2016/12/25
前回、自転車と衝突したことを書いて以来しばらくブログを放置していて、なんか痛い話をトップに出しておくのもなんなので堀口珈琲でいただいた美味しい食べ物のことでも書いてみます.1年を振り返る記事もそろそろ書かなくては.

FUJIFILM X100T
スタンダードなイチゴのショートケーキ.されどレギュラーメニューではなく、たまに「今日は限定でイチゴのショートケーキあります」とメニューを渡されながら言われる限定メニューなのです.生クリームがこってりとしているのが特徴.
X100TのF2絞り開放で撮影.ピントの合っているイチゴを包み込むようなふわっとした収差がポイント.

FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
りんごのタルト.シャキシャキとしたりんごの食感と酸味は同じく酸味のあるコーヒーがお勧めとのこと.でも酸味の強いコーヒーは自分はどうも苦手で.たまに試すのだけど、次は深煎りのにしようと思ってしまいます.
X-Pro2のテストも兼ねてXF35mm F1.4をつけて撮影.あんまり食べ物を撮るときには使わないフィルムシミュレーション「クラシッククローム」で撮影.美味しそうにはあんまり見えませんが独特の落ち着いた雰囲気は嫌いではないです.
FUJIFILM X70
洋梨のタルト.りんごのタルトに比べて甘みも強く濃厚なので、重めのコーヒーと合うような気がします.店としてのお勧めはフルーティーさを合わせるということで軽めのものだったかな.
撮影の設定を変えてみようということで、フィルムシミュレーションを「ASTIA」に、カラー、シャープネス、ハイライトトーン/シャドウトーンをいずれも+1に、ダイナミックレンジを400%にして濃厚でくっきりとした色調に.
FUJIFILM X100T
和栗のモンブラン.飲み物は趣向を変えてハニージンジャーカプチーノ.クリスマスとは縁のない生活を送っている自分ですが、思わぬところでメリークリスマス.
撮影設定は上記のX70と同様に.メリハリの強い画像はデジタル臭さが強調されるので好みが分かれそうなところですが、私は好きですね.
FUJIFILM X100T
カップの柄がキリンっぽいのがいいですね.
2016/12/06
いつものように出社するために駅に向かって歩いていたときのことでした.
向こうから自転車がやってきました.高校生と思われる服装、そしてそれほど高いものではないけれどスピードの出るロードバイク.ハンドルはフラットバーだったかもしれません.
自転車とすれ違うのは別に珍しいことではありません.ただ、他の自転車と違っていたのは、乗っている高校生がまったく前を見ていないこと.なにに気を取られているのかわかりませんが、ずっと右を見ていました.
これ、まずいなと思って逃げ場を探しましたが車道と反対側は民家の壁があって避けるスペースがありません.立ち止まったのですが、直前まで先方はこちらの存在に気付かず、そのまま真正面から衝突しました.自分は民家の壁にぶつかり、相手は道路に自転車ごと倒れました.痛みを感じながら自分の服を見たら、パンツに自転車のチェーンの跡のような油が数十cmにわたってついていました.衝突したあとで自転車に上から乗られたのでしょう.
自分の怪我の状況を確認しつつ、ああ服がダメだなと思い、並行して相手にどう声をかけるべきなのかと考えあぐねていたところ、先方はこちらの様子を伺いつつ去ってしまいました.逃げられた…… と思っても後の祭りです.
パンツだけでなく、コートも壁の塗料が擦りついてしまい汚れてしまい、このままでは会社に行ける格好ではないのでいったん自宅に戻り、着替えをして貴重な朝の20分をロスしてしまいました.自転車のチェーンの油は普通に洗濯しても落ちないので、コートも含めてクリーニングに出さないとダメでしょう.怪我をした上に出費とはつらいところです.
怪我の状況ですが、外傷としては左手にやや深めの擦り傷、左膝に浅めの擦り傷程度ですが、衝突時に力が入ったのか、翌日になって肩などにやや筋肉痛のような張りを感じました.
