO LITE MINI 6055/60という製品.そこそこ軽量(約400g)でそれなりに頑丈(本気の自転車窃盗犯には敵わないけど、カジュアル犯が使うようなポケットに入るようなニッパー程度なら防御可能)ということで選びました.
FUJIFILM X100V
難点はそれほど大きくないので、ロックをかけられる範囲が限られること.
自転車のホイールなどにロックをかけておけば乗っていかれることはないのですが、そのまま抱えて持っていかれるというリスクがあります.そのため、防犯対策としては「地球ロック」と呼ばれる、電柱や電灯の柱など移動できない(地球に固定されているもの)といっしょにロックをするのが安全とされています(もちろん邪魔にならない場所でという条件はありますが).ですが、あんまり長さに余裕がないと電柱はおろか太めの柱にも結びつけるのが困難になります.現物を見てから、もう一回り大きめのものにすればよかったかな、とも思いました.でもそうすると重たくもなっちゃうのですが.
FUJIFILM X100V
ブロンプトン純正のバッグ「Roll Top Waterproof Bag 9L Navy」.
収納する荷物に応じて、上部をクルクルと回してサイズを変更できるのが特徴.この手のロールタイプの鞄、結構好きなのです.また防水構造になっているのもポイント.
FUJIFILM X100V
わざわざ高い(そして品薄な)純正の鞄を買わなくても…… と思われそうですが、純正の鞄だと自転車の前面にある「フロントキャリアブロック」と呼ばれるパーツに簡単に鞄を取り付けることができるのです.
一般的なママチャリだと前輪にカゴをつけるので重たい荷物を積むと前輪がふらついて危険なのですが、ブロンプトンの場合は車体フレームに荷物を固定するので荷物の重量にかかわらず前輪はふらつかないのもメリットです.
FUJIFILM X100V
メンテナンス用品としてチェーン用オイル.ヴィプロスの「ロッサーノ」です.
自転車用のオイルとしては多種多様な製品が出ているのですが、「できるだけ静か」「低抵抗」「汚れにくいもの」という条件で探していった結果、これが最適だと思って選びました.
このほかに、メンテナンス用リアスタンド、室内保管用にすのこなどを購入しました.初期投資として細々とした出費がかさみますね.
空気入れや簡易工具は以前に買ったものがあるのでいいや、と思って買わなかったら実際に使ってみると…… というのはまたのちのちの話で.
2021/04/12
ブロンプトン購入に至るまで、その2です.
ブロンプトンは輸入車(イギリス製です)ということに加えて、パーツが特殊ということもあってか取り扱いのある店はそれほど多くありません.探してみると自宅から数キロ離れたところに店があるので散歩がてら(とはいえ買う気満々で)行ってみることにしました.
FUJIFILM X70
窓際にショーウィンドウを兼ねて折り畳まれたブロンプトンが何台も置かれている様子はなかなか興味を惹かれます.
ブロンプトンを見にきたことを告げ、説明を受けつつS2Lを見せてもらうことに.ボディカラーは「テンペストブルー」という濃いめの青.購入候補の色のひとつです.艶消しの色とあいまって、落ち着いた雰囲気です.
ズボンの裾に巻くベルトも借りて試乗してみたところ、2速でも十分じゃないかという感覚でした.急坂は厳しいかもしれないけど、坂がキツければ押せばいいじゃんという方針でシンプルな外装2速を選ぶことにしました.
FUJIFILM X70
購入するモデルは決まったものの、もう一つ悩ましいのが車体色.ノーマル仕様で2021年モデルとして選択可能なのは7色.試乗した「テンペストブルー」、ややくすんだ水色の「クラウドブルー」、それに「オレンジ」あたりが候補だったのですが、シルバーのパーツとの組み合わせが気に入って写真奥の「クラウドブルー」を選ぶことにしました.写真の製品はすでに売約済みで購入者の方の好みでサドルやグリップがカスタマイズされています.サドルやグリップは標準では黒なのですが、こうして見ると明るめの色のパーツが似合う印象です.とはいえ、最初からサドルやグリップなどをカスタマイズするほどの余裕もないので、この辺はおいおい交換していくことにしましょう.
自転車本体と同時に購入したのが次の品々.
・前後ライト
・スタンド
・輪行袋
フロントライトはおしゃれなものもあったのですが、明るさと取り付け位置が優れている純正品「Volt400XC セット」を選択.リアは店員さんのお勧めの「busch + muller TOPLIGHT 2C permanent」を.最近のライトはLEDなのは当然として、充電池が主流なのですね.USB充電して使うというのを聞いて、電池交換を考えなくていいのは楽でいいなと思いました.