あとから振り返ってみてとれる対策を考えたのですが、ぶつかる前に声を上げるとか、片側が壁ならリスクを冒して車道側に逃げるとかぐらいであんまり有効策はなさそうです.改めてこの手のもらい事故の怖さを痛感しました.
自転車といえども、当たりどころが悪ければ死ぬ可能性もあるわけで、気をつけていただきたいものです.
2016/12/03
FUJIFILM X70
富士フイルムのレンズはどれも素晴らしい.けれど、たまにはちょっと変わったレンズも使ってみたい…… とは、以前にINDASTAR-69のときに書いた文章ですが、もうちょっと別の世界のレンズを使ってみようということで、ライカMマウントアダプタを購入し、同時にVoigtlanderのCOLOR-SKOPAR 25mm F4Pを購入しました.
COLOR-SKOPAR 25mm F4Pはすでに販売終了になったレンズなので、今回は中古品を購入しました.型番の末尾につく「P」はパンケーキのPで薄型レンズであることを示しています.
FUJIFILM X70
Xシリーズには富士フイルム純正のMマウントアダプタが用意されています.Xシリーズが登場し始めた頃に、まだXマウントレンズのバリエーションを補うためにリリースしたのではないかと言われているこのマウントアダプタ.とはいえ未だに発売されていますし、サードパーティのマウントアダプタではできない特殊な機能が搭載されています.
まず、マウントアダプタ自体に電子接点が付いており、カメラ側が自動的に「レンズなしレリーズ」モードがオンになり、そして上面から見て左側にあるボタンを押すことでカメラのメニューを遡らなくても使用するレンズの焦点域を設定する画面を表示させることができます.
さらに、専用の機能として、歪みや周辺減光の補正、さらに画面の四隅それぞれに色ズレなどを補正する機能も搭載されています.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
このような被写体だとどうしても歪みが気になります.
そのままで撮るとタル型の歪みの傾向があるのでカメラ側設定の歪み補正を使って補正をかけ、周辺減光についてはあえて強調する方向に設定をしました.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
1段絞ってF5.6で撮影.バイクや自動車のヘッドライトに強めの光芒が出ています.
光芒については好みが分かれるところですが、自分は好きですね.ただ、その後でクリスマスのイルミネーションを撮影したりもしたのですが、出るときと出ないときがあって、どうもまだ癖がつかめていません.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
最短撮影距離は50cm.このカメラが寄れないのではなく、Mマウントの特性として近距離撮影が苦手なのでレンズ側も近接撮影に対応した設計がされていないのです.なのでテーブルフォトなどには向いていません.
散歩の途中でたい焼きを買ったのですが、手をいっぱいに伸ばしてようやく撮影できる感じです.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
フィルムシミュレーションACROSで撮影.
たい焼きの写真もそうですが、絞り開放値がF4なので被写体によっても背景を大きくぼかすのは苦手です.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
豪徳寺にやってきました.招き猫発祥の地(のひとつ)と呼ばれているだけあって、招き猫が大量に奉納されています.
フルフレーム対応のレンズをAPS-Cフォーマットで使っているので四隅の像の流れなども気になりません.下側のほうにいる招き猫が緑っぽくなっているのは色ズレなどではなく、古くなって汚れや苔のようなものが付着しているものです.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
撮影途中でレンズ設定が28mmになっているのに気付いたので25mmに変更.その関係もあって、これだけ周辺減光が強めに出ています.
薄曇りで紅葉も終わりかけなのでフィルムシミュレーションをVelviaにして色合いを派手めに.
このような空をバックにした撮影で明暗差が大きい状態で絞り開放で撮影すると、エッジ部分にパープルフリンジが少し出ます.1段絞るとほぼ解消します.
街歩きでスナップするには良さそうなレンズですね.絞り開放値がF4ということもあって被写界深度があるので、被写体を見つけたらレンズの深度目盛りを見ながら目測スナップするような撮り方にも向いていそうです.
次にMマウントレンズを買うとしたら、これとは性格の異なる、背景をぼかせられそうな絞り開放値がF1.4などのレンズを使うと使い分けができて楽しそうです.こうしてレンズ沼というものにはまっていくのですね.
2016/11/28
映画『不思議惑星 キン・ザ・ザ』を観に行ってきました.
『不思議惑星 キン・ザ・ザ』は最近の映画ではなく、ちょうど30年前、1986年のソ連映画です.映像がリマスタリングされたのを機に再上映されたというわけです.
ジャンルとしては、SFであり、シュールなコメディであり、Wikipediaによるとディストピア・コメディなんて書かれていたりしますが、なんとも形容しがたい映画でした.自分がこの映画を知ったのも、SF映画でカルトとかマニアックと呼ばれるようなものを紹介した記事でこの映画が紹介されていたのがきっかけです.以前から一度観てみたいと思っていたところに、下高井戸シネマが1週間ほど上映するというので、この機を逃したら次はいつ見れるかわからないと、出かけてきました.
主人公マシコフとゲデバンは、地球に迷い込んで街角に裸足で立っていた宇宙人の持っている機械のボタンを押してしまい、別の星に飛ばされてしまう.そこでは幾つかの言葉以外は罵倒を意味する「キュー!」とそれ以外のすべてを示す「クー!」という言葉しかなく、鼻に鈴をぶら下げて奇妙なポーズをとるばかりで何を言っているのかすらさっぱりわからない.ここからどうやって地球に帰るか…… というのがあらすじなのですが、話が珍妙すぎて理論的な思考では太刀打ちできません.ソ連では公開当時1,520万人もの人が見たといわれていますが、ソ連の人たちの感覚ではこういう映画が好きなのでしょうか.それとも他に娯楽映画が少ないのか……
社会主義や管理社会を皮肉った作品という見方もあるようですが、社会主義国家に詳しくない自分としてはそもそもどこをどう皮肉っているのかもよくわからない感じではありました.ただ、身分証明書がないと旅行にすら出れなくて手ぶらなのをごまかすために「証明書はガイドに預けてしまって、はぐれたんだ」とか言ってみたり、丁重に扱って大使館に連れて行くようにとかいう台詞なんかはソ連っぽいなと思いました(自分の中の妄想するソ連ですが).
ではこの映画、面白いかどうかというと、なんとも判断がつきづらいです.少なくとも万人には勧められないけど好きな人にはたまらない.まさにカルトそのものといった映画です.
2016/11/20
FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
メジャーな観光地でそれほど遠くないのになぜかほとんど訪れたことのない、箱根.
観光もさることながらドライブが楽しめる場所でもあります.2週間ほど前にエヌ氏のRCZでドライブに行ったところ、これが思った以上に楽しくて、新しいレンズを入手して被写体を追い求めているエヌ氏とも意見が一致したところで自分のロードスターでドライブに出かけてきました.
FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
渋滞に巻き込まれないようにと暗いうちから出かけたところ、前日までの雨のせいか霧が立ち込めていました.
ターンパイクを登って展望台に着いても、芦ノ湖にも霧がかかってほとんど見えない状態.陽が当たって暖かくなってくるにつれて、徐々に見えてくるようになりました.
FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
車好きが多く集まる場所らしく、珍しい車が多いです.ギャラリーとして駐車場を見て歩くだけでも楽しめます.
FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
マツダがネーミングライツ権を持っていることもあってか、グッズ売り場が用意されています.
以前から欲しかった、ターンパイク限定のNDロードスターのミニカーを購入.色はもちろんブルーリフレックスマイカ.一緒に「人馬一体」湯のみも.
冬場は路面の凍結もあるようなので朝早くはちょっと危ないかもしれませんが、また訪れてみたい場所です.