スタンドは標準では付属しておらず、ブロンプトン流の駐車方法は写真手前のように後輪を回転させてリアフェンダー上部にある小型の車輪で車体を安定させる、通称「お座り」.店のかたいわく、ブロンプトンを被写体として写真を撮る人や、「ふつうの自転車」として目立たせずに使いたい人はスタンドをつけたほうがいいとのこと.たしかにそれは一理あると思ったのでスタンドもお願いしました.
輪行袋もいろいろなバリエーションがあるのですが、現状として利用頻度が読めないのでかさばるのを嫌って自転車のフレーム内部に収納できるコンパクトな「加茂屋 ALWAYS-JP」を選択しました.
……というのが3月中旬のこと.このご時世、全世界的に自転車の需要が逼迫して生産が追いついていないとのことで店の在庫はゼロ.なので注文だけして3週間ほど待つことになりました.(つづく)
2021/04/11
この憂鬱な状況が始まってから約1年.ようやく先が見えてきたようにも感じられますが、頼みの綱であるワクチンが自分のところまでやってくる兆しはまったく見えず、しばらくは変わらぬ日々が続きそうです.会食の制限はまだいいのですが、旅行など外出ができないのはつらいところです.
そこで、接触機会とは無縁で運動にもなり気晴らしにもなるということで自転車を買うことにしました.
自転車は20年くらい前にビアンキのクロスバイクを購入し、その後ダホンの折り畳み自転車も購入したのですが、ここ10年くらい乗っていませんでした.最後に乗ったのは震災のあったあと.電車の本数が減ったので通勤に使ったのですが、車目線で交通を見るようになっていたので、周囲の自転車の荒っぽさに恐怖感を感じて乗るのを控えてしまい、それっきりでした.
車目線のみならず歩行者の視点からも自転車の運転って怖く見えてしまい、しかも最近は電動アシスト付き自転車が多くなって、勢い任せで突っ込んでくるママチャリに怖い目に合わされたこともあるので、イヤだなと感じることもしばしばあります.
とはいえ、そうした運転とはできるだけ距離をとり、交通量の少ない道路を選んで自転車にもう一度乗ってみようと思ったわけです.
選定にあたっては、
・将来的に旅行ができるようになったときに「輪行」もできるように折り畳みできるもの
・多少高くても気に入ったものを選びたい
・あんまりゴテゴテした装飾やこれみよがしな自己主張の強いものは避けたい
という条件で検討しました.
自転車ってなんかいかにもカッコよさアピール的な感じでメーカーのロゴがフレームにプリントされてるじゃないですか、あれが好きじゃないんですよね.
ということで、ブロンプトンが候補として上がりました.ブロンプトンは以前に折り畳まれた状態のものを見たことがあり、その小ささとロゴなどでは主張しないものの独特の雰囲気が印象的でした.
同じイギリスのメーカーでモールトンというものもあるのですが、あちらはいかんせんお値段が、ということで対象外に.
ブロンプトンの特徴は、フレームは1種類のみ、そこに取り付けるハンドルやギア枚数、リアキャリアの有無でバリエーションが分かれています.フレームが1種類だからか、あとでキャリアを追加したりギアを交換して仕様変更することも可能です.
またギアの枚数やキャリアの有無によって大きく値段が変化するわけでもないので、価格でスペックを妥協するような製品ではありません(というかどれも20万円くらいするので高値安定ともいう).ただし、チタンパーツを使用した軽量モデルは約10万円プラスとなります.
製品には『S2L』『M6R』というような表記がされており、最初のSやMはハンドルの形状、真ん中の数字はギア枚数、末尾のLやRはリアキャリアの有無ということになります.
この3つの要素の中でもやはり重要なのはギア枚数.2/3/6速の3種類があります.
面白いことに
・2速は外装(スポーツ車などのようなハブの外側にスプロケットがある)
・3速は内装(ママチャリのようにハブに内蔵されている)
・6速はその両方を搭載したもの
と仕様が分かれています.
購入ガイドのようなものを見ていると、迷ったら6速を買っておきましょう、とよく書かれています.ギアの上下幅があるので坂道でも安心です、ということなのでしょう.しかし、シフトアップするには外装と内装のギアを交互に切り替える必要があること、さらに外装ギアは走行中に操作しなくてはならないのに対し内装ギアのシフト操作時はいったんペダルを止めないと切り替え不可とのこと.さらにさらに内装ギアは内部抵抗が大きくパワーロスがあるとも.個人的に自転車の面白さというのは人間の身体能力を最大限に引き出せるところにあると思っているので、パワーロスが大きなものには魅力を感じません.ということで必然的に外装2速ギアの製品である『S2L』が購入候補となりました(外装2速ギアモデルは『S2L』しかないのです).
とはいえ、2速ではたして問題ないのだろうか…… という不安は残ります.なので、実際に試乗するべく自宅から近いブロンプトン取扱店に行ってみることにしました.(つづく)